/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
蘭
瑠奈〜、ちょっと来て
瑠奈
どうしたの？
蘭
大事な話があるから
瑠奈
うん、どうしたの？
蘭
実はさ新しくできるチームがあるんだけどさ
瑠奈
潰しにいくんでしょw
瑠奈
わかってるよw
蘭
じゃなくてね、
瑠奈
うん……？
兄は言った
蘭
天竺っていうチームなんだけど
蘭
そこに入ろうと思うんだ
瑠奈
ｯｯ
私は驚きを隠せなかった
瑠奈
それ…ホントに言ってんの……?
蘭
うん
瑠奈
なんで……ｯ
蘭
……
瑠奈
なんで……ｯ
瑠奈
蘭がそんなこと言うはずないｯ
瑠奈
チームなんて……ｯ
瑠奈
竜胆は…ｯ
瑠奈
竜胆は反対だよね……ｯ
竜胆
……
もう1人の兄も言った
竜胆
ごめん、瑠奈
竜胆
俺は兄貴に賛成だ
瑠奈
どうしちゃったの……ｯ
瑠奈
ねぇ……ｯ
蘭
…
竜胆
…
瑠奈
2人は…
瑠奈
私の誇れる、兄弟だったのに……ｯ
今の時代
暴走族がどんどん増えて
各区を仕切っているチームが増えていた
そんな中、2人は
当時都内最大の暴走族
六本木 "狂極"を3人でノシった
2人は
蘭
チームなんていらねぇよ
竜胆
灰谷兄妹が六本木を仕切る
といった
どうしても2人がかっこよく見えてしまっていた
暴走族が増えてる中兄妹3人で六本木を仕切る
そんなことを言った兄貴らが誇らしくてしょうがなかった
そんな2人が大好きだった
確かに、辛い思いもした
それでも、私はずっと3人でやっていたかった
蘭
瑠奈…
瑠奈
私は…
瑠奈
ずっと誇らしかったんだよ…
瑠奈
暴走族が増えてる中、兄妹で仕切ってるっていうことが…
蘭
…
竜胆
…
瑠奈
ねぇ、蘭は言ったよね…ｯ
瑠奈
チームなんていらないって
瑠奈
チームが嫌いな蘭がなんで…ｯ
瑠奈
竜胆だって…ｯ
瑠奈
灰谷が六本木を仕切るって言ってたじゃん…ｯ
瑠奈
どれだけ2人がかっこよかったか…
瑠奈
……ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
蘭
瑠奈…
竜胆
……
蘭
瑠奈、俺らはチームは好きじゃねぇ
蘭
ずっと3人でいたい
蘭
だけど、天竺は他とは違うと思うんだ
瑠奈
……
蘭
瑠奈が理解できないのはわかる…
蘭
でも…
瑠奈
うん…
瑠奈
わかった…
瑠奈
いや、わかんないけど…
瑠奈
でも、もう2人と離れたくないから…
瑠奈
2人がそういうなら私も着いてく
瑠奈
でも、
瑠奈
今回だけだから
蘭
……ﾆｺ
竜胆
……ﾆｺ
蘭、竜胆
ありがとな……ﾆｺ
瑠奈
……うん
ちっとも納得してなかった
ずっとこれからも、
灰谷兄妹として知られていくはずだったのに…
暴走族に入るなんて…
考えられないよ……
NEXT♡700
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
