コメント
1件
ま、〇〇ぅうううううう!! 場所変われぇええええええ
○○
男
○○
腕の中に縮こまる猫を必死に守る
こいつら知ってる動物を物みたいに扱う奴ら
○○
○○
男
振り上げられた拳に猫を庇いながら目を固く瞑ると
ガッ
殴られた音は聞こえたが痛みはない。
ドガッ、ガッ、ボギッ
立て続けになる歪な音に目を開けると眼鏡をかけた金髪の男の子がさっきの男を何度も何度も殴っている
目の前の光景に困惑しながらも立ち上がってこちらを向いたその人の頬を叩いた。
パチンッ
竜胆
○○
凛とした顔で猫を抱えた女に殴られた
竜胆
竜胆
○○
竜胆
○○
竜胆
○○
なんだコイツ
目の前でめちゃくちゃに殴られてるの見てんのに俺に凄む勢いだ
○○
竜胆
○○
竜胆
○○
猫を抱えて路地から出ていってしまった
竜胆
別に助けてやろうとかは思ってはいなかったし、
俺達の六本木でデケェ顔してやがったこいつらにイラついただけだが
竜胆
ドガッ
男
○○
蘭
○○
蘭
○○
蘭
○○
○○
蘭
○○
蘭
○○
蘭
○○
蘭
プツン、と携帯の電源を落として顔の近くに来たマックを撫でた
○○
そうだ、今日来た猫チャンにも名前つけないと…!
まだ部屋の隅っこにいる黒猫をじっ、と見つめる
○○
○○
○○
蘭ちゃんと似ててさすが私のネーミングセンス!!
○○
私が呼べばピクリと耳を動かし近づいてくる
マックを気にしつつ私の膝の上でゴロゴロと喉を鳴らした
○○
早く蘭ちゃんに見せたいな
男
竜胆
竜胆
蘭
竜胆
蘭
蘭
てかなんでこいつらパーで殴ったんだ?
竜胆
蘭
竜胆
舌打ちして伸されている男を1度踏みつけた
○○
蘭
○○が遠くから手を振って歩いてきた
○○
竜胆
○○を見て眉を寄せる竜胆に首を傾げる
蘭
蘭
○○
○○
ぷくっ、と頬をふくらませる○○
そんな○○が竜胆の視線に気がついた
○○
蘭
竜胆
○○
○○
竜胆
蘭
○○
俺が宥めるとさっきのことがなかったようにケロリとした○○が首を傾げる
蘭
○○
蘭
○○
満面の笑みで竜胆に握手を迫る○○
さっきまで喧嘩してたくねぇ?
竜胆
眼鏡を指でかけ直し握手を無視する竜胆
○○
蘭
○○
蘭
○○
蘭
○○
蘭
○○
蘭
○○
私にのしかかってくる蘭ちゃんの髪をクルクル指にまきつける
蘭
○○
蘭
○○
○○
いきなり肩に鋭い痛みが走った
○○
蘭
○○
○○
蘭
○○
私達は付き合ってないんだから
私の言葉に蘭ちゃんは顔を曇らせた
私達はセフレだ。
蘭
こんな関係になった経緯は覚えていないけれど
要するに友達以上恋人未満ってやつで
○○
蘭
てかもっかいしよ♡
なんて触ってくるんだからずるい
○○
蘭
○○
竜胆
○○
竜胆
○○
○○
竜胆
なんて失礼な奴だ。
○○
竜胆
○○
○○
蘭
○○
竜胆
蘭
竜胆
○○
○○
誰にも迷惑はかけてないわけで
○○
竜胆
○○
やらない善よりやる偽善!
そうやってこの女は笑った
視界が明るく煌めいた気がした
○○
○○
蘭
竜胆
○○
竜胆
蘭
竜胆
蘭
竜胆
○○
竜胆
○○
竜胆くんに手を振って少し歩くと嗅ぎなれた匂いに包まれた
蘭
○○
蘭
○○
○○
蘭
○○
○○
蘭
○○
蘭
○○
蘭
○○
ベットに押し倒され、少しだけ強引にキスをされる
徐々に深くなっていくソレに思わず蘭ちゃんの袖を掴んだ
○○
蘭
私の話を聞いてそうにしながら服を脱がされる
○○
蘭
○○
竜胆
ガチャ(玄関のドアを開ける音)
竜胆
○○
竜胆
声が聞こえる兄ちゃんの部屋の前に立つ
竜胆
○○
竜胆
蘭
○○
竜胆
ベッドの上には裸で跪き兄ちゃんに挿入されている○○がいた
痙攣したままシーツを握りしめ、ムンムンとした匂いに嫌でも下半身が反応する
蘭
竜胆
蘭
竜胆
蘭
竜胆
蘭
竜胆
あっそ〜、と部屋を出ていく兄ちゃん
竜胆
○○
竜胆
○○
恥ずかしそうに兄ちゃんの布団にくるまり床に落ちている服を指さす
竜胆
○○
着替える○○に背を向けて壁にもたれた
○○
竜胆
○○
○○
竜胆
○○の声には上の空、さっきの兄ちゃんの目が頭から離れない
竜胆
さっき感じた○○に対する俺の気持ちを見透かした
竜胆
○○
竜胆
竜胆
○○
竜胆
○○
竜胆
蘭
○○
竜胆
蘭
○○
竜胆
蘭
竜胆
蘭
蘭
竜胆
竜胆
蘭
竜胆
蘭
竜胆
○○
竜胆
蘭
蘭が部屋を出ていった
竜胆
○○
竜胆
少し前
○○
買い物の帰り、傘をさしながら空き地の前を通った
○○
土管に傘もささず座り込む竜胆くんに思わず荷物を落としそうになった
竜胆
○○
竜胆
何やら話したくなさそうな竜胆くんに少し考える
○○
○○
竜胆
そして今にあたるわけだ
○○
○○
○○
竜胆
○○
竜胆
渋々お風呂場に行った竜胆くんを見届けて晩御飯を作る
○○
ゲージに入れていたマックとリンの元に
リン
○○
待ってましたと言わんばかりにリンは飛び出しマックは欠伸をしながら出てきた
竜胆くんにハンバーグ好きか聞かないと、
○○
竜胆
○○
竜胆
○○
マック達には先にご飯上げちゃおうかな
器にご飯を入れて2匹の前に置く
竜胆
後ろから歩いてきた竜胆くん
○○
竜胆
○○
竜胆
○○
竜胆
丸くなるマックのお腹の沈みにリンが気持ちよさそうな顔で眠っている
竜胆
ため息をつくとリンは耳をぴくんと動かし顔を上げた
竜胆
竜胆
リン
竜胆
リン
竜胆
マック
竜胆
○○
部屋着に着替え、壁に隠れて喋っていた○○
○○
髪が濡れて、拭き取れていないのか太ももを伝う水に思わず生唾を飲んだ
竜胆
○○
竜胆
○○
安いもんでしょ!と笑う
ドライヤーを持ってきて俺の前に座る○○は2匹を器用に撫でていた
○○
竜胆
○○
竜胆
かきあげる度に指の隙間から滑り落ちる髪、チラチラと視界に入る白い首筋
竜胆
○○
竜胆
○○
竜胆
○○
竜胆
○○
顔を上に向けて目を合わせてくる
真剣な眼差しに目が離せない
○○
竜胆
○○
竜胆
○○
竜胆
カチッ、とドライヤーを止めるとキョトンとした顔の○○
竜胆
○○
竜胆
○○
竜胆
○○
優しくなる。
そっと俺の頬に手を添える○○にドキリとした
○○
竜胆
○○
かちゃっと俺からメガネを外してにんまりと笑った
○○
竜胆
○○
竜胆
○○
○○
竜胆
○○
竜胆
○○
竜胆
○○
2人で少し狭いベットに背を向けて横になる
静かな空間で目覚まし時計の音が異様に大きく聞こえた
○○
竜胆
○○
竜胆
○○
○○にバレないようにそっと体を○○の方に向けた
竜胆
○○
竜胆
成り行き、なら
誰でもいいんだろ
竜胆
竜胆
○○
竜胆
いきなり体をこっちに向けた○○
距離がものすごく近かった
どちらとものシャンプーの香りが鼻をくすぐる
蘭
竜胆
俺だって
○○
竜胆
○○を組み敷いて無理やりキスをする
少しだけ冷静になった時には○○は俺の下で鳴いていた。
○○
竜胆
グリッ、ズチュッ、
○○
竜胆
夢中だった。
○○の中の兄ちゃんを全部書き換えるくらい。それくらい必死で
○○
竜胆
乱れる○○を眺めると
兄ちゃんがムキになる理由が
竜胆
よくわかった
朝起きて、横で眠る○○の首筋
赤く咲いた痕にため息をつく
竜胆
着替えて水を取りに行く
コップ一杯の水を一気に飲み干して顔を上げると眠そうに○○が出てきた
○○
竜胆
○○
いつも通りの○○、まるで昨日のことがなかったみたいだ
竜胆
ガチャッ
蘭
無断で家に上がり込んできた兄ちゃんにギョッとする
○○
蘭
竜胆
○○
蘭
○○
兄ちゃんは○○に近づいて、指で俺の付けた痕に触れる
蘭
○○
竜胆
蘭
○○
蘭
竜胆
蘭
竜胆
蘭
竜胆
蘭
竜胆
蘭
竜胆
竜胆が俺を睨みつける
蘭
竜胆
竜胆が家を出ていった。
蘭
○○
頭が混乱してきた。
あまりの情報量に目を回す私を他所に蘭ちゃんは続ける
蘭
蘭
竜胆
蘭
蘭
ちょうどヤった後なら良かったわ、なんていつもの笑顔で竜胆くんの肩を叩いた
竜胆
蘭ちゃんの話が本当なら、それって、、
○○
蘭
にんまり悪い笑顔で1歩近づいてくる
思わず1歩私も下がった
○○
竜胆
○○
蘭
○○
竜胆
蘭
○○
詰め寄ってくる2人を両手で押し返すも2人に手を取られた
蘭
竜胆
右から蘭ちゃんの声、左から竜胆くんの声
2人の低い声で腰に電流が走ったみたいだ
○○
何とか2人から離れて恥ずかしいことを口にする
2人はきょとんとした顔をしてから口元を緩めた
竜胆
蘭
○○
蘭
至って真面目な顔で手を差し出してくる
竜胆
○○
蘭
竜胆
○○
2人のことは嫌いじゃない、むしろ好きではある
立てなくさせられるか3人で、
○○
蘭
竜胆
2人は異論なし、と意を固めている
さすが双子、2人で1つ、か
○○
2人の差し出された手をとる
私、結構欲張りだったんだな。