春風が吹き、不思議と春が来たのを 急かされている様に感じた。
皆が一人一人門を抜けていく。
中にはもう誰かに話しかけて、 話しかけられて、
仲良くなっている人も少し居た。
桜が舞う門を通る入学生を見て、 私も馴染めるのかと不安に思った。
私は今日、
高校生になる。
窓が空いており、カーテンが ふわりと靡き、
優しい風が吹き込む。
クラス発表等が終わり、自分の教室に 着くことが出来た。
席に座っているまま、ふぅ、と 誰にも聞こえない程度に溜息をつく。
自己紹介があるらしい。
出席番号順に皆が一人ずつ席を立ち、 軽い自己紹介を始める。
私は真ん中辺りなので、大分 ましな方ではある。
ただ、人とのコミュニケーションを 取るのが苦手な私は、
一人で淡々と話して終わる様に するのは難しい。
そうこう考えてるうちに、段々自分の 番が迫ってくる。
先生に次、と声を掛けられて
そっと立ち上がる。
瀧川 璃夜
瀧川 璃夜
それだけで終わり、 ゆっくりと席に座った。
本来、他の人達は好きな物等は話して 居るが、自分には到底出来ない事だった。
先生にもそれだけで大丈夫か、と 聞かれたが、小さく頷いて返した。
瀧川 璃夜 𝐩𝐫𝐨𝐟𝐢𝐥𝐞
瀧川 璃夜
注意…⬇
このお話は恋愛系です。そして
不穏です。
この物語は完全二次創作です。
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コメント
7件
ねえねえ聞いて!4桁いった!!! へなちゃんで合ってるよね…? 違ったらごめんなさい、 でも!すっごくいい作品だと思います!それに、不穏で恋愛系は僕のラブなジャンルですしね😊 続きまってます!