白猫
白猫
白猫
白猫
白猫
白猫
白猫
白猫
白猫
白猫
俺の人生には退屈だ
何も無い
全てがどうでも よかった
好きなサッカーでさえ
楽しいとは 思わなかった
これでも俺の心は 満たせなかった
だから俺の心を 満たせるものは
この世にないと思った
だから俺は諦めていた
あの日までは
数ヶ月後
父が焦りながら
俺を抱っこして ある所に走った
母がいる所にだった
数日前に母が
この病院に入院した
何故か分からなかった
父に聞くと
"おとうと"が 出来たらしい
俺は"おとうと"が よく分からなかった
そんな生き物は 図鑑に載ってなかった
だからよく知らない
そんなことを 考えていたら
母と"おとうと"が居る 病室に着いた
俺は父の腕から 降ろされて
先に病室に入った
そこに居たのは
疲れきった母と 毛布に包まれた "おとうと"が居た
母は"おとうと"を 抱えながら
冴凛の母
凛
とても小さかった
そしてしわくちゃで 変な感じだった
これが"おとうと"?
分からなかった
数ヶ月後
留守番している時
凛
冴
りんが泣いてきた
りんは"おとうと"の 名前だった
俺は親から
凛を見ていてね
と言われていた
だから俺はりんの居る 部屋に向かった
冴
俺はベビーベッドを 覗き込むと
冴
そこには目を開けた りんが居た
空の色
冴
冴
冴
綺麗
よく見たら小さい
すぐ壊れちゃいそう
守んないと
俺が
俺が"おとうと"を
りんを守んないと
その日からすべてが
変わった
白猫
白猫
白猫
白猫
白猫
コメント
2件
え、ガチで好き愛してる神ですか?