僕だけのもの

僕達の学校には、"クラス"という名前で 区切られています。 アニメなどでよくある寮みたいなもの、 クラスは三つ

ヴェント　 色:紫 特徴:自由気ままで、 面倒くさがりな人が多い。 アミクス 色:緑 特徴:忠実で、気が強い人が多い。 ヴェリス 色:青 特徴:真面目で誠実、だが劣等生が多い。

これらを決めるのは広間の奥にある、 瑠璃色の宝石のような 水晶に触れる必要があります。 水晶に触れると、瑠璃色が紫や緑、 青色へと変化するのです。

他の生徒もぞくぞくと水晶に触れ、 しばらくして 皆のクラスが決まったようです。

皆それぞれのクラスの場所に移動し、 クラスの人と馴染んでいました。

教室の扉を開けた瞬間目を疑いました。 教室があまりにもデカすぎる。 他のクラスと混交してやるとは 聞いていましたけど、ここまでだとは 思いませんでした。

声がした方を見ると、 さっき一年生を誘導していた先生でした、

少しして、キーンコーンと、 鐘の音が響きました。 そしてその音と共に入ってきた人が一人。

あの時ぶつかったあのでした。 なんという奇跡でしょうか、 アニメの世界みたいです。 あの時は時間が無かったので そこまで見ることは 出来ませんでしたが、 青の制服を着ているということは どうやらあの子はヴェリスクラス のようです。

僕が話しかけたら、 ひどく驚いていました。 そんなに怖い顔してますかね？

授業終わり

話しかけて来たのはなんとも可愛らしい 小さな男の子でした。 髪は灰色で所々ウェーブがかかっており、 柔らかくふんわりしています。 そして特徴的なフード、なんで猫耳が 付いているんでしょう、 付けたんでしょうか？しかも猫耳に ピアスしてますし、これ校則違反に ならないんですか？ わからないんですかね？ 一年生ですか？いや、一年生だとしても 小さいですが、 150cm行ってるんでしょうか？

話し方と色で分かりますが、 あの子はヴェントクラスのようです。

第1話はこれで終わりですが、 ここで問題です、 天使のような白い髪をなびかせ、 悪魔と天使が目の中に居るような 赤と青のオッドアイで、 見たら誰もが惚れる人はだれでしょう。