skfn短編集！

大好きなすちくん(前編)の続きです！

今回の主人公はすちくん

すち視点

気づいたら朝になっていた

朝はみことちゃんに起こされて、一緒にご飯を食べて

一緒に散歩して、お仕事中もそばにいて、一緒布団に入る

俺にとって、みことちゃんが居ない生活なんてありえない

みことちゃんがお星様になって数日

俺の心はぽっかり空いたまま

ここ…みことちゃんが来たら喜んでいたな…

そうだよね…ここで出会ったんだもんね

あの日、みことちゃんは雨にうたれてた

小さくて細くて、弱々しくって

俺が頭をそっと撫でたら「助けて」と言わんばかりにすり寄ってきた

そんな健気なみことちゃんを見て、迎え入れる決心が着いた

来てくれるよね…みことちゃん

すちくん、すちくん！

今の…夢…？

にしては、現実味があったな…

みことちゃんの為にも、頑張らないと…！

1ヶ月後

そう言えば、今日は予定無いなぁ…

みことちゃんと行ったお散歩コースを歩くのもありだな…

あの日も雨降ってたなぁ

あそこに何か…

みことちゃんによく似た子犬

あぁ…この子がみことちゃんの生まれ変わりなのかな？

2カ月後

あれから、出会った子犬を引き取った

その子は本当にみことちゃんに似ていて

水溜りをみたら飛び込むし、りんごが大好きだし、病院は大嫌い

１番似ている所は、あの日のベンチが大好きな所

違う所と言えば、みことちゃんより、甘えん坊な所

みことちゃんは病弱で、持病が悪化してお星様になっけど

神様にお願いしたら、身体も丈夫になったのかな？

「俺も大好きだよ」

みことちゃんがそう言った気がした