毒舌上司の道枝さん

西野○○ 21歳 私は今日から新しい職場に就く

ずっとやりたかった仕事で 今日はその入社日。 だから初日から遅刻なんか許されない

朝、カーテンから射す 日差しで目が覚めて 重い体を起こして時計を見ると…

時計の針は午前9時

今日の入社時間は 10時から

私は急いでベッドから飛び起きる なんでなんだ、ちゃんと 目覚ましかけたのに…！！！

そこからは怒涛だった。 ダッシュで着替え、朝ごはんの パンを頬張り 軽くメイクをして速攻で家を出る

大丈夫。このまま走れば間に合う

初日から遅刻なんてあってはならない

履き慣れないヒールで走ってるから めっちゃ擦れて痛いけど気にするな(

私は死に物狂いで走った。

私は盛大に遅刻した(え

だって！途中、おばあちゃんが 苦しそうにしてたのを見つけて そっからいろいろありまして…

とにかく今は謝っとけ((

頭を90°に下げて 必死に謝る

良かった…いきなりお説教を 公開処刑されずに済んだ…

それからは新人社員みんなの自己紹介が始まり、1人ずつ順番に進める

すると私の隣の人が呼ばれて前に出た 横目でチラッと見ると めちゃくちゃのイケメンで

高橋さんが自己紹介を終えたあと おぉ〜っと周りの社員さんたちの 歓声が響く

私が高橋さんをじっと見てると ふと高橋さんが私を見て ニコッと笑って軽く会釈をした

イケメンだ。高橋さんはいかにもできる 新人社員さんだ

やばいやばいちゃんとしなきゃ 昨日の夜たくさん練習したんだから

私は頭を下げて笑顔で言った 社員さんたちも微笑みながら 拍手をしてくれた

よし！！朝の失敗を巻き返せるように 頑張ろう！！ でもこの時の私は思ってもみなかった

これからたくさん痛い目を 見るとも知らずに