~リクボ~

桃赤

めっちゃ遅れてすんません

蝉の声がうるさく響き

苦しいほどに暑い夏

暑くて暑くて辛いはずだけど

今年のおれの夏は

冷たくて冷たくて何も感じない夏 になりました

忙しい、忙しい、

夏はおれ達のやる事が詰まってる

みんなあーだこーだ言うけれど

凄い頑張ってる

同じ夏はもう来ない

だから毎年毎年、最高のものを 作り上げる

そのために今も頑張ってるんだ

みんなでやれば乗り越えられる

この辺りから崩れていったんだよね、

ある日、彼女組で 息抜きに女子会しよってなった

2人とも心配してる顔してる、

｢辛い、助けて、｣

そんな言葉を

お水と一緒に飲み込んだ

悟史くんとは相変わらず上手くいかないけど

心配されるのは嫌だから

助けを求める言葉は飲み込む

お水と一緒に

お茶と一緒に

いちごミルクと一緒に

野菜生活と一緒に

飲み込んで飲み込んで

そんなこんなで時は進み

おれ達がリスナーさんに届ける物も しっかり届けて

エゴサをする日々

リスナーさんも喜んでくれた

達成感と満足感で満たされた

もうこれ以上の幸せはない

おれのやりたいことをするのに

｢散歩行ってくる｣

そう書いたメモ紙を リビングの机に置いて

ちょうどのお金だけ持って外に出た

迷惑をかける人が少ない場所を選んで

屋上に立つ

今日は快晴

風が心地よい

夏らしくとても暑い

今は昼間だけどここは田舎

人通りなんかほぼない

遠出したのには2つ理由がある

1つは迷惑かける人が少ない

2つは沢山の人が探してくれる

テレビで行方不明って聞いたらさ

探してくれるでしょ？

まぁそんなことはもういいんだけど

空に駆け出して

宙に舞ったら

急降下

真っ赤な毛布に囲まれて

おれは眠った

えー泣いてる

なんでかなぁ

泣いてもおれは帰って来ないんだけど

なんでかなぁ、w