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※⚔️♠️のメンバー様のお名前をお借りしています。
浮気
心が浮ついて変わりやすいこと。1人の人だけを愛さず、あの人この人と心を移すこと。
俺はまさに今、その状態に陥っていた。
🍅
⚔️🩷
放課後の保健室。
俺の熱い吐息と、てるきゅんの甘い声だけが静かに響く。
俺とてるきゅんのことを知らない人から見たら、ただ放課後にカップルが保健室でヤッてるようにしか見えないだろう。
だけど違う。
俺とてるきゅんは恋人同士ではない。
俺にはてるきゅんじゃない恋人がいる。
⚔️🩷
🍅
事後、お互いに服を着ている時にてるきゅんに話しかけられた。
⚔️🩷
てるきゅんは俺にけちゃという恋人がいることを知っている。
🍅
そう言って俺は笑いながらてるきゅんの頭を撫でる。
⚔️🩷
そう呟くと、てるきゅんは俺の腕にぎゅっと抱きついてきた。
⚔️🩷
そして上目づかいで俺を見てくるのが可愛くって
🍅
そう言って、てるきゅんに口付けを落とす。
けちゃのことももちろん好きやで？
でもてるきゅんのことも可愛いって、好きって思うのは悪いことなのかな？
まあバレてへんし、大丈夫やろ。
そんな甘い考えだった俺は、
てるきゅんをもう一度抱きしめた。
君が見ているとは知らずに。
てるきゅんと途中で別れて、そのまま帰路についていた。
何気にヘッドホンで音楽を聴きながら帰っていると、いきなり後ろからヘッドホンが外された。
🐷
そこに居たのは俺を見て少し、照れたように笑うけちゃだった。
🍅
🐷
🍅
🐷
そう言って頭を撫でてやると、心底嬉しそうに頬を赤くするけちゃ。
俺とけちゃはどっちも部活をしていて、帰りは基本別々に帰っていた。
...まあ俺は部活というよりてるきゅんとの時間があるからなんだけど。
久しぶりにけちゃと並んで帰る。
何気ない会話が続く。
だがふと、けちゃの口数が少なくなる。
🍅
不思議に思い、けちゃに声をかけるとけちゃはぱっと俺を見て、引きつった笑顔で言葉を発した。
🐷
自分の脈が早くなるのが分かる。
まだけちゃは何も言ってないのに、何を言われるか分からないのに。
嫌な胸騒ぎがする。
🐷
俺の体は全身熱くなり、変な汗をかきそうになる。
やめろ、それ以上、
🐷
🍅
俺の心臓がドキッと大きく脈をうつ。
🍅
🐷
けちゃは目に涙を溜めて、俺に必死に問いかける。
🐷
そう言ってぎゅっと俺の腕を掴む。
🐷
俺はその瞬間けちゃの手を振りほどく。
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もう吹っ切れていた。
バレて、焦ってるはずなのに、
なんで浮気しちゃダメなの?
その考えだけが、俺の脳みそを食い尽くす。
🍅
🍅
🍅
俺は言い出したら止まらなかった。
でも勢い任せに言った言葉じゃなくて、
これが俺の本心だった。
🐷
そう言って泣きながら俺を見つめるけちゃに嫌気がさす。
🍅
その言葉を発した瞬間、けちゃおの目からぼろぼろと涙がこぼれ落ちる。
🐷
俺はその場で崩れ落ちるけちゃを見捨て、そのまま家に向かって歩き出した。
後ろでけちゃのすすり泣く声が聞こえても、聞こえないふり。
だってけちゃが悪いんやで?俺の恋愛観を分かってくれないから。
俺は悪ない、俺は悪ない。
そう心の中で唱えながら、俺は家に帰った。
次の日、昨日と同じように放課後に保健室に行くと
🍅
てるきゅんと一緒に、まひくんも保健室にいた。
⚔️🩷
てるきゅんは俺に気付くと、ぎゅっとまひくんの手を握って俺の前に来た。
⚔️🩷
頭が真っ白になった。
🍅
思ってもなかったことを言われた俺は、なんて言っていいか分からず、言葉詰まる。
⚔️🩷
俺はフリーズしたまま、それなのにてるきゅんはどんどん話を進める。
⚔️🩷
⚔️🩷
⚔️🩷
⚔️🩷
⚔️🩷
そう言うとてるきゅんは照れた顔でまひくんを見つめる。
⚔️🩷
まひちゃんは昔からずーーっとぼくのこと､一途に好きでいてくれたんだよ。
てるきゅんがそう言うと、まひくんも微笑む。
そして真剣な顔で俺を見る。
⚔️🩵
⚔️🩵
⚔️🩵
てるちゃん、行くよ。
そう言うと、まひくんはてるきゅんの手を引っ張り保健室から出ていく。
⚔️🩷
てるきゅんは俺にそう呟いて、
まひくんと一緒に保健室を後にした。
そのまま、数秒間放心状態だった俺は、まひくんの言葉を思い出す。
ずーーっとぷりちゃんを一途に好きでいてくれたのは誰？
早くしないと、取り返しのつかないことになっちゃうよ。
🍅
“ぷりちゃん今日もかっこいい!!さすが僕の彼氏!!”
“ほんとにぷりちゃんは努力家だよね。そういうとこ、だーいすき!!”
“ぼく、ぷりちゃんには僕だけを好きでいてほしいよ!!”
🍅
俺は保健室から飛び出して、走る。
やっと気付いた、自分が本当に好きだったのは誰なのか。
俺が今までてるきゅんに抱いてた想いと、けちゃに抱いてた想いの違い。
ごめん、けちゃ。 俺のがアホだった。
今から君に本当の気持ちを伝えに行くから。
だからどうか、まだ俺の事好きでいて。
けちゃが好きだよ。
🍅×🐷
今回も読んで頂き、ありがとうございました。
あまり🍅🐷要素多めに書けなかったことが、今回の反省点です...。
実はこのお話、まだ続きを書こうか迷っております。
そこで、皆様にお願いがあります。
このお話のHappy EndまたはBad End、どちらをお読みになりたいですか？
コメント欄で教えて頂けると嬉しいです。
Happy希望の方▶︎🤍
Bad希望の方▶︎🖤
この2つの絵文字で教えていただけると嬉しいです。
ちなみに、私的にはこのお話はBad End＝True End
のイメージとなっております。
こちらはあくまで私の考えなので、Happyが見たい方は全然Happyのほうに投票して頂いて大丈夫です。
それでは皆様のご投票を楽しみにしています。
リスエストも7のコメ欄で受け付けておりますので、ぜひよろしくお願い致します。
今後とも、この小説をよろしくお願い致します。
コメント
5件
🤍ですね！でも、もし時間があるのならば🖤もみたいです！
🖤
🤍
