私には、
みんなの心の声が聞こえる。
いつから聞こえるようになったかは、
わからない。
私は、心の声が聞こえるようになって、
後悔している…
愛華
ねえねえ
愛華
蘭々
愛華
一緒にトイレ行こう!
蘭々
いいよ!
蘭々
(ハァ…まただよ、)
蘭々
(いい加減1人でトイレいけよ、)
愛華
(蘭々…そんな風に思ってるんだ…)
愛華
やっぱり1人で行ってくるね!
蘭々
あ…うん、
男の子
あー!ボールが!!
愛華
あ!ボールが、
男の子
お姉さんとって!
スルッ!
愛華
(あ!!)
愛華
(ボール取れなかった、)
愛華
ごめんね!
愛華
取ってくるからまってて!
男の子
(いやいや、最初からちゃんと取れよ、)
愛華
(?!)
愛華
(ハァ〜…)
こんな事がこれからも続くなんて、
嫌だな…
こんな私の気持ちなんて、
誰も分かってくれない…
これはフィクションです。
実在の人物や団体などとは関係ありません。