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監督生が壊れるまであと__

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監督生が壊れるまであと__

23 - I don't think I can meet you anymore

♥

150

2022年07月27日

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ゴフッ…ゴホッ...ヴ...ゲホッゴホ!!!

(血が止まらない…苦しい…)

優の周りは、血で真っ赤に染まっていた

ガハッ…オ゛エ゛エ゛エ…

モブF

おい、誰か助けてあげろよ。
今にも死にそうだぜ?

モブP

でもあいつって晏弓いじめた奴だろ?助けるだけ無駄だろ。

(あぁ…誰も助けてくれない)

優ちゃん!優ちゃん…!!

お願い、死んじゃ嫌…!

苦しい

痛い

熱い

辛い

助けて

助けろ

(意識が…)

助けろって

僕を

助けろよ

はァ…ヴ、あぁ…

優ちゃん…優ちゃん!!

お願い、誰か…!!!

ごめんね、澪…

僕の意識は、そこで途切れた

…あ

気づいたら、僕は医務室のベットにいた

ダスク

あぁ…良かった…

ダスク

目が覚めて…本当に…

せ、先生? 泣かないでください…

ダスク

ヴィルさんの毒、とても解毒が難しい毒でして…

ダスク

今回は本当にダメかと思ったんです…

ダスク

生きててくれて、ありがとう…

そんなの言ってくれた人

久しぶりだよ

ダスク

…私がもっと何か助けになることがあれば良いのですが

ダスク

生憎治療することしかできない私が憎いです…

そんなの、気にしないでよ

ダスク

怪我しなくてもいいから、学校が嫌になったらここへいらっしゃい

ダスク

なんならこの机で勉強しても構いませんから

いわゆる…保健室登校ってやつ?

ダスク

あなたの世界ではそう言ってたのですか…?

リドル

医務の先生。

リドル

彼、目覚ましましか?

と言いながらカーテンをめくって入ってきた

え、なんで

なんで君がここに…?

普通に疑問に思った

あの事件には一切関係なかったから

もしかして運んでくれたのかな、と思ってたら…

リドル

ハァ!?

リドル

僕が忙しい中君の事を医務室まで運んであげたのに

リドル

君は僕の事を邪魔者扱いするのか!?

それがリドルさんの癪に触れたようだ

ち、違います!

どうしてここにいるのか普通に気になったんだよ!邪魔者扱いなんてしてない!

リドル

それが先輩である僕に向ける態度なのか!!!!!

ど、どうして今先輩って地位を使うの!?今先輩後輩関係ないと思うんですが…

ダスク

ちょ、ちょっと君たち…!!

リドル

ふざけるのも…大概にしろ!!!

ダスク

うっ

リドルは怒りで周りが見えてないのか

ダスク先生の事を突き放した

お前…何やってるの!

それに僕はふざけてなんかない!

ふざけてるのは君の方だ

リドル

首をはねろ!(オフ・ウィズ・ユアヘッド)

がしゃん!

っ!

優ちゃん…っ!!!

ダスク

優さん!

ダスク

リドル・ローズハート…いい加減にしなさい!!

ダスク

さっきまで瀕死だった病人になんて事を…!

リドル

お前なんて、この学園に相応しくない!!!

リドル

何故この学校に入れたのかも僕にはわからない!!

リドル

お前なんて…お前なんて!!!

リドル

いなければ良かったんだ!!!

……!!

そう、リドルは叫んだ

ボクの心を踏みにじるように、ありったけの声で叫んでいた

ダスク

…!

ダスク

てめぇ…何言ってんだ!!!!

…もういいです、ありがとうございました。

ダスク

あ、優さん…!

待って、優ちゃん…!

_| ̄|○、;'.・ オェェェェェェェェェェェェェ

優ちゃん、落ち着いて…
一旦息を吸って…

ハー、ハー、ア”ー…

僕は吐いた

胃の中の全てのもの・僕の汚い感情・心の中のもの全て吐いた。

オエッ…ゲホゲホ

もう大丈夫…?

その日から僕は、部屋から出ることが出来なくなった

ボタボタボタ…ビチャッ

監督生が壊れるまであと__

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