葉月
だ、誰?
世蘭
お姉ちゃん!
久しぶり!
久しぶり!
咲愛
世蘭!
前会ったの2ヶ月くらい前だよね。
久しぶり!
前会ったの2ヶ月くらい前だよね。
久しぶり!
海月
え、あ。
姉妹なの?
姉妹なの?
咲愛
うん。
妹。
妹。
咲愛
ねぇねぇ世蘭。
お姉ちゃんがもし余命3ヶ月って言われたらどうする?
お姉ちゃんがもし余命3ヶ月って言われたらどうする?
世蘭
え?急だな。
んーとね。
んーとね。
世蘭
お姉ちゃんが楽しめるまでずっと一緒に過ごすかな!
咲愛
世蘭〜…!
世蘭
わ、お姉ちゃん!?
葉月
(この空気気まずい…)
葉月
(海月、ここは2人っきりにしてあげよ?)
海月
(おっけ。)
葉月
海月。
びっくりしたね。
びっくりしたね。
海月
ね。
まさか妹がいるなんてね。
まさか妹がいるなんてね。
お、お姉ちゃん!?>
海月
!?
海月
さっきの部屋からだ!
葉月
海月!
行くよ!
行くよ!
葉月
あ、私達走っちゃダメなんだ。
せめて早歩き!
せめて早歩き!
海月
わ、わかってる。
葉月
咲愛ちゃん?
……!咲愛ちゃんっ!!
……!咲愛ちゃんっ!!
世蘭
……ぅぅ。
海月
世蘭ちゃん
何があったか教えてくれる?
何があったか教えてくれる?
世蘭
えっとね、「私の寿命があと3ヶ月」って言った後に…た、おれて……。
葉月
そんな!
海月!ナースコール鳴らして!
海月!ナースコール鳴らして!
海月
OK!
私は病室の窓から空を見ていた
どうやら咲愛ちゃんは危険な状態みたいで。
私達は診察をしたところ日に日に悪化してるようで早く移植をしないと寿命が減っていくらしい。
つまり、あと一年以内で〇ぬと言われてるのにどんどん、5ヶ月、4ヶ月と減っていく、って事
でも海月はそれでも「他に方法はないんですか!?」と言い続けてた。
私はそんな先生と海月の話し声を隣で聞いてるだけ。
もう少し役に立てたら良かったのになぁ
私は移植はしたくない、けど。 悲しませたくないんだ。
悪化したんだ、ってお母さんに楓に伝えたら泣き始めて。
でも、私はドナーを見つけて、移植をした事で何が出来るの?
私はもうしたいことなんてない。 ないのに。
分からなくなってきたんだ。