TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
【 太 中 単 発 集 】

一覧ページ

「【 太 中 単 発 集 】」のメインビジュアル

【 太 中 単 発 集 】

14 - 【 太 中 】メ イ ド ラ イ ン

♥

521

2022年05月08日

シェアするシェアする
報告する

◤◢◤◢ 注 意 ◤◢◤◢ こ の 投 稿 に は 文 豪 ス ト レ イ ド ッ グ ス の 太 宰 さ ん と 中 原 さ ん の カ ッ プ リ ン グ 要 素 が 含 ま れ て い ま す 。 ※ 中 原 さ ん が 女 装 し ま す ※ 刺 激 強 め で す ( 当 社 比 ) そ れ で も い い よ ! っ て 方 は ど う ぞ ‪.ᐟ‪

メ イ ド ラ イ ン

中也

……はぁ…

深夜、中也は目の前に広がる真っピンクの部屋に溜め息を深く深く吐いていた。

溜息を深くさせるのはこの部屋と、自分が着ている服に問題があるからだ。

大量のフリル、大きなリボン、ふわふわとしたスカート。まず、間違いなく男性物の服装では無い。

メイド服…

中也

…はぁぁ……

目の前のベッドに倒れ込む、顔全体が布に包まれる

いくら潜入任務とは言え、流石にこれは無いだろう。

このメイド店に入った構成員の何人かが行方不明になっているとの情報で、真相を調べるべく潜入任務を遂行する為、臨機応変に対応出来る人物を選抜した結果。何故か俺に任務が回ってきた。

何で俺なんだよ……

力があり、異能力があるとて男だぞ?もう十七にもなると言うのに。流石に筋肉量でバレるだろう

声の低さは定期的にヘリウムガスを吸って誤魔化し、足は出来るだけ細くなるタイツを履いた。ガーターにしろと何度も言われたが。腕は隠せなかったが、何故か男だとバレる事は無かった。筋肉質な女子だと思われたのか、どうなのか…

中也

どちらにしろ、バレずに済んだことが不幸中の幸いだろう

サワッ

中也

ッ!?//

太宰

はぁ…やっぱり胸ぺったんこだね、君。

後ろ、メイド服の隙間から胸を触られている。と分かった瞬間、振り返りメイド服に隠していたナイフを左手で掻き切った。

中也

ッこの変態クソ野郎!!何処から入ってきやがった!!!

太宰

いきなり切りかかろうとするだなんて、此処のメイドはどうなってるんだい?

太宰

折角見に来てあげたのに…

中也

勝手に入ってくるんじゃねぇ!!分かってんのか!?俺は今潜入任──!

太宰

分かってないのはそっちでしょう?

中也

はぁ…!?

太宰

ここはメイドの下宿場、

中也

それがなん──

太宰

──あんな大きな声出して、大丈夫なのかなぁ?

中也

っ!!

しまった…!!

コンコン

中菜、居る?大きな声したけど大丈夫?

中也

…っ

ヘリウムガスの効果はもう切れている。何処だ…何処だヘリウムガスは…!

太宰

…はぁ

太宰にヘリウムガスを手渡される

なんでお前持ってるんだよ…と思いながら急ピッチでヘリウムガスを吸収する。

中也

……スゥッ

中也

え、えっとだいじょ─ヒッ!?//

中菜?

後ろからメイド服の隙間に手を突っ込まれ胸の飾り物を弄られる。

太宰

ふふ、

中也

ッ!!//

此奴…殺す──!!!

大丈夫なの?

中也

だ…ッ大丈、夫…!!

なんか声苦しそうだけど…

中也

はぁ…ッへい…き、だから…ッ!!

太宰

クリッ

中也

ァッ!!//

中菜!?ねぇ!本当に大丈夫なの!?

中也

ン…ッァ…っ/

太宰

ほら、ちゃんと答えないと変に思われちゃうよ?

中也

チッ…!!//

中也

だ、いじ…ょうぶ…だから…っ!!

大丈夫なら良いんだけど……本当にやばかったらすぐ呼んでね?

中也

う、ぅん…

太宰

ふふ、よく出来ました。

中也

はぁ…っ…こ、ろす……ッ

中也

早く…っ手どけ──

クリッ

中也

ンァッ!?//

太宰

僕がここに来た本当の理由はヘリウムガスの調達、まぁ予想してたより減っていなかったけれど

中也

だざ…ッやめ──!!//

太宰

…メイド姿で潜入任務なんて、さぞかし知らない男相手に愛嬌振舞ったんだろうね?

中也

…しかた、なッ

グリッ

中也

ッぁぁァぁあ──!!//

太宰

うわぁ…胸だけでイくなんて、君メイドより風俗の方が向いてるよ

中也

はぁ…っ…はぁ…うる、せ…

太宰

さて、愛犬を愛でた所で私は帰るとするよ。潜入任務頑張ってね、中也♪

中也

死ね……っ!!

ちょっと!!中菜開けて!!大丈夫じゃないよね──!?

ガチャ

中也

はぁ…っ平気だよ…

ちょっ…ちょっと中菜...服凄い乱れ──

あ…もしかして一人でお楽しみ中だった?

中也

いや…ちが……

ごめんごめん!気にしなくていいから!!

ガタン

中也

……

誤解をされた気がする…

潜入任務の結果、俺がしれを切らしてメイド喫茶の従業員を少し脅しただけで真相はあっさり解明された。

構成員が失踪した、監禁された。と見せかけ仕事をサボりたかったらしい。どうやら、一人の構成員が此処の従業員と関係にあり、恋人の頼みなら仕方ないと数人の構成員が下宿で泊まらせて貰っていたとの事。このメイド店に指定したのは、多分そういう事だろう。

他言無用だったという話だが、案外直ぐに吐いた為。潜入任務は二日で終わった。

中也

首領が処罰は無しでいいと申したからお前らは呼吸出来てんだぞ?分かってんのか?

も、申し訳ございません!!

中也

ったく、その歳でズル休みとは、随分愉快だなァ手前らは…これから厳しく指導するから暫く家に帰れると思うなよ。

はい……

は…はい……

……

あの喘ぎ声とあの声……間違いなく中也さんと太宰さんだったよな…

中也

おい!聞いてンのか!!

は、はい!!!

構成員の中で、太宰治と中原中也は付き合っているのではないかと云う噂が広まり始めたのは、あと数日後の話である。

太宰

ふふ、やっぱり中也をメイドに推薦にして良かったー!

中也

おい太宰聞こえてんぞ!!!

終わり

【 太 中 単 発 集 】

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

521

コメント

4

ユーザー

ニヤニヤが止まらない…最高ですね()

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚