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パオズ
パオズ
パオズ
パオズ
最近、アーサーさんが隠し事をしていらっしゃるように伺えます。
菊
アーサー
菊
私がお盆を部屋にお持ちすると、見ていたスマホを咄嗟に隠し私の言葉に応じられました。 この頃はこういった反応が多く見受けられます。
菊
色々な可能性や考えが頭の中をぐるぐると這いずり回って、心配になってしまいます。ですが臆病な私は本人に聞くこともできずただ見過ごす事しかできませんでした。
アーサー
菊
菊
菊
アーサー
アーサーさんはスプーンを止め口いっぱいに頬張りながら私を上目遣いで見つめました。いつもの事ながら、ご飯を幸せそうに食べるのが愛おしくて、でもそれがもうすぐ壊れてしまうのかなと少し過剰に考えると胸が苦しくなります。
菊
菊
アーサー
菊
アーサー
アーサー
菊
アーサー
菊
アーサー
菊
アーサー
アーサー
菊
アーサー
菊
考えもしませんでした。私が嫉妬だなんて。あの胸のぐわんとした不安は嫉妬心だったのですね。やっとこの感情の名を知ることができました。
それより、ちゃぶ台に肘をついてニヤニヤ微笑む彼が暴力のような可愛さで、近いうちに誰かに寝盗られないかが心配なのですが。これも嫉妬でしょうか。それとも…
菊
アーサー
アーサー
菊
アーサー
そう言ってアーサーさんは私の隣へかけ寄り、隣に座られました。そして私の耳に小声で、
アーサー
と。
菊
アーサー
彼は、吐息混じりの囁きに切り替え、もう一度私の耳元で…
アーサー
菊
アーサー
菊
先ほどのお言葉を伺い改めてもう一度彼の方へ向き直って見ると、彼の座り方や呼吸で上下する肩、真っ赤な顔に仕草、耳にかかった髪までもがいやらしく見え、くらくらとした衝撃を覚えました。
菊
アーサー
菊
アーサー
菊
アーサーさんに叫ばれ、人中の辺りを指で掬いとってみると、生暖かい赤黒く染まった液体が。
菊
菊
アーサー
菊
アーサー
アーサー
パオズ
パオズ
パオズ