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白野 夕李
白野 夕李
藤原 糸
白野 夕李
白野 夕李
藤原 糸
白野 夕李
藤原 糸
ぱくっ
白野 夕李
白野 夕李
藤原 糸
白野 夕李
藤原 糸
遠慮がちに、シロップはついたところをほんの少しだけかすめてスプーンを口に運んでいく
藤原 糸
白野 夕李
藤原 糸
白野 夕李
藤原 糸
藤原 糸
白野 夕李
白野 夕李
藤原 糸
白野 夕李
藤原 糸
藤原 糸
白野 夕李
藤原 糸
藤原 糸
白野 夕李
気楽そうでいいね。
白野 夕李
白野 夕李
藤原 糸
…曖昧な言い方
あげる気すらないような声のトーン
…気に入らないのに、
それが好きで、
うらやましくて、
もっと仲良くなりたくて、
もっと一緒に居たくて、
…一人になりたくて
久しぶりに、本当に一緒に居たい人を見つけたような気がする
夏の湿った生暖かい風が店の窓から吹き込んで、
髪が首筋に当たってくすぐったかった
白野 夕李
藤原 糸
君の口元が、少し上がっているような気がした
…この人は、笑うとき、
目が細くなるんだなぁ~…
いちご味のかき氷の人工的な甘さ
…夏が、終わったら
こんなこともなくなるのかなぁ?
…
白野 夕李
藤原 糸
白野 夕李
白野 夕李
…この思いもいつか消えるんだって。
ずっと一緒に居たいって、今は思っても
どうせ消える。
…はぁ…w
もう全部、諦めたよ
白野 夕李
藤原 糸
不器用そうに声を上げて笑う君。
ガチャッ
<ただいま~
白野 夕李
白野 夕李
<はぁ~…疲れた~…
白野 夕李
<ねぇもうさぁ?!聞いてくれる?
白野 夕李
<あのね?今日もいつものクレーマーがね~…
白野 夕李
<あ”ーもうほんと嫌だッ!
<ちょっとは落ち着いてほしいんだけど‼”ッ💢
白野 夕李
<あ~もうほんと最悪”っ
<私もうそれでつっかれちゃってさぁ?!
白野 夕李
<じゃあ夕飯作るね~
白野 夕李
ボフンッ
白野 夕李
<大変でしょ~?!
<いや~、それは向こうが悪い
<だよね?!
<私、もう無理だよね?!これ以上働けないよ
<だっておばあちゃんの手伝いもあるんだし
<だからさ、ちょっと考えよ?
<うん、…ほんとにそう
<は”~…もう寝よっかな…
お父さんとお母さんの話す声が聞こえる
うるさい
うるさい
うるさい
白野 夕李
お母さんはいっつも頑張ってるし
…確かに頑張ってる。
俺なんかより、きっと、ずっとずっと。
…でも、
疲れてるのはお母さんだけじゃないんだって。
こっちの身にもなってほしいって。
別に、俺が了承してるわけだし、
…お母さんも大変なのはわかってる。
お母さんが一番頑張ってるんだって
でも、
うるさくてうるさくてうるさくてうるさくて、
俺は、いっつも自室にこもってて、
布団をかぶって、
白野 夕李
不満を、
怒りを、
耳をふさぎたくなる衝動を
どうにか、抑えて、
我慢なんて言っていいレベルじゃない、
ちっちゃな我慢を繰り返して、
白野 夕李
どんどんみんなが嫌いになる。
君に抱きしめてもらいたくなる。
知らず知らずのうちに残った掌の赤い爪の痕のような、
この世界に祝福を。
コメント
8件
どぬそろそろやばい…
続き楽しみに待ってる 頑張って👍 どぬくさん‥限界に近い気がする もふくん抹茶味だったの! 推しと同じなのは嬉しすぎる!!
うわ!危険だ、、