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yan

カチ.....(ペン

「俺etさんに告白したから」

yan

あ.....

yan

ッはぁ......

na

だから、そういうことです。

モブ

いや、もうちょっとさぁ.....

yan

.....naさん

na

あ、yanくん!

yan

.....とだれ?

モブ

あれ、naさん彼氏いたの?

na

まぁ、はい。そういうことなんでさようなら。

yan

知り合い?

na

いえ、DM送ってくる大学生です。

yan

何それ

yan

だから今日教室いなかったんだ

na

違います!低気圧で起きられなかっただけです!

na

ところで何買ったんですか?

yan

シャー芯とルーズリーフ

na

へぇ.....

yan

聞いといて興味なさそう

na

えへへ

ポツポツ(雨

yan

あ.....

na

うそっ、私傘持ってきてないんですが!

yan

今日は完全に雨予報だったよ

na

一緒に入れてください!ついでに送ってください!

yan

........

na

それで、そのまま私の家きて映画見ましょう!

テレビ

______ ____

na

この作品有名ですけど、一回も最後まで見れたことないんですよね。

yan

そうなんだ

naさんの勢いに乗せられ 来たはいいけど.....

yan

家上がって大丈夫だったの?

na

え?全然平気ですよ

na

親は多分帰ってこないし、誰連れてきても気にしないので

yan

ならいいけど......

na

んー、やっぱりこの映画は私にはロマンチックすぎましたね

na

なんで恋のために死ねるんでしょう

yan

........

幼少期

ずっと

冬は好きじゃなかった

yan

ケホッ

息が上手く吸えなくなるから

yan

ッはぁっ.....

本は全部読み終わっちゃったし

みんな学校で何してるのか知りたかった

yan

雪だ.....

yan

あれ

窓の外を見ると雪だるまを 作るurの姿があった

yan

いいなぁ.....

俺もそっちに行きたかった

yan

........

咳出ちゃうからダメって言われてたから 行こうにも外には出れなかった

コツンッ/窓

ur

yan!!

いつから

ur

でっかい雪だるま作ろう!

urを好きだったのか

yan

ダメだよ.....お母さんに怒られちゃう

ur

いっつもそれじゃん!!

ur

yanは外で遊びたくないの?

ur

俺1人じゃ無理なんだって

yan

遊びたいけど......でも.......

ur

遊びたいんじゃん!

ur

早く降りてきなよ

yan

!!

キラキラした瞳が

まっすぐに自分を映して いるのが好きだった

yan

やっぱり怒られるんじゃないかなぁ

ur

帰ってくる前に家に入れば大丈夫だって

ur

だから、お母さんにはひみつな

yan

ひみつ......✨

バタンッ/ドア

ur

yan!!

ur

プリント持って帰ってきた

yan

おかえり

urからはいつも、お日様の匂いがして

ur

今日学校でさー

木漏れ日が揺れるみたいに笑う

どんなに寒い日でも

春を連れてきてくれるようだった

でもある日urから笑顔が消えた

親戚

過労ですって

親戚

若いのに大変

親戚

子供達はどうするのかしら

親戚

父親は当てにならないって

お母さんが亡くなった

ur

俺が言うこと聞かなかったからだ......

yan

ッurのせいじゃない

ur

yan.....

ur

これからどうしよう

yan

ッ大丈夫だよ.....

yan

俺に任せて.....!

yan

urは何も心配しないで

自分がしっかりしないと.....

urはいつも助けてくれたんだから

yan

あのっ!

yan

どなたか、俺たちを引き取ってくれませんか?

親戚

.........

yan

あ.......

親戚

やだ.....

yan

働けるようになったら

親戚

ちょっと

yan

お金はふたり分ちゃんと返すので

yan

お願いします!!

トン/肩

親戚(現在の義父)

久しぶり

親戚(現在の義父)

お母さんの弟なんだけど覚えてるかな

親戚(現在の義父)

2人がよかったら.......

子供にできる事なんて何もなかったけど

またurに笑ってほしかった

そうして

叔父さんの家で暮らす ために転校した先で

etさんに出会った

et

.........(窓向

初めてその背中を見た時

自分に似ていると思った

思わず声をかけたのは

yan

暇だよね

et

え?

同情心からなのか

自分と重ねていたからなのか

はっきりと覚えてないけど

それからなんとなく

一緒にいるようになった

etさんは思いの外表情豊かで

et

モグ......(顔しかめ

yan

『あ.....そら豆苦手なんだ』

幼少期et

ぱぁぁぁぁ✨

yan

『テストの結果、嬉しそう』

et

ずぅぅぅぅん......

yan

『また何か言われた?』

中学に上がって

et

yanくんっ!

etさんが自分に向ける熱の正体は

すぐにわかった

自分のことも

ur

yan?

yan

.........!

わかってしまった

気づいた瞬間

ur

どうした?

ur

早くこいよ

yan

はっ....

絶望した

yan

......うん、今行く

yan

どうしよう

yan

こんなの普通じゃない

yan

兄弟なのに.....

yan

お兄ちゃんに.....

コンコン/ドア

ur

yan

yan

!!

ur

ご飯できたって

yan

........

yan

食べられない...

ur

......わかった

ur

なんかあったらなんでも言えよ

コツコツ..../足音

yan

.......

yan

言えるわけない

こんな気持ち早く消さないと

ur

っはは

中学に上がってurは よく笑うようになったし

俺の喘息もすっかり症状が治っていた

ずっと願っていた事が叶ったはずなのに

ur

etさん!

et

urー!

前よりもずっと

息をするのが苦しい

ur

ははっ....(テレ

urもわかりやすいな....

etさんのおかげだった

自分じゃなかった

なんで俺とetさんは全然違ったんだ

また笑ってほしかった

自分に向けてほしかった

どんなに手を伸ばしても

きっともう届かない

ずっとurだけが特別だった

自分だけのものにしたかった

妬み

嫉妬

独占欲

et

あれ?yanくん

決して甘酸っぱいなんてものではなくて

愛というには不純で

恋というには歪だった

yan

ニコ......

こんなに痛いのか....

でも俺はこれしか知らない

最初から全部....

歪んでいた

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3

ユーザー
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続き待ってます!✨

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