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屋敷に向かう途中

界惟

ところでミコハ、おじいちゃんが昔俺にこの森には刀の神様たちがいるって言ってたけどそれって本当なの?

巫女(?)

はい。この森には刀の神様、付喪神たちがいます。彼らは刀剣男士。と呼ばれているのですよ。

界惟

刀剣…男士…?

巫女(?)

はい。この世界の歴史を守る者達です。

界惟

ふーん…。

界惟

と、神社からすぐだし、便利だねこの屋敷

スサー(襖を開く音)

界惟

この部屋だよ。

へし切長谷部

…ここは……。

巫女(?)

貴方は…!

界惟

目を覚ましたようだね!良かった!

へし切長谷部

ッ?!誰だ!!(刀を抜き警戒)

界惟

っ!!

巫女(?)

おやめください!へし切長谷部様!

界惟

へし切…長谷部…?黒田官兵衛の刀の名前…?

俺は謎に昔から歴史が大好きだった。 刀の名前を聞いただけで誰の持ち物か、どこで使われてたかなど詳しかった。

へし切長谷部

………?っ……。お前は…ミコハ殿か…?

巫女(?)

はい。へし切長谷部様、刀をお納めくださいませ。この方は血まみれで倒れた貴方様をお助けしてくださった方であり、この森のこの屋敷の新たな主様です。

へし切長谷部

新しい主……?だと…?どういうことだ。

界惟

えっ…と……。危ないから刀を納めてくれるとうれしい…な…。

へし切長谷部

すまない。怪我をしていたところを助けてくれた方だと思わず。無礼を。

界惟

別に大したことしてないですよ。おじいちゃんの言い付けどおりにしたまでで。
ところで、さっき、ミコハが君の事をへし切長谷部と呼んでいたんだけど…?

へし切長谷部

申し遅れました。私は刀剣男士。主によって顕現された刀。へし切長谷部だ。

界惟

刀剣男士。さっきミコハが言ってた付喪神のことか…。

へし切長谷部

ミコハ殿…新しい主ということはもしかして主は…俺達は主を守れなかったのか…?

巫女(?)

……。残念ながら私もよく分からないのです。家主様の気配が消えたと思ったら家主様のお孫様である、界惟様が現れました。

界惟

まってまって、主ってなに?おじいちゃんなんか凄い人だったの?

へし切長谷部

どういうことだ、ミコハ殿!主は!!居なくなったということか?!くそ!!!

界惟

居なくなった…?ねぇミコハ、おじいちゃんは居なくなっただけでやっぱり生きてるってこと??

巫女(?)

それは……。

へし切長谷部

新しい主など、認めるものか、おれは主を探しにいく。

巫女(?)

どこへですか?!私にもどこにいるかわからない家主様を、貴方がどうやって?!

へし切長谷部

ならどうしろというのだ!!俺は主を守れなかった!!

界惟

なぁ。

界惟

まずは俺に説明するべきじゃないか?
二人で言い合ってても何も始まらないだろ。

巫女(?)

界惟…様…。

界惟

おじいちゃんが何者か教えてくれよ。ミコハ、それがお前の役目ではないのか?

界惟

へし切長谷部。お前もだ仕えてる方が居なくなってしまったのに取り乱すのはわかる。だが、後先考えず、行動するとまた大怪我する。

へし切長谷部

……。

へし切長谷部

俺は、刀剣男士だ。歴史を守る為に戦っている。主に仕え、主を守りながらこの世界を守る。それが俺達は刀剣男士の勤めだ。

巫女(?)

刀剣男士は歴史を変えようとする、時間遡行軍という敵と闘いながら、この国をこの世界を守っています。その刀剣男士を顕現させる力を持っているのが
【審神者】と呼ばれる特別な存在である人物。時の政府から選ばれし者。それが貴方様のお祖父様である隼人様です。

界惟

おじいちゃんが…審神者…。

巫女(?)

さようです。そしてその隼人様からもし、自分に何かあれば、相続した、界惟様が来ると。仰っておりました。

界惟

ということは、おじいちゃんの代わりに俺が審神者になるってこと?

へし切長谷部

助けてくれたことは感謝する。
だが、何も知らぬ者に審神者等務まるはずがない。

界惟

💢あのさ、さっきからなんなの?確かに俺はおじいちゃんから急に相続するって手紙をもらって来ただけの何も知らない人だけど、初対面のくせに馬鹿にされる筋合いはないんだけど?

へし切長谷部

なっ!!

巫女(?)

へし切長谷部様。界惟様は隼人様が直々に決められた後継人です。近侍であった貴方様がそれをわからないはずがないでしょう

へし切長谷部

だが!!!

界惟

へし切長谷部。君はおじいちゃんを大切に思ってくれてるんだね。

へし切長谷部

当たり前だ……です。
主は俺が顕現されてこういったのだ!
待っていた、へし切長谷部、君は私の本丸の最初の近侍だと!!

へし切長谷部

主が顕現したばかりの俺を近侍に他にたくさんの刀たちはいる!だが!任命してくれた。主の為に主お世話係である俺は主の為ならなんだってする!!!

界惟

そっか。おじいちゃんは幸せ者だね。こんなにも大切にされて。

巫女(?)

界惟様……。

界惟

んー。決めた。

へし切長谷部

巫女(?)

巫女(?)

決めたとは…なにをですか…?

界惟

俺は審神者になるよ。

へし切長谷部

?!

巫女(?)

真ですか?!

界惟

うん。俺歴史好きだし。おじいちゃんがこの場所で何をしてたか知りたくなった。
こんなにも必死に主の為にボロボロになってまで戦う彼らを近くでもっと見てみたい

界惟

というか、刀たちと喋れるってこんな機会ないしね!!(目を輝かせる)

界惟

俺は何より刀が好きなんだ。自分で殺陣を習うくらい。日本刀ほど美しいものはないよ。この国を守り抜いた刀達をもっと知りたい、それじゃだめかな?

巫女(?)

界惟様…!そんなことありません!
それだけで十分です。私共が未熟なせいでお役目を押し付ける状態になってしまい申し訳ございません。界惟様…。いえ。家主様。

へし切長谷部

審神者はそんな甘くないですよ…。界惟様…いえ。新たなわれら本丸の審神者。主よ。

界惟

主って呼んでくれるんだね。へし切長谷部。

へし切長谷部

長谷部とお呼びください

界惟

よろしくね。長谷部

界惟

と、とりあえずこれで一件落着と言うことで。

界惟

長谷部とりあえず傷が治るまで大人しくすること。

へし切長谷部

えっ。

巫女(?)

家主様。刀剣男士はお手入れ部屋という部屋に入るのが普通です。

界惟

お手入れ部屋とは。一体

巫女(?)

とりあえず、本丸へ行ってみましょう

へし切長谷部

ミコハ殿。本丸は今、、

巫女(?)

大丈夫です。へし切長谷部様。
隼人様が消える直前本丸に結界を張っています。本丸への被害はあまりないと…。

界惟

なぁ、本丸ってなんだ

へし切長谷部

俺達刀剣男士が過ごしている場所だ、主。

界惟

そんなところがあるんだな。
ところでどうして長谷部はあの場所にいたんだ?

へし切長谷部

時間遡行軍と戦ったときに時空に飲み込まれ、この時代に落とされた。

へし切長谷部

だから…本丸が無事か…心配…なんだ。

界惟

そっか。でもだいじょーぶだよ。(長谷部の頭を撫でる)

へし切長谷部

ある…じ?なにを///

界惟

へへっ。長谷部って結構かわいいよね。

へし切長谷部

かわっ?!///なにいって!!からかわないでください!!

巫女(?)

フフッ、やっぱり隼人様とそっくりですね。家主様は。

界惟

界惟でいいよ。ミコハ。家主様とか審神者とか主とかなんか恥ずかしいから、

巫女(?)

…ッ(ニコリ)
かしこまりました。
界惟様!
(やはり、お若い頃の貴方様にそっくりですよ。隼人様どうか生きているのならご無事で…)

界惟

さ!行こう!おじいちゃんの本丸へ!!

これは私の人生がある一つの出来事で審神者へと なったお話。

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