凛
いつもと同じ朝を迎えた。
凛
いつもと同じ憂鬱を感じた
凛
何度も何度も繰り返す日々に飽きが来ていた。
凛
不快だ。
凛
脱力感と
凛
倦怠感と
凛
嫌悪感で
凛
解決できないことを解決するために動かせるのは脳くらいだ。
凛
だが、そんなもの程度が知れていた。
凛
考えるよりも先に体を動かすことなんて滅多にないし
凛
それこそ、辛い思いのために
凛
考えるよりも体が動く方がおかしい。
凛
散々言われてきた。
A
どうしてお前はいつも
凛
に対して特に反論もないし
凛
むしろ「どうして」なんてこっちが聞きたい。
凛
自分を正当化するための行動なんて
凛
とっくの昔にやめてるよ
凛
むしろ一丁前に自分の
凛
愚かさや惨めさに従順になっている
B
幸せになりたい!
凛
そんな事考える前に、
凛
一旦「今をどうにかしてくれ神様頼むぜ」って
凛
想っては、また布団に包まっている
凛
ポジティブでハッピーでパワフルな言葉だけで全人類前向きになれるなら、
凛
多分争いなんてないし、笑顔笑顔万歳なんだ。
凛
今を生きれているからそんな大層なこといえるんだろ。
凛
とか言って捻くれて楽しそうな人嫌いモードになる
凛
わかってるわかってる。
凛
僕が悪いんだよ。
凛
知ってる知ってる
凛
って結構本当に理解はしているけど
凛
毎回「どうして」に戻ってくる
凛
色々考えてみたけどやっぱり
凛
スタートでミスってるし、今更どうしようもない
凛
ここから努力するくらいならさ、
凛
ほら、
凛
ね。
凛
そんな事を何度何度考えて、
凛
頭の中で何人の自分を手にかけてきたのか
凛
分かったもんじゃない
凛
一体いつまで。
完結