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ボスキと主様

第52話 - 第52話飲み会はランデブー第9章

2024年09月21日

#悪魔執事と黒い猫

#ボスキ・アリーナス

aimer(エメ)

別の日、別邸

主

ということなんだけど…。なんか、ごめんなさい。

フェネス

〇〇さん、謝らないでよ。俺があの日、〇〇さんを拒まなかったのが悪いんだから。

アモン

それ、フォローになってないっすよ。フェネスさん。

ナック

とにかく、そういう事態ですので、別邸のみなさんにもお話をする必要がでてきてしまいましたので、お話した次第です。

ハナマル

俺は、主様が良ければそれでいいと思うがな。まぁ、でも、その中に俺も入れてくれよ。

とニヤつくハナマルをユーハンが止めに入る。

ユーハン

ハナマルさん!主様が怖がってしまいますよ。

ハナマル

やれやれ…。そういう、ユーハンだって、主様狙いだったと思ったんだがな。

ユーハン

わ、私は!///

テディ

俺は、主様のことが好きです!だから、主様が俺を選んでくれるなら、俺ともお付き合いしてくれませんか？

主

/////

ラムリ

ボクだって、〇〇さんが大好きです!
くまさんに負けないくらい！

主

あ、ありがとう///ラムリ///

ロノ

それなら、オレもです!
〇〇さんが好きです!

主

う、うん///ありがとう。ロノ///

バスティン

俺の方がロノより先に彼氏になったがな。

ロノ

順番なんて関係ないだろ？！バスティンだって、まだ〇〇さんのこと抱いてないだろうが！

バスティン

これから、時間をかけてじっくりならしていくから構わない。

主

////////

ボスキ

ちっ。落ち着いて話もできないのか？ここは…。

ハナマル

そう、カリカリすんなよ。ボスキ。俺たちだって主様が好きなのは同じなんだからさ。

ユーハン

はい。私も主様をお慕い申し上げていますから。もし、主様がよろしいのであれば、私とも恋仲になっていただきたく思ってしまいます。

主

えーと…////

ベリアン

みなさん、落ち着いてください。〇〇さんがお困りになっているではありませんか。

主

ごめん。ベリアンありがとう。

ベリアン

いえ、私は〇〇さんの彼氏ですから。

主

う、うん///

ハウレス

とりあえず、別邸のみんなは問題ないようですが、残るは地下のみんなですね…。

主

うん…。ラトわかってくれるかな？

ハナマル

そう、心配することないさ。主様。
あのルカス先生がミヤジ先生伝いに話するんだろう？

主

うん。

ハナマル

なら、主様は告白に対する返事だけ考えてればいいと思うし、デートの順番だってまだ決めてないんだろう？それを決めたらいいんじゃないか？

テディ

確かにそれは、そうかもですね。

ということでデートの順番が執事同士で決められた。まずは、3階の執事から順にラムリ、ナック、ルカスと決まり、次に別邸の執事ユーハン、テディ、ハナマルと次々に決まっていく中、主は1人、地下の執事たちの心配をしていた。

屋敷の庭、ルカスとミヤジ

ミヤジ

話はわかった。ラトくんには私から話そう。

ルカス

すまないね。ミヤジ。

ミヤジ

いや、私も薄々勘づいてはいたから問題ない。

ルカス

ところで、ミヤジ。ラトくんには何て伝えるつもりだい？今回のことを…。

ミヤジ

そのままを話す方がいいだろう。下手な嘘を吐く方がラトくんを傷つけることになる。

ルカス

そう…。

ミヤジ

大丈夫だ。今のラトくんなら問題なく話は理解出来るだろう。もし、ラトくんがそれで主様にかかって行くようなら、その時は、私が止める。

ルカス

わかった。ミヤジを信じるよ。

ミヤジ

では、話が終わったなら、私は失礼する。

ルカス

(ミヤジ…。頼んだよ。私にとっても〇〇さんは特別な人なんだ…。)

ミヤジ

(ラトくん…。私は、君になんて伝えたらいいだろうか。ありのままを話すとは言ったが、つまりは私の気持ちも話すことになる。理解してくれるだろうか…？)

それぞれの心に渦巻く欲望を嘲笑うかのように、風がルカスとミヤジの間をすり抜けて行った。

そして、その夜、別邸のみんなが主と酒を飲みながら話がしたいとのことで、他のみんなには内緒で別邸を訪問していた。もちろん、ムーが寝た後である。一応、置き手紙はしているので、問題ないと判断したのだ。

ハナマル

主様。今日はありがとな。

ユーハン

急にお呼び立てして申し訳ありません。ですが、昼間の話が話だっただけに、私たちも主様に私たちを知ってもらい、私たちも主様を知る機会を設けたいと思いまして。

テディ

主様は、何を飲まれますか？一応、準備はしてきましたが…好きなものがなければ、俺がとってきますから。遠慮なく仰ってください。

主

ありがとう。テディ。
それじゃぁ、私は、焼酎にしようかな。

ハナマル

お～渋いとこ選んだな。主様さてはいける口か？なら、俺のおすすめを飲んでくれよ。

ユーハン

ハナマルさん、主様に飲ませ過ぎてはいけませんよ？昼間のお話、お聞きになったでしょう？///

テディ

あれは、正直、衝撃的だったけど、俺たちも主様が好きだから、もしそうなったら抑えられる気がしません///

ハナマル

やれやれ。そんなことばかり考えてたのか？ユーハンとテディちゃんは。若いね～。

ユーハン

な////

テディ

俺は、それは…男ですから…考えちゃいます///

ユーハン

私だってそうです!///ですが、だからといって、女性を酔わせてそんな行為に及ぶなど到底許されることじゃありません!///

主

あの…///みんな盛り上がってるとこ悪いけど、今日は、私と話がしたくて呼んだんだよね？////

ユーハン

も、申し訳ありません。主様を差し置いてこのようなお話をしてしまって!///

テディ

すみません!主様!

ハナマル

俺はちょっと期待しちゃうけどな。まぁ、でも、主様が嫌がるようなことはしないから安心して飲んでくれよ。ユーハンが言った通り、酔わせて女を抱くなんてことはしたくないからな。

主

あ、ありがとう///

主

(でも、そっか。みんな男の人だもんね…///いくら、今は主だ。執事だって言ったて、この部屋には私たちだけしかいないわけで、そのみんなが私を好きで…実質、男3人女1人でそうゆうの意識しないわけないよね…///)

テディ

主様。こちら焼酎です。どうぞお飲みになって下さい。

主

ありがとう。テディ。

ハナマル

じゃぁ、俺も飲むかな。

ユーハン

ハナマルさん!主様が先ですよ!

ハナマル

わかってるって。ほら、主様が飲んでくれないと俺も飲めないからさ。グイッと飲んでくれよ。

主

私たちしかいないし、気にしなくていいよ。今は普通に一緒に飲もうよ。

ユーハン

よろしいのですか？主様。

主

うん。それに名前で呼んでもいいよ？堅苦しいのなしにしたいから。

ユーハン

か、かしこまりました。

ハナマル

言われてる側から堅苦しいユーハンだが、そういうやつなんだよ。ユーハンって男は。少しわかったか？

ユーハン

ハナマルさん…。

主

うん。ありのままでいいよ。私も今日は主じゃなく、1人の女として飲むから。

ハナマル

なんか、〇〇が言うと卑猥に聞こえるのは俺だけか？

主

ユーハン、ハナマルのお酒没収して。

ユーハン

かしこまりました。

ハナマル

ご、ごめんって！〇〇!許してくれよ!

テディ

はははっ。

主

ふふふっ。

ユーハン

フフッ。

こうして、別邸のみんなとお酒を飲んだ主。色々な話に花を咲かせ、気がつくと真夜中になっていた。

主

ふぅ～あつい。

ハナマル

脱ぐか？

ユーハン

ハナマルさん!////

テディ

〇〇さん、俺たちの前でもダメですからね。オオカミになっちゃいますから////

主

やっぱり、みんなも私を女として見てるの～？

と酔った主は、服のボタンに手をかけ、1つ外し、2つ外していく。その姿を見て。

ハナマル

〇〇。そこまでだ。

と主の手首を押さえ止めたのは、意外にもハナマルであった。

主

ハナマル？

ハナマル

言ったろ？女を酔わせて抱くようなことはしないって。だから、それ以上は脱ぐな。

ユーハン

ハナマルさん、あなた…。

テディ

はい。俺も〇〇さんを今、そういう目で見てしまったら、本当に止まれなくなりますから、やめてください。

主

もし…見て欲しいっていったら、みんな見ちゃうの？

テディ

それは…////

ユーハン

ええ///間違いなく見てしまいます///

ハナマル

〇〇…欲求不満なのか？///

主

かもしれない…。でも、ごめん。やっぱり今のなし。私、部屋に戻るね。また、みんなで飲もうね!

慌てて、立ち、部屋を出ようとして躓く主。

主

きゃっ!

ハナマル

〇〇!

ユーハン

〇〇さん!

テディ

〇〇さん!

慌ててみんな近寄るが、ハナマルが主の傍にいたため、主の前に腕を出し、主は転ぶことはなかった。

ハナマル

大丈夫か？怪我してないか？

主

うん。ごめん。

ハナマル

俺、〇〇のこと、部屋まで送るわ。危なそうだから。

テディ

はい。また、躓かないように気をつけてくださいね。〇〇さん。

ユーハン

ええ。ハナマルさん、〇〇さんをよろしくお願い致します。

ハナマル

あぁ。大丈夫だよ。ちゃんと寝かしつけてくるから。

そういい、別邸を後にする。

少し外の空気を吸いたいと言った主にハナマルは上着を貸し、庭に来る。

ハナマル

結構、飲んでたが、少しは酔い醒ましになったか？主様。

主

うん。

ハナマル

そうか。なら、部屋に…。

とハナマルが言ったところで、主はハナマルに抱きつく。

ハナマル

あ、主様？どうした？酒飲んで人恋しくでもなったのか？

といい、ハナマルは、主の頭をなでる。

主

ハナマルいい匂いする～。

ハナマル

そうか？おっさん臭してない？大丈夫そう？

主

うん。男性の香りする～。

ハナマル

それは、俺、男だからな～。

主

ねぇ…。

ハナマル

どうした？主様。

主

もう少しだけ、一緒にいたい…///

ハナマル

…………。

無言のハナマルに主は、ハナマルを見上げるとハナマルは男の顔をしていた。

ハナマル

主様さ～。俺が男だって本当にわかってる？

主

………うん////わかってるよ。

ハナマル

なら、そう言われたら、男の俺がどうなるかわかるだろう？

主

………うん///

ハナマル

あぁ～!ダメだ!ダメ!
ほら、さっさと部屋に戻って大人しく寝なさい。

主

はい…。

ハナマル

………わかったよ。主様が寝るまで手を握っててやるから。それで勘弁してくれ。今日は。

主

うん!

ハナマル

やれやれ。主様は本当に可愛いな。

そういい、頭を撫でると、ハナマルは主の部屋に行き、主が眠るまで手を握る。

主の部屋

主

すぅ～すぅ～。

ハナマル

寝たか…。起こさないようにっと…。

主の手をそっと離し、主の布団に主の手を入れ、布団を整えるハナマル。

ハナマル

ほんと、寝顔可愛いな…。

ハナマル

(まさか…本当に迫られるとは思わなかったが…///あと、少しおされていたらやばかったな///まぁ、何事もなく終わったし、良しとするか。)

安堵の気持ちでハナマルは主の部屋を後にした。後に残るのは、優しい温もりを感じ幸せそうに眠る主とムーだけであった。

おわり

ボスキと主様

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