アリス
ここね…

アリス
いい匂いがするわ…

アリス
お菓子かしら?

アリス
本当だったのね…
ミキの話…

アリス
ま、入ってみるのが先ね

重々しいアンティーク調の扉を開け
中に入ってみると
目の前に広がるのは氷で作られた本棚と
天井まで埋め尽くす本たちだった
アリス
うわぁ…

アリス
凄…!!

ケーク
こんにちは

アリス
こんにちは…?

ケーク
いきなりで申し訳ない。

ケーク
私(わたくし)の名は
ケーク。
好きなようにお呼び
ください。

アリス
ケーク…さん…?

ケーク
はい、ケークです。
ケーキではないです。

アリス
わたしはアリス。

アリス
しばらくこの世界の
お世話になります

ケーク
アリス様…ミキ様が
仰っていたお方は

ケーク
貴女様でございましたか!!

ケーク
そうとは知らず、
申し訳ない…

アリス
え??

アリス
え???

アリス
あ、あの…?!

シフォン
ケーキそこまでに
しなさいな…

ケーク
シフォン…

シフォン
アリス様が
困っているぞ?

ケーク
何度言ったらわかるんだ…?

シフォン
は?

ケーク
僕の名前はケー˹ク˼!!!!!

ケーク
ケー˹キ˼じゃない!!!!!

シフォン
そんなのどうでも
いいじゃない?

ケーク
どうでも良くな

シフォン
アリス様、私の名は
シフォン。

シフォン
以後お見知り置きを…

アリス
えっと…

アリス
ミキさんから聞いて
いたというのは…

シフォン
この世界では伝えたいことは瞬時に伝えること事が
できるのです

アリス
へぇ…

アリス
凄いのね

シフォン
その関係で、ある程度の
施設のものには情報が
行き届いていますゆえ…

アリス
(っ’ω’c)ワア

シフォン
何かご要望等あります
でしょうか??

アリス
あの…

アリス
敬語じゃなくても
大丈夫ですよ…?

ケーク
あぁ…やはりお優しい…

シフォン
ケーキ黙って。

アリス
その、暫くお世話に
なることですし…

アリス
今すぐじゃなくても
いいので…

シフォン
承知しました

ケーク
承知!!(๑•̀ω•́ฅ)

シフォン
私も敬語を使わないのは慣れていませんゆえ…

シフォン
時間がかかることかと
思いますが

シフォン
どうぞよろしく
お願いします

アリス
わたし、無理にとは
言ってないのだけれど?

シフォン
へ?

ケーク
うん。

シフォン
そ、そんな…

アリス
うふふ笑笑

ケーク
アリス様そっくりだ…

アリス
呼んだかしら?ケー君

ケーク
いや、独り言

ケーク
気にしないで

アリス
上出来ね

ケーク
そう?嬉しい
✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。

シフォン
…アリス様、
ここには何故?

アリス
ん?あぁ。

アリス
本を読みに。

アリス
ミキとドラゴンに
行ってきたらどうかと
言われたものでね

シフォン
なるほど

ケーク
ほぇー

アリス
所でこの氷、溶けないの?

アリス
ここ、特別寒いわけでは
ないようだけれど

シフォン
あぁ、この氷ですか?

アリス
え?

シフォン
どうぞ

シフォン
食べてみてください

アリス
ぱくっ

アリス
美味しい…飴?

ケーク
飴細工だよ

アリス
良く折れないわね…

ケーク
ま、おとぎの国だから笑

アリス
って、そうじゃなくて

アリス
折ったところ
治さなくていいの?!

ケーク
あ、うん。

ケーク
見ておいでよ

アリス
え?えぇ…

アリス
治ってる!?

アリス
しかもさっきよりも
綺麗…どうゆう事?!

ケーク
こうゆうこと

アリス
ちょっ

一際小さい、耳を澄まさなければ分からないような音がすぐ側で聴こえた。
アリス
え?

そこにぽっかり空いていたはずの
割れ目はすっかり消えていた