私は諸刃が何者であるか 聞く勇気が無かった
聞いた所で 何も出来ないからだ
そんな事を考えている内に
日が傾いて…
夕食の時間になった
おじいさん
楓
おじいさん
楓
楓
楓
おじいさん
おじいさん
楓
楓
楓
楓
おじいさん
楓
おじいさん
おじいさん
楓
おじいさん
楓
おじいさん
楓
楓
楓
私の啜り泣きは
次第に大きくなり…
最後は自分でも驚く程 わんわん泣いた
久しぶりに食べた 温かい食べ物
父や母を思い出した
私の家族はもう居ない…
落ち着いた頭に 絶望的な答え
私は泣いた…大きな声で
しばらくして
ようやく 気持ちが落ち着いた頃…
おじいさん
おじいさん
楓
楓
楓
おじいさん
おじいさん
楓
諸刃
おじいさん
諸刃
楓
諸刃
楓
ご飯を食べない?
お腹が空いていない?
彼は…本当に
人間では無いのかしら
だとしたら…
次の日
楓
諸刃
顔を洗いに外に出たら 彼に会ってしまった…
二人きりだ…怖い
楓
諸刃
諸刃
楓
諸刃
楓
あれ?
意外に良い人?
でも…
どうしても人間とは思えない
この人が妖なら
親の仇…?
楓
楓
諸刃
楓
諸刃
諸刃
楓
諸刃
諸刃
楓
あれ?あれれ?
楓
諸刃
楓
楓
諸刃
楓
諸刃
私…調子に乗って、 不味い事を聞いてる?
楓
諸刃
楓
諸刃
楓
諸刃
楓
楓
楓
楓
諸刃
楓
諸刃
楓
諸刃
楓
諸刃
楓
妖が神様?
意味が分からない
しかも 急に出て行けなんて…
まさか…
諸刃が妖かもしれないって 勘付いたから?
楓
おじいさん
楓
おじいさん
楓
おじいさん
楓
おじいさん
おじいさん
楓
おじいさん
楓
おじいさん
おじいさん
楓
諸刃の部屋は
居間から少し離れた位置
小さな家だから、 すぐに辿り着いてしまう
あぁ…諸刃と話したくない
怖い
そう思いながら、襖を開ける
楓
諸刃
楓
楓
諸刃は着物を上半身だけ脱いで、 身体を拭いていた
その身体…背中から左腕が
真っ黒だった
火傷でも怪我でも無い
そんな皮膚の色は 見た事が無かった
やっぱり…諸刃は
諸刃
楓
楓
諸刃
楓
楓
諸刃
怖い!!
死にたくない!!!
私は叫びながら
おじいさんの部屋へと走った
つづく
コメント
6件
楓さんは妖のせいで両親が殺 さ れ てしまったと言っていたのに諸刃さんの言葉を聞いたら信じられませんよね……😥 もしかしておじいさんは諸刃さんの正体に気づいてるんですかね……🤔💭そしてこれから楓さんが諸刃さんとどう関わっていくのか、またこれからどうしていくのか想像が出来ないので今後の展開が楽しみです!! 続き楽しみにしてます💭