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橙
母親
青
橙
勇気を振り絞って 母さんに訊く
母親
橙
母親
母さんは今していたことの 手を止めて俺を見つめた
橙
俺も母さんを見つめ返す
母親
母親
橙
いやでも精霊っぽかったし 死んでる?のかな
でも元人間で死んでるなら 精霊とは違って幽霊になるんかな
母親
母さんは唇を震わせていた
橙
衝撃の事実だったことも含めて 俺は言葉を失ってしまった
母親
母親
母さんはどんどん俺の目を見るのが 辛くなっている気がした
橙
それに俺は青に会った 青と話した
母親
俺の言葉に間髪入れず俺に 話を聞かせるみたいに遮ってきた
母親
青はもう死んでて そして生きてたら青が俺の 叔父さん、ってことか
橙
母親
つまり、精霊じゃなくて 幽霊とかの類だったってことか
この世に残っている理由によっては 悪霊や怨念の可能性だってある
橙
妙に心臓が高鳴って 嫌な汗が出てくる
母親
訴えかけるような目で俺を見る
橙
グッと心が重くなった
青
姉
青
姉
姉
青
青
青
姉
桃
なんだ、今の記憶
母親
橙
俺は戸惑いつつ返事をする
橙
橙
母親
あんなことを言われたんだから 本当は大人になっても 近づけたくないと思う
けど行かせてくれるって 約束してくれた
そんな俺にはひとつの予想があった
大人になって行ったら今よりも あの森の真実や俺の事について もっとわかるんじゃないか
なんてくだらない予想が
青
そんな想いで心をいっぱいにして 上を向き木漏れ日を見つめる
赤
赤
元守護者の赤くんが僕の方を 心配そうに見つめて訊いてくる
青
僕はわかってた
あの子に〔 素質 〕があることくらい わかってたはずなのに
青
赤
赤くんは下を向いてしまった
黄
まだ幼くて発音が しっかりしてない声が聞こえてくる
次期森の管理者 { 黄 }
桃
黄
不安そうに桜の大きな木の枝の上で 寝てる俺を下から見つめてくる
桃
桃
面倒くさくて テキトーに返事をした
黄
ご機嫌な声色して ニコニコして言ってくる
桃
桜なんて俺の母親とはいえ 季節で花咲かせてんだから 基本的にいじるなんて無理
黄
急にご機嫌を損ねて 頬を膨らませる
紫
そしてどこからともなく やってきた現管理者
桃
俺らは基本的に 管理者に逆らえない
俺は桜木の精霊だから 森の管理者の紫に管理されてるも同然
だから逆らえない
桃
これもめんどくさくて テキトーに返事する
紫
黄
ご機嫌を取り戻した黄の喜び声が 桜の下から聞こえてくる
それに反応して俺の母親も 桜の花や葉を揺らして喜んでいる
桃
そういえば 俺と青が出会った季節も 桜じゃなかったけど 花が咲き乱れてた
花や草木たちは 「 守護者の器だ 」か何か言って 騒いでたっけな
まだ、師匠も生きてた
お久しぶりです🙇🏻♀️
無事、高校にも入学できたと 思ったら毎日忙しくて 投稿できてませんでしたぁぁ😭😭
なので投稿頻度がグッと下がるのは ご了承ください🙇🏻♀️💦