よもぎさんのコンテスト 本人に関係は無いです
時間帯は真夜中ですッ
き つ ね
ポタポタと滴り窓に張り付く雫を眺めて君は言う
ね こ
日曜日の夕方 君と会話を交わす
雨音が鳴り響く家の中で 机に筆を転がすような 音が微かに鳴る
ね こ
見下ろすような体制でそう言葉を発す
き つ ね
焦る様な口調で訴える君はあわあわとしている
ね こ
書いてあった物
白紙
何も無い色合いが紙の上に広がる
期待したのを嘲笑うように風が窓を叩く
き つ ね
ね こ
き つ ね
ね こ
謝って欲しいわけじゃない
期待した自分が悪いんだから
ね こ
空白めんどいんで辞めます
き つ ね
パァっと顔を太陽が反射した頬をこっちに向ける
ね こ
き つ ね
梅雨の季節に合わぬ単語を発する
ね こ
あいにくこの近くには海がない
き つ ね
にへっと笑いかける その姿はまるで海の光の擬人化
ね こ
ね こ
き つ ね
心配そうに眉を下ろしそう訴えかける
それが可愛くて思わずにやけてしまう
き つ ね
ね こ
好きとか可愛いとか 不器用な言葉は言えないけど
ね こ
通常に接していける
き つ ね
君は今日も笑ってる
き つ ね
雨のせいで水位が高い海の冷たさに悲鳴をあげる
ね こ
き つ ね
急に話をふっかけてくる君も
君らしい
き つ ね
き つ ね
ザアアアアア…
波の音に君の声が流されて
ね こ
夏の前の少々冷たい風が頬を撫で
き つ ね
き つ ね
別れる
ね こ
き つ ね
ね こ
そう言うと君は深い海の方へ
ゆったりと
歩いてゆく
ね こ
ね こ
き つ ね
そう言って君は波へ
海へ落ちていった
最後に夏の水色の髪をゆらりと浮かばせて
冷たさ等を感じぬ水に
ぺたりと座り込む
大切な人
いや
大好きな人
が無くなったこの世界は
1人で
孤独で
自分だけが切り離された世界で ふと思い出した
白紙
コメント
8件
白紙(文字が何一つ無い) 部屋(一人しかいない) どっちも孤独を表してる気がする…
え、、好きすぎる✨ 桃水と言う推しペアやしもう好き✨ コンテストに参加してくれてありがとう!!