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尊死(´ཀ`」 ∠):
最ᵃⁿᵈ高
大好き。神、最高。尊い
何時もと何ら変わらぬ夕暮れ時
森
私は今日も今日とて目の前の資料に頭を抱える
隣では、床に寝転びながらクレヨンで絵を描いている幼女の姿
森
森
エリス
不満の羅列に聞き飽きたのか、全く興味を示してくれず
唯愛らしいふわふわの髪を揺らすだけだった
森
森
特に印が付けられている訳でも無いがふと思い出す
森
エリス
森
エリス
森
エリス
親子の様な他愛も無い会話を繰り広げていると
__コンコン
突然鳴らされるノック音に怠けた空気が少し正される
森
__ガチャ
太宰
森
入って来た人物に再び怠けた空気が戻る
太宰
束ねられた資料を受け取って確認する
当然の様にミスの一つも見付からない
森
森
太宰
用が済めば普段は直ぐに帰るが 今日は何処かソワソワしている
太宰君が…何とも珍しい
太宰
太宰
森
太宰
そう云って 後ろに隠し持っていた小箱を渡された
シンプルだがきちんと相手に贈る為の包装がされている
森
森
森
太宰
太宰
森
少しは期待した嬉しさも儚く散って行った
森
太宰
太宰
照れ臭そうにそう云う太宰君を見て 私は瞬時に理解した
太宰
森
森
太宰
森
訊かずとも理由は明白だが 私の遊び心は黙ってられない
太宰
不貞腐れた様に口を尖らせる
其の姿は何とも可愛らしく余計に遊び心を擽られた
森
太宰
痺れを切らした太宰君はドアへと歩き出す
森
呼び掛けると数秒静止後に振り返って
太宰
其れだけ云うと乱暴にドアを開け出て行ってしまった
エリス
森
エリス
森
♢
__太宰君から頼み事を受けてから数時間後
中也
都合良く任務報告をしに中也君がやって来た
中也
森
森
中也
用が済めば普段は直ぐに帰るが 今日は何処かソワソワして……
__ん?
中也
中也
予感が的中した
先程交わした太宰君との会話と既視感を感じる
森
念の為判りきった事を質問する
中也
中也
同じく小さな小箱に包装されたものだった
森
中也
森
中也
中也
そう云って引き出しから預かっていた小箱を渡す
中也
中也
中也
不思議そうに首を傾げる
中身は既に想像が付いているだろう
森
森
中也
驚きと嬉しさが混ざり合った声を上げる
森
森
中也
気持ちの整理が追い付かないのか 腑抜けた返事をする
森
森
森
中也
太宰君から貰った小箱を目に焼きつけるようにじっと眺め、
そして顔を上げ__
中也
中也
中也
曇りの無い目を輝かせ 「失礼します」と一礼すれば、足早で部屋を出て行った
森
森
エリス
森
エリスちゃんが描いた絵を覗いてみると
太宰君と中也君の立ち姿 其の間にハートマークが付けられていた
森
何時の間にか知識が豊富になっているエリスちゃんに驚きながらも納得する
エリス
森
エリス
森
エリス
エリス
森
エリス
エリス
エリス
そう云うとご機嫌で部屋から出て行った
きっと、車で待っているだろう
然して遅くなったら可愛い顔を膨らませて怒ることだろう
其れも悪くないが、
森
私は最後に筆ペンで名を記し せっせと資料を整え
外套を羽織ると早々に部屋を後にした
_2人の距離が更に縮まることを願って
end