TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ミスター赤ちゃん

よーし、早速畑仕事に取り掛かるぜ!!

急いで木材を敷いていた地面を、一部分土に置き換え、腰をコキコキ鳴らす赤ちゃん

ミスターブルー

はぁ……ここまででも結構大変だったな……

ミスターレッド

こっからまた仕事はあるんだぞ?弟

紫温

でも家は急がなくて大丈夫、って言われたから良かったよ〜

夢羽

家も大至急で造って!!って言われたら…目の下にとんでもないクマできそう…

ミスターバナナ

その件は銀さんやすまない先生、ブラックが家の全体図的なのを作ってくれているから安心だな

夢羽

そうだね!!

会話内容でお察しの通り──

彼らはまず畑と農園を作ることになった

家(シェルター)は、銀さん達が全体図を描き終わってから始めるそうだ。

ふとミスターバナナが遠くの方へ目をやると、ワンブロックの周りで固まり、動物よ来い来い、とガチャを引いているのが数人、

奥の方で柵をあらかじめ設置しているのが数人、

そして簡易的な机に集まって、しっかりと広げた紙に鼻の先をくっつけるようにして三人が作業していた

あそこの三人に任せておけば、きっといい完成予想図ができるだろう。

バナナは確信して、広々とした土ブロックを眺めた

ミスターバナナ

さて、僕達も作業に移ろう

ミスター赤ちゃん

そうだな!めっちゃ広いし、頑張らねぇと!!

紫温

あ、ってか鍬持ってきてなくない?

畑作業の必須アイテム、鍬(くわ)が見当たらず、焦る紫温。

しかし、レッドが待ちわびていたように、彼女の横からスッ、と何かを差し出した

紫温

うわっ!?何!?

紫温

…って、鍬じゃんか!最初っから持ってたの!?

ミスターレッド

こんな事もあろうかと、事前に持っておいた

ミスターブルー

流石兄貴だな!準備がいいぜ!

夢羽

役に立つんだか立たないんだか?

ミスターレッド

……ん?何か言ったか夢羽

夢羽

別に何も!!早速耕そうよ!!

夢羽は若干早口でレッドの方から顔を背け、持った鍬を肩に掛けた

ミスター赤ちゃん

そうだな!あ、俺は水バケツ取ってくるぜ!

そう唇を動かした刹那、赤ちゃんはバケツを両手に抱え、スタコラサッサと去っていった

後ろ姿を見届けたバナナは、

ミスターバナナ

…まるでおつかいに行く子供だな

ミスターブルー

それか!何か似てるな〜と思ったらそれだ!!

ミスターブルー

…赤ちゃんはいくら喋れるといっても、しっかり赤ちゃんだからな…

紫温

逆に普通の赤ちゃんだったらただの足手まといになっちゃうでしょ

夢羽

確かにそれは困っちゃうね〜!

ザク、ザクッ!!

雑談をキャッチボールしながら、コツコツと耕していく5人。

気が遠くなる程広い地面だったが、超次元的な体力があればちょっとした単純作業だ

疲れ知らずの身体なら───いや

飽きが来なければ……ではあるが。

ザク、ザク、サク、サク

まるで音楽を奏でるように鍬を振り下ろす

ザクッと土の中に刀身がめり込み、土が種を植えられるように加工される

ミスター赤ちゃん

おーーい!!みんなー!!

ミスターブルー

ミスター赤ちゃん!ちゃんと水は持ってきたか?

ミスターブルー

…まさか間違えてミルク入れてきたー、なんてシャレにならねぇからな?

ミスター赤ちゃん

そんなバカなことはしねぇって!!俺をなんだと思ってんだ!?

ミスター赤ちゃん

ちゃーんと持ってきたんだからな!

堂々と言い張ってから見せびらかすようにバケツを軽く振る

すると中の水が揺れてパチャパチャと跳ねる

ミスター赤ちゃん

うぉっと危ねぇ!!

ミスターレッド

おいおい何してんだよ

夢羽

水さっさと出しちゃおうよ!持ってるの重いしさ〜

ミスターバナナ

そうだな

ミスター赤ちゃん

そこは俺に任せておけ!適当な穴掘ったら流すからよ!

という訳で、3ブロック程穴を開け、そこに赤ちゃんが水を流し込んだ

ミスターブルー

これで枯れることはねぇな!

ミスターバナナ

後は柵と松明が必要だな……

夢羽

結構やる事多いけど…皆の為だし頑張ろー!!

紫温

そうだね!

すまない先生

すまなーい!!皆お疲れ様!進行状況はどうかな?

紫温

うわっ!?!?…なーんだすまない先生か…びっくりさせないでよ…

紫温の耳元で大声が響き、思わず鼓膜が破れたかどうか確認するように耳を触る

対照的に明るい笑い声がした

すまない先生

本当にすまないと思っている!

ミスターレッド

で、すまない先生はなんの用できたんですか?

ミスターレッド

確かこっちの担当じゃなかったはずですけど

ミスターバナナ

というか家の構図を考えているのではなかったんですか……

すまない先生

あぁ、これを届けに来たんだよ

「通りかかった所を頼まれてね、」と付け足し、彼は懐からアイテムを取り出し、ドサッと渡した

ミスターバナナ

作業台に…色々な材料…種と石炭もあるな……

紫温

すご……必要なの全部揃ってるよ

ミスターバナナ

そろそろクラフトが必要だったんです、ありがとうございます

夢羽

すまない先生ってもしかしてエスパー!?

ミスターブルー

い、いや…そんな訳ないだろ!!

すまない先生

そろそろかな〜って思ってさ!君達のことお見通しだからね

柔らかくニコッと笑い、すまない先生は背を向ける

すまない先生

僕もここにずっといる訳には行かないし…また!

と言うが早いが、彼は爆速ダッシュで向こうの騒がしい方へ去っていった

ミスターブルー

相変わらず足が速いな……

ミスターレッド

んじゃあ俺達もさっさと畑仕事進めようぜ

レッドは鍬を構え直し、スタスタと畑仕事を再開

ミスターブルー

おい兄貴!……全く突拍子にも程があるぜ…!

紫温

待ってよ〜

彼、彼女も続く

それを見届けた夢羽は、後を追わなかった2人に口を開いた

夢羽

じゃあ私達は柵とか松明とか…必要なアイテム作っておこうか!

ミスターバナナ

ああ、それがいいな

ミスター赤ちゃん

そうだな!アイツらが頑張ってるのに、俺らが頑張らねぇなんておかしいもんな!

ポン。作業台を慣れた手つきで設置すると、パズルゲームをやるように組み立てた

───その場所から、少し視線を離して、適当な距離を進む

あまり遠くに行き過ぎなくて大丈夫。すぐに見えてくる

そこには、太鼓を叩くようにワンブロックを掘る人と、周りにわちゃわちゃと群がるのがあった

____こっちはちょっとばかり、カオスのエッセンスが振りかけられていたけれど。

チーナ

ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って

おぉすぎぃぃぃぃぃ!!!

ミスターマネー

はぁぁぁ!!俺ならばこんな雪崩、すぐに収めてや____グハッ!!

マネぇーー!!!大丈夫かぁー!!心臓は動いてるかぁー!

新緑

それどんな叫びなんですかー!?!?

典型的な阿鼻叫喚

それもそのはず、一心不乱に動物を引くためにワンブロックを掘り続けていたら、どこで手順を間違えたのか動物が大増殖してしまった

そのモフモフの中に5人は取り残されてしまったというわけだ

チーナ

と、とりあえず動物達移動しましょう!

こんな中…どうやって!?!?

ミスターマネー

ではリードだ!リードを使え!手持ちに入っているはずだ!!

マネーはもみくちゃになりながらも叫ぶ

いつもの張り裂けるような声が功を奏する。

コロナ禍であれば200パーセントの確率でウイルスの餌食になる密集度で、声が届いた

コロナ禍だったら5人全員ぶっ倒れている。確実に。

新緑

リード……よし、ありました!

新緑

後は引っ掛けて連れ去るだけ……って

新緑

どこに道があるんですか!?こんなの進めませんよね!?

見渡す限りの動物の背中に、思わず目玉が飛び出そうになる

チーナ

もうもみくちゃ覚悟で行くしかないと思う…

新緑

えぇ……

あ!そうだ!!

凪は突然と大声を上げて訴えた

もうこの鬱陶しいくらいに居る動物達倒すって手h

新緑

絶対だめですよね!?というかむしろそれが出来たらもうやってます!

ミスターマネー

何故農園を作るのにもう肉にしてしまうのだ!?

チーナ

マネーに賛成です!!その通りすぎる!

えぇ〜…駄目かぁ〜……

チーナ

駄目だってばこれから運ぶんだから……

と、気を落としたその刹那

ドドドドド!!!

新緑

ん!?何ですか一体!

ミスターマネー

うぉぉぉ!?!?また動物が押されてパチンコもどきみたいになってるぞ!?

ミスターマネー

本当に動物をある程度移動させなければ圧死するぞ!

ひぃえぇぇ!?なーんでこんな所で死ななきゃ行けないのぉー!?

チーナ

それは絶っ対嫌です!!さっさと移動させましょう!!

ミスターマネー

この際無理矢理でもいいから道を作るぞ!間に割り込んで進めば行けない事は無い!

新緑

了解です!

チーナ

しれっと動物達をずらしながらリードで引っ張れば大丈夫そう…

よっし!!その案を実行だ〜!

ミスターマネー

もっと大惨事になる前に片付けておくとするか!!!

彼らは大渋滞の中をひたすらに駆け抜け、一瞬の空いた隙間を進む

空いた所に、少し可哀想だがリードで繋げた動物達を誘導した

困難な場合はほんのちょっとだけ強引に………。

そうする事で、動物達を仕分ける事ができた

羊…牛…鶏…豚…といった具合に。

途方もない時間はかかったが、一体も逃さず、傷つけずに運べたのだ

ここまでできた自分達に、精一杯の拍手を送ると、凪が口を開いた

んじゃあ、疲れてるけど柵をサクッと囲んで休憩しよっか〜

新緑

そうですね、動物が適当な方向へ逃げてしまったら困りますし…

新緑

…ん?今ダジャレを……

チーナ

さて、作業行きましょ〜もうひと頑張りだしさ!

ミスターマネー

はぁぁぁ!!そうだなぁ!!!

新緑

めっちゃ元気なのにどの口が言ってるのか分かりませんわ

妙な掛け合いが繰り広げられ、4人作業台に走る

バタバタと足音をスタンプのように動かして進む

───どこもかしこも、努力家ばかりだ。

この作品はいかがでしたか?

120

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚