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3件
❤100にしました!
やっばばば。泣きそ
天の声可愛い(*´∀`)
ハヤト
ハヤト
ハヤト
−数ヶ月前−
タク
トモヤ
タク
トモヤ
ハヤト
岩田先輩
ハヤト
タク
トモヤ
顧問
顧問
顧問
顧問
トモヤ
タク
ハヤト
顧問
顧問
顧問
顧問
顧問
タク
トモヤ
ハヤト
−休憩時間−
タク
ハヤト
タク
トモヤ
ハヤト
タク
トモヤ
タク
ハヤト
トモヤ
−数時間後−
顧問
顧問
タク
トモヤ
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ハヤト
部員達の声A
部員達の声B
部員達の声A
部員達の声B
部員達の声B
部員達の声A
部員達の声A
部員達の声B
部員達の声A
部員達の声B
部員達の声A
部員達の声B
部員達の声A
部員達の声B
部員達の声A
僕は、同じ部員達の会話を聞いて
大きなショックを受けた。
−帰宅後−
ハヤト
お母さん
お母さん
ハヤト
お母さん
お母さん
ハヤト
ハヤト
お母さん
お母さん
ハヤト
お母さん
お母さん
お母さん
ハヤト
−ハヤトの部屋−
ハヤト
僕は、タンスに飾られた今は亡き兄の写真に向かって喋りかけた。
ハヤト
ハヤト
兄
もちろん返事は無い。
ハヤト
涙がハヤトの頬を流れた。
ハヤト
それは、一昨年の事だった。−
ハヤト
バコーンッ‼
兄
ハヤト
お母さん
−試合後−
ハヤト
兄
ハヤト
兄
兄
ハヤト
−3日後−
ハヤト
ハヤト
ハヤト
そこには、グシャグシャになった大型トラックと
血まみれになった兄の姿があった。
ハヤト
ハヤト
兄
ハヤト
ハヤト
−リビング− −夜−
お母さん
お父さん
お母さん
お母さん
お父さん
お父さん
お父さん
お母さん
僕は、その話を盗み聞きしていた。
僕のおじいちゃんは、兄と同じで、 テニスの全国大会で優勝経験がある。
しかし…おじいちゃんも、兄と同じように…
大会の3日後、不運な事故で亡くなったらしい…。
………
………
………秘密……
− 一昨年・大会2日前−
ハヤト
ハヤト
兄
兄
兄
兄
ハヤト
兄
兄
兄
ハヤト
ハヤト
ハヤト
兄
兄
兄
兄
ハヤト
兄
ハヤト
それから、お兄ちゃんとは会話をしなかった。
僕は………
あの時、僕が無理やりにでも止めていれば……
―現在―
全国大会出場が決まってから、
皆、選抜に選ばれたいせいか、 人間関係がギクシャクしていった。
僕は、運動神経が皆に比べて劣っていた。
そのせいか、僕は…
部員達の声A
部員達の声B
部員達の声A
部員達の声B
部員達の声A
ハヤト
ハヤト
悪口を言われるようになった。
―朝―
ハヤト
タク
トモヤ
ハヤト
タク
トモヤ
ハヤト
僕は、自分の席を一度見ただけで
今にも死んでしまいそうな感覚に陥った。
ハヤト
ハヤト
タク
部員達の声A
部員達の声B
ハヤト
タク
タク
トモヤ
ハヤト
ダダダッ
僕は、急いで学校を出た。
自分が学校に入ること自体が
耐えられなかった。
―ハヤトの部屋―
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ハヤト
僕は、タンスに置かれてあった
兄のテニスシューズを手にした。
ハヤト
ハヤト
灰色のテニスシューズ。
それは、決して触れてはいけない物だった。
知っていた。
耐えられなかった。
兄だって…おじいちゃんだって…
―部活中―
タク
タク
トモヤ
ハヤト
トモヤ
トモヤ
顧問
顧問
ハヤト
顧問
ハヤト
顧問
ハヤト
トモヤ
タク
ハヤト
ハヤト
―帰宅後−
ハヤト
ハヤト
お母さん
お母さん
ハヤト
お母さん
お母さん
ハヤト
お母さん
ハヤト
僕が、このテニスシューズを使っている事は
お母さんに言わなかった。
―ハヤトの部屋―
ハヤト
ハヤト
僕は、兄のテニスシューズを再びカバンに入れた。
―2日後―
顧問
顧問
顧問
顧問
顧問
岩田先輩
顧問
部員達の声A
顧問
トモヤ
顧問
タク
顧問
ハヤト
顧問
顧問
顧問
顧問
ハヤト
タク
トモヤ
岩田先輩
部員達の声A
―部活終わり―
タク
ハヤト
トモヤ
ハヤト
タク
―テニスシューズを履き始めてから、顧問からも褒められ、嫌がらせも無くなった。―
幸せだった。
タク
タク
ハヤト
岩田先輩
岩田先輩
岩田先輩
タク
トモヤ
タク
ハヤト
岩田先輩
トモヤ
―幸せだ。―
―今までじゃ考えられないくらいに。―
―大会当日―
とうとう、本番の日がやってきた。
顧問
顧問
ハヤト
タク
トモヤ
岩田先輩
部員達の声A
ハヤト
ハヤト
タク
ハヤト
−初戦−
ハヤト
‐2回戦−
ハヤト
―3回戦−
4回戦
………
−決勝−
タク
ハヤト
タク
ハヤト
僕は、自分が履いていた灰色のテニスシューズを見た。
ハヤト
ハヤト
お兄ちゃん…
見てて…
絶対勝つから…!
−試合開始−
ハヤト
バコーンッ
タク
トモヤ
ハヤト
バコーンッ
スパーンッ
パアーッンッ
ハヤト
−最終ゲーム−
ハヤト
バコーンッ
タク
トモヤ
タク
パアーッンッ
ハヤト
タク
トモヤ
タク
トモヤ
タク
トモヤ
タク
ハヤト
ハヤト
ハヤト
パンッ
タク
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ハヤト
タク
トモヤ
パンッ
ポーン
タク
トモヤ
ハヤト
兄
ハヤト
ハヤト
バタッ
タク
トモヤ
岩田先輩
顧問
ピーポーピーポー
んん……
どうして……
あの時……
勝たしてくれなかったの……
……
ハヤト
タク
タク
ハヤト
ハヤト
ハヤト
トモヤ
ハヤト
ハヤト
トモヤ
トモヤ
ハヤト
タク
岩田先輩
岩田先輩
岩田先輩
岩田先輩
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ハヤト
タク
タク
ハヤト
ハヤト
− 一方その頃 −
天の声−おい…
兄
天の声−あの時、勝たせてやんなくて良かったのか?
兄
兄
兄
天の声−でも、どうして負けさせたのですか?
兄
兄
兄
兄
兄
兄
天の声−それはそれは……
兄
兄
兄
天の声−優しいお兄さんですね。
兄
兄
兄
天の声−ハハハッ…そうですね。
−ハヤトの部屋−
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ハヤト
その瞬間、僕は兄の声を思い出した。
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ポロッ
ハヤトの頬に涙が溢れた。
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ハヤト
ありがとう、お兄ちゃん。