テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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初恋

第11話 - 11.（最終回）

2024年08月17日

#Snow Man

#ゆり組

#だてこじ

#めめなべ

まこ

翔太

どうしたの？

蓮

言いたい事あって

翔太

うん

蓮

涼太は、8年前の高校生の翔太くんとして翔太を見てる

蓮

翔太は今の涼太を見てるけど

翔太

何が言いたいの？

蓮

涼太は、自分は変われてないから付き合えないと思ってる

蓮

ちゃんと話し合いな

翔太

うん

翔太

分かってる

蓮

怖い？

翔太

うん

蓮

応援してるから

翔太

ダメだったら？

蓮

俺のとこ連絡して飛んでくから

蓮

飛んでって、黙って背中さするから

翔太

うん

涼太

お待たせ

康二

ううん

康二

何飲む？

涼太

コーヒー

康二

わかった

涼太

なんで呼び出したの？

康二

ちゃんと見てあげな

涼太

何が？

康二

翔太くん

涼太

うん

康二

「うん」ってなんだよ

康二

ちゃんとあの子と向き合って、それで今後どうするか考えな

康二

ぶつからないで、勝手にいなくなったりするのは1番ダメだから

康二

ちゃんと伝えな

涼太

分かった

涼太

ありがと

康二

ううん

康二

それ終わったら4人でご飯行こーな

涼太

4人？

康二

どの4人かは考えてて

涼太

分かった

康二

それだけ

康二

じゃあね

翔太

ちゃんと話がしたい

翔太

◯日に学校に来て

既読は着いたけど、返信が来ることはなかった

当日

涼太

ｶﾞﾗｶﾞﾗ((ドアを開ける))

翔太

あ、来た

目が合った

涼太

…来ないと思った

翔太

来るよ

翔太

俺が来てって言ったんだから

翔太

((黒板に向かう))

涼太

((翔太の隣に行く))

※黒板の字は白で書きます〇〇：〜〜こんな感じ

翔太：俺は、涼太といるの楽しいし安心する

涼太

うん

涼太：でも、不安になる

翔太見ると昔の思い出が蘇ってくる

楽しかったはずなのに、なんだか悲しくて、苦しい

あと、すごく自分がダメなんだって思っちゃう

翔太

なんで？

何にも変わってない

変われてない

翔太の変わったところを見るたびに、自分がダメなんだって思う。

翔太：辛いなら、その辛いと思う事全部辞める

辛いって感じる事全部。

涼太

((「辛いって感じること全部」をけす))

翔太：辞める

涼太

((消す))

涼太

翔太と一緒にいると、辛いことがある

涼太

きっと、この先も一緒にいたら、辛いって思うかも

涼太

前みたいに、翔太に当たるかもしれない

涼太

次は本当に会いたくないと思うかもしれない

涼太

長く一緒にいれば、翔太の周りの人も巻き込むことになるし、それで翔太が傷つく事だってある

涼太

そういうこと

涼太

翔太と会って話すたびに考えて、悩むことが増えて

涼太

一緒にいていいのか迷う

翔太

言いたいこと、全部言えた？

涼太

それでも今は、一緒にいたい

翔太

俺も

翔太

いつも、俺の気持ちを優先してくれるの、嬉しかった

翔太

でも、本当に自分の気持ちを言えてるのかなって

翔太

不安になる

翔太

涼太が言いたいこと、全部言えるまで待つし、ちゃんと涼太の意見も聞く

翔太

受け取れるように頑張るから、伝えるの諦めないで欲しい

涼太

分かった

涼太

この教室懐かしい

翔太

うん

翔太

俺たちが初めて会った場所

涼太

うん

翔太

あ、そうだ

翔太

自己紹介してよ

涼太

え？うん

涼太

((前の方に行く))

涼太

宮舘涼太です

翔太

違うよ

涼太

え？

涼太

翔太聞いてなかったでしょ

涼太

あの時寝てた

翔太

聞いてたよ

翔太

だって俺、その時に涼太気になったんだもん

涼太

そうなの？

翔太

つまんねーと思いながら寝てたら、なんかすごい落ち着く、心に入ってくる声が聞こえて、気づいたら話しかけてた

翔太

だから俺、覚えてる

翔太

自己紹介のとき言った言葉、一つも忘れてない

涼太

じゃあ教えて俺がどんな言葉言ってたか

翔太

真似してね

涼太

うん

翔太

「初めまして」

涼太

「初めまして」

翔太

「宮舘涼太です」

涼太

「宮舘涼太です」

翔太

「よろしくお願いします」

涼太

「よろしくお願いします」

涼太

翔太

何これw

涼太

翔太がやってって言ったんでしょ

翔太

涼太

帰ろっか

翔太

うん

翔太

ｷﾞｭｯ((手を繋ぐ))

涼太

ｷﾞｭｯ((しっかりと繋ぐ))

涼太

行こっかﾆｺｯ

翔太

うん

翔太

晴れてるね〜

涼太

うん

涼太

晴れてる

翔太

あ、そうだ

翔太

あそこ行かない？

涼太

行こう！

俺たちはユリ畑にきた

小さい時、2人でよくここに来たからだ

涼太

綺麗だね

翔太

うん

翔太

変わってない

涼太

うん

翔太

いいんだよ

翔太

変わらなくて

翔太

変わってもいいし、変わらなくてもいい

翔太

その人の自由

涼太

うん

涼太

いいよね

涼太

変わらなくても

俺たちは、笑い合った

変わろうが変わらなかろうが、俺は涼太と一緒にいらことができるなら、それでいい。

涼太

あのさ、翔太

翔太

どした？

涼太

〜〜((翔太の耳元で囁く))

翔太

((嬉しそうに笑う))

これからも、ずっと一緒にいる

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