主
主
主
主
主
主
主
⚠注意⚠ 中太 ヤンデレ 暴力的表現あり
どうぞ
なァ、太宰
なぁに、中也
大好き
ふふっ 突然如何したの
愛してる
愛してるんだ
太宰のことが
誰よりも、好きなんだ
うん、私も
俺以外の奴と、話すなよ
其れは無理だよ(笑)
仕事でも話さなくちゃ、やって行けないでしょう?
だったら行かなくて良い
そう云う訳にもいかないよ
_なら
俺から、離れないで
何処にも、行かないで
_良いよ
約束する
離れないし、何処にも行かない
ずっと一緒だよ
中也
中也
チョコレゐトを溶かす甘い匂いが 部屋を満たしていく
太宰
お前は何も喋らない
中也
中也
中也
愛おしい
ふわふわの髪を易しく撫でた
太宰
腹部に真っ赤な薔薇が咲き誇る太宰は 虚ろな目をして一点を見詰る
其の姿はまるで死体だった
中也
中也
中也
約束したのに
段々とチョコレゐトの匂いが 強くなっていく
俺は、お前が知らない女と歩いているのを見たんだ
知らない女と、楽しそうに話しているのを
如何して
約束したのに
如何して、
赦せない
赦せない…
中也
太宰
俺の存在に気付くなりお前は嬉しそうに顔を輝かせる
本当に可愛い奴だ
でも、
太宰
太宰
どうせ嘘なんだろ?
中也
太宰
中也
太宰
知り合い?
太宰
そんなもの
太宰
お前には
太宰
必要ないだろう?
グサッ
中也
太宰
鈍い音が鳴った
何が起こったのか判らないようだった
中也
太宰の腹に刺したナイフをぐっと引き抜く
赤色のインクが服に染み渡る
太宰
言葉にならない痛みに耐え兼ねて 身体が倒れる
太宰
歪んだ顔を持ち上げて苦しそうにそう問う
中也
中也
太宰
中也
中也
太宰
太宰
太宰
中也
太宰
ぐいッと太宰の頬を片手で掴む
然して乱暴にキスをした
唯、血の味が、濃く、舌に残った
中也
中也
太宰
中也
太宰
太宰
中也
中也
中也
太宰
嗚呼やっと
中也
手に入れた
中也
太宰
恐怖で太宰の顔が崩れていく
もう意識も途絶えるだろう
中也
中也
中也
ぐったりした太宰を抱き上げる
電線に止まっていた鴉が羽ばたく
中也
中也
中也
太宰
チョコレゐトが熱に耐えきれず 固体から崩れていく
中也
中也
下手なりに手を掛けて作ったチョコレゐト
気に入ってくれたら嬉しいな
太宰
一度溶かしてもう一度固める
愛だって、同じ
中也
中也
中也
何だって
太宰
動かないお前は人形のように美しい
嗚呼、愛おしい
中也
中也
何時までも
中也
愛してる
end