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ラムネ
ラムネ
ラムネ
ラムネ
ラムネ
ラムネ
ラムネ
その日、黒板が消されないまま
放課後を迎えた
出席番号28番 ゆあん
チョークの文字が少し薄くて
誰かが消すのを止めたみたいだった
なおきり
僕が呟くと後ろの席がきしんだ気がした
でも誰もいない
"ゆあんくん"は2日前に亡くなった
事故とだけ聞かされた
朝のホームルームで担任がそれを伝えた時
クラスは静まり返って 誰も泣かなかった
僕も泣けなかった
ゆあんくんは
クラスに馴染めなくて、無口で目立たない 僕の隣にずっといた
ゆあんくん
なおきり
それが最初に交わした言葉だった気がする
そこから僕達はずっと一緒で
なおきり
ゆあんくん
なおきり
でも…
楽しかった学園生活は終わってしまった
誰もいない教室で
ゆあんくんと話す
でもそれも2日前で終わってしまった
ゆあんくん
なおきり
ゆあんくん
ゆあんくん
なおきり
ゆあんくん
ゆあんくん
なおきり
ゆあんくん
なおきり
ゆあんくん
なおきり
なおきり
僕がまばたきをする間に
ゆあんくんは
屋上の柵の上に立っていた
なおきり
なおきり
ゆあんくん
ゆあんくん
なおきり
飛び降りた時のゆあんくんの顔は
にこっと微笑んでいた
なおきり
そんな言葉をかけても返事は返ってこない
でも…言葉だけが自然に出てくる
次の日担任が黙って消した
チョークの粉が白くまっていた
その瞬間、僕の何かが音をたてて崩れた
ゆあんくんが帰りによく言っていた
ゆあんくん
ゆあんくん
ゆあんくん
僕は
窓の外に写る絵のような夕焼けを見て
初めて声にだした
なおきり
風が吹いて 校舎の窓が小さくなった
次の日朝早くから学校に行くと
ゆあんくんの机の裏に小さく文字が書かれていた
ゆあんくん
僕はそこをそっとなぞった
なおきり
前の黒板には"ゆあん"という文字はない
なおきり
なおきり
ラムネ
ラムネ
ラムネ
コメント
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ヒャーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!✨✨ 神超えて天!(((? またこういう感動系書いて欲しいです!♡