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大森元貴side
恐る恐る音のした方へ首を傾げる。
そこには、
無言で立ち尽くす若井滉斗がいた。
藤澤涼架
大森元貴
若井滉斗
こいつ、やばいかも。
能力とか戦闘力もやばいって話は噂で聞いていたけど、
僕が感じ取ったのはそれじゃない。
若井滉斗…、、
感情が、読めない…、!
若井滉斗
藤澤涼架
大森元貴
そんな事に怖気付いていたら、いつの間にか涼ちゃんの間合いに若井滉斗が入っていた。
僕も涼ちゃんも反応出来ない程に、速い。
まずい、僕はともかく涼ちゃんは接近戦が苦手だ。
僕がッ、守らなきゃ…っ、!
バキャッ、ボキッ!
人体から鳴っているとは思えないほどの重くて芯のある音が響く。
涼ちゃんはあっという間に遠くへ吹き飛ばされた。
大森元貴
若井滉斗が目の前に居ることも忘れて、無我夢中で涼ちゃんの元へ走る。
藤澤涼架
藤澤涼架
涼ちゃんの口からボタボタと赤い血が溢れる。
あれだけ鈍い音がしたんだ、きっと肋骨はほとんどやられてしまっているかもしれない。
大森元貴
大森元貴
僕には涼ちゃんの名前を呼ぶことしか出来ない。
藤澤涼架
大森元貴
藤澤涼架
大森元貴
藤澤涼架
藤澤涼架
大森元貴
大森元貴
こんなにも瀕死な状態なのに、涼ちゃんは笑顔を辞めない。
こんな状態を見ていながらも、眉ひとつ動かさないあいつと違って。
大森元貴
藤澤涼架
「弱くて、何も出来なくて、ごめんね」
違うよ、弱くて何も出来てないのは僕の方だよ。
それだけ言うと、涼ちゃんはもう喋らなくなった。
涼ちゃんの綺麗な笑顔も血で汚れて台無し。
まるでそれは、壊れて、汚れて、捨てられた人形のような雰囲気を纏っていた。
壊したのは、あいつ?
前に僕を壊したのも…あいつ?
大森元貴
大森元貴
若井滉斗
自分でも驚く程に、冷たくて低い声。
大森元貴
若井滉斗
ほんの一瞬だけ、
彼の唯一見える瞳が少し揺れた気がした。
若井滉斗
生憎、イラつきで頭が混乱している僕には彼の言葉は届かなかった。
大森元貴
若井滉斗
あいつは背中にくっついている楽器?みたいなものを手に取った。
若井滉斗
あ、まただ。
声は笑っているように聞こえるけど、
あいつの顔は全く笑っていない。
そんな事を考えていたら、いつも間にかあいつの攻撃が始まっていた。
大森元貴
若井滉斗
あの「ギュィーーン」という音。
あれを聞くと頭がキーンと痛くなる。
多分あいつの術か特技だと思う。
大森元貴
なるべく大きめの術で対抗しようとしてみる。
大森元貴
術が、使えない…?
大森元貴
マズイマズイマズイ。
このままじゃ殺られる…、
すごい勢いでこちらへ飛んでくる若井滉斗。
あ…もう、間に合わない。
走馬灯って程のものじゃないけど、1つ頭に浮かんできたものがあった。
「懐中時計」
大森元貴
若井滉斗
ダメ元で懐中時計に攻撃が当たるように、懐中時計を持って受け身体制をとる。
あいつの凄まじい蹴りが懐中時計と僕の腕にクリーンヒットする。
腕に走る激痛。
これ粉砕骨折だろうな、とまた他人事のように考える。
そしてあの時と同じように、
懐中時計は細々と割れた。
その破片らが音を立てながら地面に落ちた時、
また摩訶不思議なことが起きた。
主の戯言
私はとんでもない駄作を生み出してしまったようだ…。
駄作を生み出す才能あるかも!()
最近、文章量も少ないし内容も薄くてすみません。
私の頭は夏休み課題と夏期講習でもう容量いっぱいなんですよ。
SDカードとか差し込みたいよね(?)
あと、昨日あげたイラストが規約違反だったらしくて消されちゃいました☆
自信作だったのにぃぃぃ!泣
また再チャレンジで投稿してやる((ヤケクソ
よければいいねとコメントお願いします✨
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コメント
16件
はい好きです やばい若井さん強い… 涼ちゃんが可愛い…喋んないでって言われてるのに喋ってるところか最高 続きが死ぬほど楽しみ
えちょっと若井さん???待って待って落ち着いて?あなた強すぎないかしら…手加減って知ってます?また懐中時計が壊れたってことはもしや…?
え、待ってまた、最初から? それとも涼ちゃんの都に戻ってる時から? 若井さん、絶対過去になんかあったじゃん!