/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
暑い暑い夏の日。
私は今日、彼に
告白した。
美愛
ずっと、前から好きでした！
美愛
こんな私で良ければ付き合ってください！！
――――――――――――――――――――――――――
イサキ
ごめん。俺は今、付き合うとかあんまわかんない。
美愛
じ、じゃあ、私が教えてあげます！
美愛
だからっ……。
イサキ
ほんとにごめん。誰とも付き合うつもりはないんだ―。
美愛
そっそうですよね。
美愛
こんなに意地になっちゃって私、バカみたい……。
イサキ
話終わり？だったらもう帰るから。
結果はもちろんＮＯ
バカみたいな一目惚れで始まった恋は、 バカみたいにあっさりと終わった。
美愛
あは、あはははは……。
美愛
こんなことで泣くなんて……。
美愛
大丈夫。大丈夫だよ……。
恋はまた出来る……。
12年後
美愛
ふぅーーー今日も疲れたー。
美愛
最近○○会社からの仕事多いなー。
美愛
あそこオッサンしかいないし、嫌なんだけどなー。
ﾄﾞﾝｯ
美愛
あっ。ごめんなさい！！
美愛
前を見ていなくて……。
？
いえいえ。大丈夫ですよ。
美愛
（？……聞き覚えのある声……）
イサキ
!?
イサキ
あ、あなた、アイドルのあいミュンさん！？
美愛
しーっしーーーっ！
イサキ
.｡.:*･'(*°∇°*)'･*:.｡.
美愛
とりあえず……こっち！こっち来て！！
美愛
はぁっはぁっ
イサキ
ご、ごめんなさい。生で見るのは初めてで。
美愛
大丈夫よ。
イサキ
（しっかしほんとに綺麗だなー）
イサキ
あっあのっ
美愛
？
イサキ
カッ彼氏……とかって
美愛
居ないよーいるわけないじゃん。アイドルだし。
イサキ
で……ですよね……。
美愛
（でもこの子も結構イケメンだな。）
美愛
（なんか見覚えのある顔立ちだけど。まあいいや！）
美愛
よっ良かったら……うちでご飯食べない！？
美愛
うち、この近くだし。
イサキ
いいんですか！？
イサキ
是非とも！
美愛
こっちよ。
6年後
美愛
急にどうしたの？こんなところに呼び出して
イサキ
（今日こそ言うんだ！今日こそ！）
イサキ
俺！ずっと前から、美愛のこと気になってた。
イサキ
付き合って！
美愛
(゜д゜)
蘇る数年前の記憶……。
美愛
イサキ……くん…。
美愛
わ、私にはまだ、付き合うとかあんまわかんない。
美愛
誰とも付き合うつもりは無いの！！
美愛
分かったら私の前に現れないで！
美愛
もう二度と！！
イサキ
え……でもっ俺！
美愛
うるさいな！早くどっかいけよ！！
イサキ
……ｸｯ
イサキ
ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ
美愛
すん……すん。
美愛
ああ、なんで今言うのよ。
早く……言ってよ……。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
