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麗華

おはよー

竜胆

おはよー

麗華おはようニコッ

麗華

お、おはよぉ...//

かわい♡

麗華

うるさい//

春千夜

......

麗華

はるちおはようニコッ

春千夜

....おぅ

首領(マイキー)

今日の会議は蒼龍組(そうりゅう)に関してだ

ココ

蒼龍組てあの日本でトップクラスに入るぐらいデケェ組ですよね?

首領(マイキー)

あぁ。

首領(マイキー)

その蒼龍が最近ウチのしまで暴れてるのは知ってるか?

鶴蝶

あぁ。少しだが

首領(マイキー)

最近はしゃぶの取引もしてるみたいでな

首領(マイキー)

あまりこちらとしては宜しくなくてな

首領(マイキー)

うちの島で暴れられてると知ってはじっとしてられねぇからな

首領(マイキー)

明日1度そこの組長と話をしようと思う。そこで話が成立しないのであれば.....潰す

ハハッ喧嘩売るって訳ですか

竜胆

まじかよ笑

春千夜

さすがマイ...首領!!

麗華

蒼龍......

首領(マイキー)

ん?どうした?麗華

麗華

あの、その話し合い私にさせてくれませんか

ココ

は?お前何言ってんのか分かってんのか?

鶴蝶

そうだぞ?お前には危ない

麗華

大丈夫、蒼龍てうちの実家だから.....

鶴蝶

そうか、実家か

鶴蝶

.......は

麗華以外

はぁ?!

竜胆

どどどゆことだよ?!

ココ

お前!さてはスパイか?!

おおおおおい、コココココッシー落ち着け??

ココ

おい、俺は椅子じゃねぇ

麗華

みんな落ち着いて?

首領(マイキー)

どういう事だ?

麗華

......

麗華

うちの過去の話からになるけどいい..?

首領(マイキー)

あぁ、話してくれ

麗華

うちは昔ね

うちの親は俗に言う"ヤクザ"の 組長だった

マチ

お嬢朝でございます

麗華

ンア?

麗華

おはよう。マチ

マチ

おはようございます

マチ

旦那様方がお待ちです

麗華

わかった

マチは私のお世話係だった

とても優しくて、私の味方だった2人のうちの1人

麗華

父さんおはようございます

組長

組長と呼べといってるだろう

麗華

はい、すいません。組長

達也(兄)

チッ おせーんだよ

麗華

ごめんなさい

裕也(弟)

ねぇさんおはよう

麗華

裕也おはよう

私には兄と弟がいた

母親は私が物心着く前に他界した

この世界で生まれた私は家族から女だからという理由で忌み嫌われていた

そんな中唯一味方で居てくれたのが マチ、そして弟の裕也(ゆうや)だった

弟の裕也は優秀でこの世界で生きていく上でもこの上なかった

そんな兄達也は弟を誇らしく思っており いつも裕也には甘かった

そんな裕也も兄達也を慕っていた

麗華

失礼します

達也(兄)

あぁ

麗華

兄さんなんの御用で?

達也(兄)

お前また人を殺せなかったそうだな

麗華

.....すいません

バコッ

達也(兄)

これだから、女は.....

麗華

ッ~~

達也(兄)

お前いっその事死ねば?

達也(兄)

正直邪魔なんだよな〜

麗華

.......

達也(兄)

なんか言えよっなっ

ドゴッバゴッ

麗華

ごめんなさい。ごめ、

達也(兄)

もう、用はないでてけ

麗華

はい.....

与えられた事を上手くやらない私に対して兄はいつもイライラして私を殴る

そんな事をされていると分かっている父さん(組長)とその周りの部活達は見て見ぬふりをしていた

麗華

.......

麗華

もう、涙すら出ないや フッ

もう、何年笑ってないだろう

そんなに覚えていないが母が生きていた頃はよく皆から可愛がられていた

母が亡くなってからだろうこうした環境になってしまったのは

もう、慣れてしまったけど....

裕也(弟)

ねぇさん入るよ

麗華

裕也...

裕也(弟)

大丈夫?怪我みして

麗華

いいよ、これぐらい...いつもの事でしょ

裕也(弟)

だめ

麗華

.......

裕也(弟)

はい、出来た

麗華

ありがと

裕也(弟)

....ねぇさん

裕也(弟)

俺は姉さんの味方だからね.....

麗華

うん、ありがとうニコッ

こんなのも作り笑いだ

そんなある日事件が起こった

麗華

母さんの部屋....入ったてバレたら父さんに怒られるけど....

私はこんな生活の中母さんの部屋で母さんを思い出す時間が好きだった

麗華

母さん......

カタッ

麗華

え、何ここ。

隠し金庫だった

麗華

ちょっとだけ.....

麗華

何....これ.....

私が見たものは母さんの"遺書"だった

数枚の遺書があり、全て家族宛だった

麗華

麗華へ?うち宛....

麗華へ これを読んでいる頃にはもう母さんいないかな? 母さんね、麗華がお腹の中にいるって知った時とても嬉しかったよ それと同時に悲しい事が分かったの。 末期のがん 母さん麗華が産まれたらすぐお空に行っちゃうかもしれないんだって。 ごめんね 3人のすくすく育つ姿が見たかった.... こんな世界で産んでごめんね。 でも母さん父さんの事すごく好きなの。 あの人あぁみえて凄くいい人なんだよ? 分かってあげてね ずっと傍に居てやれなくてごめんね 寂しい思いさせちゃうね お空に行っても麗華と達也、裕也の事大好きだからね こんな母さんでごめんね 母さんより

麗華

なに....しらない...こんなの。

麗華

なんで....父さんは...これを私に教えてくれ無かったの

そう綴られた手紙には涙の跡であろう 文字が滲んでいた

麗華

兄さんはこの事っ

麗華

兄さん!入ります

達也(兄)

あ?

麗華

兄さん、実は母さんの部屋でこの遺書みつけて....

達也(兄)

おまっ、入ったのか....

麗華

すいません。

麗華

あの!この事知ってたんですか?

達也(兄)

....

麗華

なんでとか言ってください!

達也(兄)

....せ....だ.....

麗華

兄さッ

達也(兄)

お前のせいだ!

麗華

ッ?!

達也(兄)

お前なんか出来なければ母さんは今でも生きていたはずなんだ!

達也(兄)

なんでお前なんだ....

達也(兄)

なんでお前が生きてんだよ!!

麗華

そんな、

達也(兄)

し....てやる....殺〇てやる!!!

ガッ

麗華

グァッ兄さ....ん...やめ....

ググググク

達也(兄)

お前なんか、お前なんかッ

麗華

やめてッ

ドンッ

達也(兄)

てめっ

麗華

ハァハァ

麗華

こないで、ごないで!

私はその時目に付いた兄の部屋に置いてあった刀を手に取った

麗華

やめて!

ドスッ

達也(兄)

は.....ゴフッ

麗華

え.....

そこには大量の血が散らばっていた

私は恐怖と死に恐れ兄を刺していた

今まで人を殺めたことが無い私は頭が真っ白になった

そこからはあまりの動揺で覚えていない

麗華

それからすぐ私は誰からも気づかれないよう家を出たの

麗華

多分、裕也も私を恨んでるよ....

麗華

だから、マイキーお願い

麗華

父さんと裕也と会って話がしたい

麗華

お願いします

首領(マイキー)

......

竜胆

麗華....

鶴蝶

でも、お前が行ってもしもの事があったら

麗華

大丈夫、その時はその時、覚悟は出来てる。手加減しない

麗華

もう、ここに来て数年が経つんだから

麗華

昔の私じゃないよ

首領(マイキー)

わかった

竜胆

いいんですか?!首領

首領(マイキー)

あぁ。元々お前らを敷地内に潜ませる予定だ

首領(マイキー)

もしもの場合が起こったら....

首領(マイキー)

お前ら、麗華の身内であってもやれ

竜胆

はい

春千夜

了解

麗華、俺が守るから

麗華

ありがとう蘭ちゃんニコッ

麗華

マチにも謝らないとな.....

麗華....

マチって人にも会えるといいなニコッ

麗華

うん

ココ

まさか、麗華にこんな過去があったとはな....

鶴蝶

辛かっただろ((ヨシヨシ

鶴蝶

泣いてもいいんだぞ

麗華

ッ~~~

麗華

ばかっ、泣かないわよ

ギュッ

麗華

?!

麗華...大丈夫だ....

春千夜

......

麗華

ポロッ

竜胆

お前泣いて....

麗華

ばかっ!な"い"てない"!

竜胆

ハハッ 本当強がりだな笑

((ヨシヨシ

麗華

(あぁ、昔母さんがいなくなる前、私が泣いてると兄さんがこうして撫でてくれたな。)

麗華

(大きくて安心してどこか...)

麗華

兄さ....

麗華

スースー

麗華

ガクッ

おっと、寝ちゃった

ココ

兄さんって....

竜胆

ちょっと後悔してるとこがあるんだろうな.....

首領(マイキー)

昔の辛い事を話してくれたんだ。気が抜けたんだろ

首領(マイキー)

部屋に運んでやれ

はい

首領(マイキー)

お前らも明日に備えてゆっくり休め

春千夜

はい

鶴蝶

了解です

竜胆

兄貴俺も一緒に行くよ

おう

バタン

春千夜

......麗華....

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