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さいこおおおおおおお
大丈夫ですか…?たまには肩の力抜いて休んでください😊あとストーリー最高でした!
最近浮上出来ていなくて申し訳ないです。よく病むのでTwitterの裏垢 病み垢 オタ垢にずっとひきこもっています
僕はあの時言われた
体育祭が終わって、ショーをした時
君に、確実に言われた
「オレを輝かせられるのは、お前だけだ!」
うん、分かってるよ、司くん
僕も、未来のスターの演出家として頑張るね
僕だけのスターのために
類 said
僕には好きな人がいる
その人は人思いで、優しくて、こんな僕にも手を貸してくれたとってもかっこいいスター
僕だけの一番星
天馬司
キラキラしていて、とっても輝いている
あぁ、好きだよ。司くん
''あんなこと''を言ったくらいなのだから
君も僕のこと、好きだよね。
そうだよね
司
類
えむ
寧々
今日はよく晴れた晴天の日
春ということもありポカポカしていてとても心地よい温度だ
絶好のショーびよりである
司
えむ
寧々
類
太陽に照らされて光り輝いている 金髪の男性は天馬司
僕の想い人だ。
冒頭で言ったように、優しくてかっこいい。僕だけの一番星
そんな彼に僕は今日、告白をする
きっと僕達は結ばれる。いや、絶対に
だって司くんは言ったからね
「オレを輝かせられるのはお前だけだ」と
あれはもう、一種の告白と受け取ってもいいんだよね。司くん
断るなんてこと、しないよね。 だって君を輝かせられるのは生涯でただ1人、僕だけなのだから
類
司
類
類
司
寧々
えむ
▲▼▲
司
司
寧々
司
司
寧々
えむ
えむ
司
司
えむ
今日も始まった
司くんのみんなを褒める時間
司くんは練習終わりに僕たちを褒めてくれる
褒めながら撫でるものだから少しばかり恥ずかしいけど、悪い気はしない
いや、それどころか嬉しい
類
司
司
司
類
えむ
司
司
類
寧々
えむ
ここまでがいつもの練習の流れ
ふふっ、やっぱり、好きだなあ
司
えむ
寧々
類
司
今日は言わなくてはいけないことがあるからね。
類
司
類
司
類
類
つい嬉しさで頬が緩んでしまった
僕、変な顔していないかな、
司
類
▲▼▲
類
司
類
類
司
類
ああ、司くん
司くんの全部が好きだ
汗で滴っている髪も、背中に垂れている汗も、キリッとした目元も
全部全部大好きだよ
司
司
類
司
類
▲▼▲
司
類
夕日に照らされたワンダーステージ
オレンジ色に染る君
あぁ、好きだな
司
類
類
司
類
司
類
大丈夫。きっと成功する
だって司くんだから
類
司
類
類
類
司
類
類
司
類
司
類
司
?なんだか、様子が
司
類
え...?
司
司
司
類
類
類
司
類
急激に体が冷たくなっていく感覚がする
これは、なに、?
司
司
司
類
司
司
類
なんで?
どうして?おかしい
司くんはそんな事言わない
類
司
類
司
類
類
司
類
類
司
類
司
類
司
この後の記憶はない
ただ僕は司くんに振り構うことなく家に帰った。
ただそれだけの記憶しか 僕の頭には残っていなかった
司 said
司
今日、類に告白された
理由は 好きになったから
当たり前のような理由だ。
オレはもちろん、類のことは好きだ
だがそういう方面ではなく、ただ 仲間として好きなんだ
元々オレは恋愛感情に疎い故、 色々な人を傷つけてしまうことが多々あった
だから、もうこういう"モノ"は 作らない方が互いのため、と目を背け続けた
だが、
司
司
青ざめた顔に小刻みに揺れていた体
そして震えた声
もしかして、もしかしてと頭の中でぐるぐる回る
仲間を傷つけてしまったオレは、
司
スター、失格?
司
司
「未来のスターの演出家」
司
...とりあえず家に帰ろう。
この後オレは家に帰った。だが
帰り道、ずっと類のことを考えて 類の悲しそうな顔を思い出してしまった。
スターとして有るまじき実態だが、
夕食を食べたが思うように喉に通らず、頭もぼーっとしていた
夜もずっと類のことが気がかりで仕方がなく、
とても憂鬱な気分だった
司
類に告白されてから翌日
朝の登校中
朝風が心地よいほどに降り注がれる
オレはとてもいい気分になっていた
昨日のことなど忘れて
だがそんな気持ちも目の前の人によって打ち消される
司
目の前に類がいる。
まあ、類も登校中なのだからいて当然なのだが、
司
話、かけるか
確かに話しかけずらいが、類は昨日振ってしまったとはいえ仲間であることに変わりはない
司
類
え...
オレはとても怖くなった。 恐怖のあまり寒気に包まれた
なぜか?
それは、 類がオレを一目見るなり
類
司
舌打ちをしたから
司
類
類
司
類
類
司
類
司
類
類
司
司
昨日、仲間であることに変わりはないと言った時、了承してくれたじゃないか...
なのに、なぜ、そんなにも冷たい目でオレを見つめるんだ、
なぜ、そんなにも酷い顔で、
司
司
そんな絶望した天馬司の瞳に映った彼は
とても明るい笑顔で幼なじみに話しかけている姿だった
司
司
ーー放課後
寧々said
窓側の席の特権である 暖かな日差し、心地よいほどの風に打たれ、優雅な曲を聴く
ここは私の特等席
寧々
ホームルームも終わり、今日は練習もない
絶好のゲーム日より...と言いたいところだが今日はやらなくてはいけないことがある。
それは
寧々
とある手のかかる先輩を助けること、だ
ドアを開け、階段をのぼり、 コンコンとドアにノックをする
寧々
寧々
類
寧々
目の前に立つ男性は神代類
マイペースな天才という肩書きを持つ 私と幼なじみ兼演出家だ
寧々
類
寧々
類
...あれ、類、怒ってる?
寧々
類
類
寧々
見ればわかるほどバレバレな驚きを見せた神代類
...なにかあったのかな
寧々
寧々
司
寧々
司、司は私たち ワンダーランズショータイムの座長で なんだかんだ言って頼れる優しい人
司
寧々
今日言ったこと。
それは昼休みに遡る
珍しく天馬司からメールが来たかと思えば
その内容は目を疑うものだった
司
司
寧々
好きという感情を教えて と言う内容のメールだった
そんな言葉が、まさか司から出ると思わなかった
寧々
司
司
寧々
大切な人?誰だろう
司
司
寧々
寧々
寧々
司
司
と、いうわけ
確かに突然で驚いたけど、 困ってるのに助けない理由もない
類のあの暗い顔も気になるけど まずは司が先
司
寧々
寧々
司
寧々
司
寧々
寧々
司
寧々
司
▲▼▲
季節のおかげで心地よい風 私たちをつつむ
暖かい太陽、そして
寧々
司
寧々
何があったのか分からないから 先に聞くのが適切かな
寧々
司
寧々
司
寧々
司
司
寧々
手入れされ尽くした金髪の髪と 目元から垂れ落ちている涙が美しく光っている
司...?
司
寧々
司
寧々
司が、泣いてる
辛そう...まるであのころの類みたいだ
寧々
寧々
寧々
司
司
寧々
寧々
司
寧々
寧々
司
だいたい予想はつく。
きっと私の幼なじみ、神代類だ
いつも司を見つめては 美しい柑子色の目を歪ませる
きっと、告白されたんだ。類に
それを無自覚に酷い振り方をしてしまって後悔してる、そんなところかな
寧々
司
司
寧々
司
寧々
寧々
司
司
寧々
寧々
司
寧々
寧々
司
寧々
寧々
司
司は静かに頷く
寧々
...この様子 きっと司には本当に悪気はなかった
類は司を過信しすぎた
その結果これ、ね。
元々類は依存するような人ではなかったけど、司のスター性で歪んだ
寧々
仕方ないことだ
私だって 司に出会ってからたくさん変わった
寧々
寧々
司
寧々
寧々
司
寧々
こんなにも暗い顔は初めて見た
...司、落ち込まないでよ、
司
司
司
寧々
司
寧々
司
寧々
司
司
司
寧々
寧々
類 side
類
類
ガレージではなく家内の部屋に佇む僕
一面にはられた柚色の少年の写真
類
僕は準備に取り掛かる
可愛くて かっこいい 僕を救ってくれた司くん
類
類
類
...準備は完璧なのだけど
問題は...どうやって誘拐するか、だね
類
類
類
類
柚色髪の少年の写真を手に取り 優しく唇を落とす
類
ーー次の日
類
いつもより少し早い時間帯
司くんは今日日直だからこの時間帯にいるはず
類
司
あ...いた
美しいさらさらとした金髪の髪を 風になびかせながら俯く少年
類
司
虚ろな目でで僕と目を合わせる司くん
司
類
類
類
司
司
類
類
類
司
類
司
司くんの目に 1つ2つとハイライトが 入り込む
ああ、その顔
すごく好きだよ
だけどね司くん
類
司
ポケットに忍ばせていたハンカチで 口元をおさえつける
司
類
類
類
司
類
類
類
司
司
類
類
司
♢♢♢
寧々
寧々
寧々
寧々
類
司
薄暗い部屋で光輝く金髪の少年
浅い呼吸を繰り返しながら 僕のベッドで横たわる
手には手錠が、足には足枷が、 その先は僕が握っている
類
類
類
司
かれこれ5分は待っている
類
類
体を揺さぶるも起きずに浅い呼吸を続ける天馬司
ああ、つまらない
...いっその事首でも絞めようか
細長い首に両手で抑え グッと力を入れる
類
司
司
類
司
類
司
類
司
類
司
司
司
類
類
司
類
司
類
類
司
類
類
類
司
類
司
類
司
類
司
司
類
司
司
類
類
類
司
司
類
司
類
司
類
類
司
司
類
司
司
類
司
司
類
類
司
類
司
類
強引に少年の身体を抱き寄せる
首元に、唇を落として背中に触れる
暖かい彼の身体
類
司
類
司
類
類
司
司
類
類
類
司
類
類
司
司
類
類
こうして 僕と司くんの幸せな日々が始まった
従順な恋人に 少し強欲な彼氏 素敵なカップルだろう?
ねっ
司 side
ーー数週間後
司
数週間も経てばさすがに諦めも着く
最初は嫌だった足枷や手錠も 月日が経てばもうどうでも良くなってきた
司
類は監禁したい訳では無いらしい ただオレを恋人として扱いたいだけ
だからオレはいつもと変わらずに学校に行ってショー練習もする
普段と少し変わった点は 練習終わりに類の家に 必ず寄らなければいけないという 決まりができたことくらいだろうか
類の部屋に入ればオレは無力
ある時はベッドに押し倒され ある時は首を絞められ ある時は暴力を振るわれる
いつしか出来ていた二の腕の痣 首元の内出血
ああ オレ どうしてしまったんだろうか
痣はもう隠せない
咲希や家族には何とか隠しているが ショー仲間にはさすがに隠せなかった
寧々には 「あんた、どうしたの、それ」と心配の眼差しで見つめられ
えむには「司くん!?どうしたの、それ、痛そうだよ、!!」と泣きそうな目で訴えられた
返答に困るが必ず類が横に来て 2人を説得させるので問題は無い
嫌じゃない と言えば嘘になる 痛いし気持ち悪いから抵抗したい気持ちもある
だけど最近気づいたんだ。 類は寂しいだけだと
暴力を振るったあとは 必ず類が口を開く
「痛かった?ごめんね、でもこれくらい僕も痛いんだよ」と言いながら頭を撫でる
「司くんは僕のものなのにみんなと話すから胸の痛みが引かないんだ。 この痛みを司くんにも分かってもらいたい」とオレに抱きつく
そんな言葉を聞いたらオレの胸の中に秘められていた何かがパチパチと跳ねた
類は寂しいだけで孤独な子なんだ だからオレが守ってあげないと オレが我慢すればいいんだ と
いつしかそんな言葉が頭をめぐり巡るようになり、類のことが愛おしくなった
知らない感情 知らない鼓動
それはオレの中にぽっかり空いた穴を ひしひしと埋めていった
類
司
類
司
類
オレの首元を類の細く長い手が掴む
類
類が少しずつ力を入れていく
だんだんと息が出来なくなり苦しくなる
司
類
司
類
司
司
類
類の望む言葉を言えば 類の力は少しずつ弱まる
類
司
類
類
司
きた 類に甘えれる時間
類が腕の腕の中にすっぽり収まる
類の鼓動 脈音 優しく撫でる手つき
全てが間近で感じられるこの時間が オレにとって 唯一の幸だった
ああ やっぱり 類はオレ無しじゃ生きていけない
オレが守ってあげないと
オレが...ナイトに...
司
類
司
寧々 side
最近 司が変わった
相談された日を境に司は虚ろな目をするようになった
もしかして 類と何かあったのか
類になにかされたのか そう思ったが 司は決して練習や学校を休むことなく 今のところ皆勤賞で来ている
気のせいなのか とえむと話すが えむも大して気にしている様子はなかった
そうして月日が流れ 夏が始まろうとしていた
今日は新しい水を使ったショーの 衣装のため、採寸をするの日
まずは司から ということで司が服を脱いでいく
司
寧々
えむ
驚いた
だって司がパーカーを脱いだら 腕 二の腕 肩 背中まで びっしり痣があり 内出血も起こしていたから
司
類
寧々
司
えむ
司
類
寧々
司も大きく目を見開いて 自分の体を確認していく
ほんとだ と小さく声を漏らしたが すぐに採寸に戻ってしまった
寧々
寧々
司
えむ
司
類
司
司
寧々
司は ”誰かさんの顔色を伺った”後に 顔を青ざめて採寸を急いだ
司、なんで、類がやったって事?
痛そう いや 痛いはずだ
よく見たら首に手跡が着いている
もしかして もしかして
信じたくはないが幼なじみがやったのだろうか
あの純粋で優しい幼なじみが
寧々
信じたくない 信じたくないけど
...司の顔を見るとそれはもう確定せざるおえない事だった
♢♢♢
そして月日は流れ 私は決意した
寧々
私は今類の家の前にいる
先程類が家を出ていったことは確認したし この家の中にいるのは司のみだ。
...待っててね 司
私が、助けるから
寧々
インターホンが鳴り響く
「るぃ?おかえりなさい...まってね、今あけるから...っ!」
司の声がしたと思えば ガチャりとドアが開く
司
寧々
司
少し顔を青ざめたが すぐに笑顔で私に話しかける司
司
司
たどたどしく、おぼつかない足で ギリギリ立っている様子を見せる
寧々
寧々
司
寧々
司
寧々
司
寧々
司
寧々
寧々
司
寧々
寧々
司
パッと俯いていた顔をこちらに向ける
司
そのまま黙り込んでしまった司の手を無理やり取り
外に出させる
寧々
司
司
寧々
司
寧々
寧々
寧々
寧々
司
寧々
司
司
司
寧々
司
司
寧々
司
司
司
ああ ダメだ 司は助からない
分かってしまった
目にハイライトが入ってない 類を救うことが義務化している
ああ、助けられない 助け、られ、な
類
寧々
聞きたくなかった声が耳元で囁かれる
司
類
司
類
司
類
類
司
類
類
寧々
類
類
類
類
寧々
類
類
寧々
類
寧々
類
寧々
類
類
寧々
寧々
司
寧々
あ ああああ ああああああ
間に合わなかった
ごめんなさい ごめんなさい
救えなかった 堕ちてしまってる
司は もう
寧々
そこからは まるで暗闇をさまよっているかのように思い出せない
無言で立ちつくす私を見て 類は司の手を取り部屋に入っていった
私は その後 何をしたんだろう
ああ ごめんなさい
救えなくて、ごめんなさい
終わり