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Dr.JIN

さあ、着いたよ。

(なんとなくついて行っちゃったけど……)

海人

ここ……どこ!?

Dr.JIN

ここは言わば心霊スポット。

Dr.JIN

今からここにいる幽霊を退治してきてほしい。

俺ら呪術師ちゃうよ?

紫耀

前のはたまたまだし…

Dr.JIN

いやいや!あんな凶暴な幽霊をあそこまで沈められるなんて!

Dr.JIN

才能しか無い!

何言ってんだ……??

Dr.JIN

まあまあ、行ってきてって!

言われるがまま歩いてるけど……

海人

なんもないね……

紫耀

あのさ

うおっ!急に喋らないでよ!!

え、で何?

紫耀

俺、霊感あるんだ。

海人

見えるの!?

紫耀

昔から見えるんだ。周りからは変な目で見られてたけど……

紫耀

え、ていうかみんな無いの?霊感

でも俺、霊感ないはずなのにあの時見えたよ……?

海人

俺も……

え、俺もなんだけど…

紫耀

今みんな目の前になにあるか分かる?

え?

木だけだよ……??

海人

うん……

紫耀

やっぱり無いんだ…目の前に人魂あるよ

え、ちょ、マジで!?

ガサガサガサッ!!!

うわああ!!

海人

風!?

いや、違う気が……

Dr.JIN

やはり見えなかったか…

何故ここに!?

海人

入り口のところで待っていたんじゃ……!!

Dr.JIN

そういえばおまじないをしていないなと思ってね

Dr.JIN

フィジャティバ•グラビボ・ブラジポテト!

なにそのおまじない!?

海人

ひっ…人魂……!!

Dr.JIN

おまじないで霊感を倍倍増させたのですよ。

Dr.JIN

今までの霊は僕が存在を倍増させたので見えていたのです。

Dr.JIN

霊感があった紫耀さんに関しては元から霊感があったので触ることまでできた、ということです。

Dr.JIN

ちなみに廉さんも集中すれば見える程度の霊感はございます。

だからあの時、なんとなく重い感じがしたんだ……!

海人

え、これで紫耀と同じぐらい見えるようになったの??

Dr.JIN

そうですよ

なんかインチキ臭い……

紫耀

とりあえず、先、進もっか。

数分後

家……??

海人

だね。

目の前には家ぐらいの大きさの建物があった。

あの…これが…ってあいついねーし

紫耀

中、入ってみる?多分これが試練なんだと思う。

しょうがない……行くか……

ギイィ

海人

ひっ!

紫耀

血痕……?

なんか書いてある!!

『お父さん、お母さん、どこ』『死にたくない死にたくない』……???

あ!

誰かいる!?

そこにいたのは小さい女の子だった。

海人

ひっ!!…骸骨の上に座ってる……!?

紫耀

骨だけ残ってるってことは相当時間経ってるぞ……

ねぇ、名前なんて言うの?

???

なな

ななちゃんか。どうしてここにいるの?

なな

お父さんとお母さんにここにいろって言われた。

これって……

海人

捨てられたのかも。

なな

お兄ちゃんたちはなんでいるの……??

えーっとなんていうか……

紫耀

ななちゃんを助けに来たんだよ!

なっ!なに言ってるんだよ!!((ボソッ

なな

ここから出られるの!?

紫耀

……って言いたいところだけど、ななちゃんは外に出られないのでない。

なな

なんで!?

なな

ななここでいい子にしてたんだよ!!

紫耀

ちょっと色々あって……

なな

うわああああああぁぁぁぁぁ

紫耀、幽霊泣かすなー

えーと、じゃあ、ななちゃん!

なな

ヒックッヒックッ……なぁに?……ヒックヒック

ななちゃんはずーっといい子だったよ。

ちゃんと、お母さんとお父さんに言われた通り、ここにいたんだもんね。

だからもう他の場所に行ってもいいんだよ。

そう言って岸さんはななちゃんの頭を撫でるーフリをした。

なな

なな、もう他のところ行っていいの?

うん。いいんだよ。いい子いい子。

俺はななちゃんに触れることができた。

(霊感にも程度があるんだなぁ)

なな

あれ、体が消えてっちゃう……

海人

ななちゃん…

そうしてななちゃんは消え、骸骨だけが残った。

骸骨まで消えてくれればよかったのになぁ。

Dr.JIN

私の見込んだ皆さんはさすがですね!

Dr.JIN

こんなに早く試験が終わるとは思っていませんでした!!

試験……??

Dr.JIN

ああああああああああああ!!!!言ってしまったああああああ!!!

海人

馬鹿なのかな。この人。

Dr.JIN

えー…まあ、言おうと思っておりましたので良いです。ハイ。

Dr.JIN

僕が君たちを誘拐した理由、それは……

Dr.JIN

私の活動に必要だからでーす!

はい?

紫耀

どーゆこと?

Dr.JIN

私はいわゆる呪術師のようなものでしてねー(正確には違うんだけど)ある団体の主でして。

Dr.JIN

こういうようなところで幽霊を取り払っているのです

でも俺たちを必要とする理由はないんじゃ……

Dr.JIN

No!必要しかありません!

Dr.JIN

まあ、それはいつか話しますよ。

Dr.JIN

それでは次回も素敵な怪異を体験しましょう。

幽霊抹消計画〜前編〜

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