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高校生最後の夏、
とある少女の恋の物語。
先生
また、いつもの朝が始まる。
半年前、突然いじめの対象になった。
理由は当時分からなかったが、今になっては分かる。
平和主義だった私は、特に誰の味方にも付かず、周りに合わせていて、男女共に好感を持たれていた。
恐らく当時の主犯格の彼女は、それが気に食わなかったのだろう。
……自分が、出来なかったから。
高梨 心結
平山 凪沙
高梨 心結
平山 凪沙
高梨 心結
高梨 心結
平山 凪沙
高梨 心結
高梨 心結
高梨 心結
平山 凪沙
高梨 心結
この彼女が、主犯格。
見た目は美人なのに、口を開けば罵倒する言葉しか出てこないらしい。
私以外にも、何人か被害に遭っていた女の子がいたとか、
そんな噂が立っているのを、彼女自身は知らないらしい。
面倒ごとに巻き込まれるのは嫌なので、私は聞き流していたが、
それが余計に気に食わなかったのか、
いじめは更にエスカレートしていき、
高梨 心結
高梨 心結
平山 凪沙
お付きA
お付きB
平山 凪沙
高梨 心結
高梨 心結
高梨 心結
ほうら、本音が出た。
平山 凪沙
彼女の口から出た、‘’清貴君‘’とは同じクラスメイトの男の子で、
幼稚園からの幼馴染で、家も近いからか、昔から親同士も仲が良かった。
とは言え、今の今まで某ドラマの様に恋愛対象として大きく発展する事無く、現在は私の片思い止まり。
というのも彼は容姿端麗の美少年で、初対面の女子達は思わず二度見してしまう程、一目惚れする女子達が続出。
今までも周りの女子達から妬まれる事はあったけど、一方の彼からは誰かと付き合っているという噂は一切聞いた事がない。
だって彼は、極度の人見知りだったから。
初対面の人間も含め、同じクラスメイトでも目を合わせられず、昔から仲が良い私にしか心を開いていない。
結果、ひとりぼっち同士で仲良くしてるのが妬ましくて、彼女は私に八つ当たりをしているに違いなかった。
高梨 心結
ドンっと強く身体を押されて、思わず教室の床に尻餅を着いてしまった。
我を忘れて顔を真っ赤にした彼女は、そのまま馬乗りになり、片方の手を髪の毛に、もう片方を襟元に持ってきて、強く引っ張りながら叫んだ。
高梨 心結
そしてそれぞれの手を、今度は両手合わせて私の首に持ってきて、ぎりぎりと絞めてくる。
お付きA
お付きB
抵抗をしないまま、いや、出来ないまま、意識が遠退いていく。
大森 清孝
遠退いていく意識の中で、愛しい彼の声がしたのは気のせいか……。
平山 凪沙
平山 凪沙
目を覚ますと、真っ白な天井が目に入ってきて、ここが保健室だと瞬時に分かった。
仰向けのまま、周りを見渡してみると、真っ白なカーテンが360度、しっかりとこの空間を覆われていた。
……ふと、すぐ近くで声が聞こえる。
大森 清孝
高梨 心結
高梨 心結
大森 清孝
高梨 心結
高梨 心結
大森 清孝
平山 凪沙
大森 清孝
大森 清孝
大森 清孝
大森 清孝
大森 清孝
大森 清孝
大森 清孝
大森 清孝
大森 清孝
今聞いたのは、幻聴?
そうか、夢を見ているんだ……
もう一度、目を閉じれば夢から覚めるはず。
大森 清孝
平山 凪沙
大森 清孝
大森 清孝
平山 凪沙
大森 清孝
平山 凪沙
平山 凪沙
大森 清孝
平山 凪沙
大森 清孝
さっきまで頭を抱えていた彼は、ぐっと私を抱き寄せて、
大森 清孝
平山 凪沙
大森 清孝
平山 凪沙
大森 清孝
大森 清孝
大森 清孝
平山 凪沙
大森 清孝
大森 清孝
その言葉を引き金に、保健室に響き渡るほど思いっきり泣いた。
その間も彼はずっと抱き締めてくれていて、赤ん坊をあやす様に背中をポンポンとリズム良く優しく叩いてくれていた。
それからどれだけの時間が経ったのか分からないが、すっかり涙は引いていた。
目の前には、すごい力で握りしめただろう、彼のシャツが目に入り、
平山 凪沙
平山 凪沙
平山 凪沙
大森 清孝
大森 清孝
平山 凪沙
大森 清孝
平山 凪沙
大森 清孝
平山 凪沙
大森 清孝
平山 凪沙
大森 清孝
大森 清孝
大森 清孝
Fin.