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初コメ失礼します! 切ないのに感動しました! 涙が…(´・ω・`)
とても幸せとは言い難いが 僕らの幸せな毎日は
とあるニュースで壊された
アナウンサー
アナウンサー
アナウンサー
アナウンサー
涼真
俺は口に含んだコーヒーを これでもかというくらいにぶちまける
涼真
溢れ出るばかりの恐怖に 怯えながらも
真っ先に考えたのは あの日 僕を救ってくれた 彼女の存在だった
涼真
涼真
街はザワザワと 人々の焦り、怒り、悲しみの声でいっぱいになっていた
もう、未来は変えられないものか
小さな石ころを勢いよく蹴飛ばし あいつのもとに駆けてゆく
赤だ
僕らの中を巡る あの液体のようで
破滅したあとの 地球を表しているようで
妙に落ち着かなかった
「あれ、涼真じゃん!」
涼真
信号の先には
急いできたであろう 息を切らしたあいつが
手をふって僕を見ていた
蒼
涼真
涼真
蒼
蒼
涼真
蒼
涼真
蒼
蒼
涼真
涼真
蒼
蒼
蒼
涼真
蒼
そんな呑気な会話
地球破滅の日が近づいているというのに
涼真
蒼
蒼
蒼
涼真
地球最後の日も
あんたはそうやって笑っているのか
涼真
蒼
彼女の手は小刻みに震えていた
蒼
涼真
彼女の手を握り 自分のほっぺにくっつける
涼真
蒼
蒼
蒼
蒼
蒼
蒼
涼真
涼真
蒼
僕の服で涙を拭うようにして
僕の胸に顔を填める
涼真
蒼
涼真
蒼
涼真
蒼
再度僕の服で、涙を拭う
涼真
蒼
涼真
この会話も これで最後…か
地球破滅まで あと1分
涼真
蒼
涼真
蒼
涼真
赤い顔を隠すように パーカーのフードをかぶる
蒼
彼女は僕の顔を掴み 自分のおでこに、くっつけた
蒼
蒼
涼真
蒼
涼真
涼真
蒼
僕らは最後も 二人で
最後も笑顔で
いや
明日も笑顔で
完