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アオハル

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アオハル

2 - アオハル 初めての友達はお嬢様

♥

35

2022年03月01日

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昼休み

野々花

パクパク(´~`)

野々花

はぁ〜〜

野々花

(あれから誰も話しかけてくれないし…)

野々花

………………

香織

隣りよろしい?

野々花

へ?

香織

(*^^*)ニコニコ

野々花

(悪い人ではなさそう……)

野々花

ど、どうぞ

香織

ありがとう

香織

私、同じクラスの一条香織と申します

野々花

あ、虹村野々花です

香織

早速ですが野々花さん

野々花

野々花さんなんてかたくるしぃ〜

野々花

ののちゃんで良いよ!

香織

あ、はい!

香織

(このくだり前にもやったことあるような……?)

香織

(まぁいいわ)

香織

ののちゃんは休み時間に如月美香という人のグループに話しかけられましたよね?

野々花

あぁ〜〜、うん

香織

あの人達には気おつけたほうがいいわ

野々花

どうして?

香織

あの人は涼輝くんファンクラブのリーダー的存在で、誰よりも涼輝くんのことが好きなの

香織

だから朝、ののちゃんが涼輝くんを好きになったと思って聞いたんだと思う

野々花

へぇ〜

野々花

でも私は興味ないよズバッ

香織

そんなズバッと言います?

野々花

だって私は好きな人がいるんだもん

香織

え〜〜そうなんですか

香織

誰ですか?

野々花

え〜〜教えないよ〜

香織

教えて下さいよ〜キラキラ

野々花

(グッ、そんなにキラキラされたら……)

野々花

分かったよ

野々花

私がまだ幼稚園くらいのとき、お母さんと一緒にショッピングモールに行ったんだよね

野々花

その時、私が迷子になっちゃって建物のすみで泣いていたんだ

野々花

そのときに同い年くらいの男の子が助けてくれて、そのときに好きになったの

香織

へぇ〜〜

香織

なんだかロマンチックですね

野々花

今でもその子のことが好きなんだ

野々花

でも、名前すら覚えてないの

香織

いつかきっと巡り会えますよ

野々花

うん

野々花

かおりんは?

香織

かおりん?!

野々花

あ!ごめん私仲良つなった子にすぐあだ名を付ける癖があるの

野々花

ごめんね

香織

ふふっ

香織

私、そんな可愛い名前で呼んでもらったの初めてよ

香織

だからとっても嬉しい

野々花

え?

香織

これからもかおりんって呼んでね

野々花

うん!

野々花

かおりんは好きな人とか気になってる人とかいないの?

香織

私はもう婚約者が決まってるから

野々花

婚約者?!

香織

しーー、

香織

あまり周りには言ってないの

香織

私は一条家の一人娘だから跡取りとしてふさわしい人と結婚しないといけないの

野々花

かおりんはお嬢様なんだ

野々花

いいなぁ〜

香織

そんなに楽しいものでもないのよ、お嬢様って

香織

勉強に作法、礼儀すべてをやらないといけないの

野々花

そ、そんなの私は耐えられない……

香織

ふふっ

香織

でも、私には夢があるの

野々花

どんな?

香織

20歳になったら決まった人と結婚して決まった職業について、

香織

すべて決まった人生なの

香織

だからその前にできること全部の青春を楽しみたいの

野々花

へぇ〜〜

野々花

…………

野々花

じゃあ一緒にやらない?

香織

え?

野々花

私がかおりんの夢を叶えてあげる、だから一緒に青春しよ

野々花

どう?

香織

すっごく楽しそう

野々花

やった〜〜

野々花

じゃあ早速かおりんのやりたいことは?

香織

うぅ〜ん

香織

友達とお出かけしたいかな!

野々花

オッケー

野々花

じゃあ今週の日曜日でいい?

香織

えーっと……

香織

(手帳を見る)

野々花

え?!なにそれ

香織

え?手帳だよ

野々花

それは分かるけど、その中に書いてあること

香織

1週間の予定だけど……

香織

なにか変?

野々花

いや、変じゃないけど……

野々花

そんなに予定あるの?

香織

今週は少ない方だよ

野々花

え〜〜……

香織

それで、日曜日は午後1時から3時までなら大丈夫!

野々花

分かった

野々花

じゃあ私がかおりんの家行けばいい?

香織

そうしてくれるとありがたいかな

野々花

じゃあ家、教えてくれる?

香織

教えなくてもわかると思うよ(笑)

野々花

え?

香織

どこら辺かだけ教えるね

野々花

う、うん

この作品はいかがでしたか?

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