仁香
あ、、、
後ろにいたのは、目が血ばさった
仁香
由香、ちゃん?
由香
おかあしゃん・・・
仁香
手に、何もって…
由香が手にしていたのは、包丁だった。
仁香
い、いやっ!!!
仁香
(逃げないと!!)
仁香
はぁはぁ
由香
待ってよーーーーーー!!
仁香
来ないっで!
由香
おかあしゃん…一緒にいてくれるってぇ言ったよねぇ
仁香
いやだ!!!!!!
由香
酷いよぉ
仁香
(なんで赤ちゃんなのにこんなに走れるの!?)
仁香
(顔も…)
仁香
(気持ち悪いほど目が大きく出てて…)
仁香
(口が裂けてる!!)
由香
待っててばぁ
仁香
いやだいやだ!!
仁香
来ないで!!
仁香
(あの時、お母さんの言うことを聞いていれば…結月の言うことを聞いていれば…)
仁香
(千秋も……)
千秋は、私が休んでる間、ずっと心配してたって…
お母さんも死ぬ前、私が死んでしまうことを注意して死んでいった…
仁香
ごめん…
仁香
千秋、結月、お母さん……
仁香
(もう二度と間違えないから…間違えないで生きるから…)
仁香
(許して!!!)
由香
おかあしゃん…
由香
待って、、、
由香
よ
私がゆっくり少しだけ振り向くと
包丁が飛んでくるのが見えた
ごめんね、みんな