朝いつもより早く目が覚めた
昨日のことが頭から離れず、 何かしていないとすぐに思い出して考えてしまうということを繰り返していた
学校に来て、勉強をしていても手に付かず全然捗らなかった
そんな一日を過ごし、 午後の授業も終わりいつものように美術室へと向かった
美術室につき、 いつもの席へと荷物を置き座る
ふと、昨日言われたことが頭に浮かんできた
桜木らん
桜木らん
桜木らん
少し、拒否してみてもそう真剣な眼差しで 言ってくる先輩
私は、先輩の勢いと
この人なら大丈夫という安心感から
来ても良いって言っちゃったんだ
いつものならスラスラと絵を描く手も今日は、上手く動かなくて…
ずっと頭の中にあるのはあの先輩のこと…
緑羽すち
私は、机に突っ伏しながら大きなため息をついた
緑羽すち
緑羽すち
そんなことばかり思う
机に突っ伏したまま目を少し瞑っていると
ガラッ
と、ドアが開いた
緑羽すち
桜木らん
緑羽すち
ドアを開けて立っていたのは桜木先輩だった
桜木らん
遠慮がちにそう聞いてきた
緑羽すち
慌ててそう返したけど…やっぱり男の人は怖い
桜木先輩は、ドアを閉めて私が座っている机の隣まで来て隣の椅子に腰をかけた
桜木らん
緑羽すち
緑羽すち
桜木らん
緑羽すち
桜木らん
桜木先輩は、他の人とは違う優しい笑顔で私を怖がらせないようにしているのか、暖かい雰囲気をしていた
桜木らん
緑羽すち
桜木らん
桜木らん
緑羽すち
桜木らん
桜木らん
桜木らん
緑羽すち
桜木らん
桜木らん
緑羽すち
桜木らん
桜木らん
桜木らん
緑羽すち
私は、黙って桜木先輩の話を聞いていた
緑羽すち
桜木らん
緑羽すち
桜木らん
緑羽すち
緑羽すち
桜木らん
桜木らん
緑羽すち
桜木先輩は、私が震えているのがわかったのか優しい声でそういい私を自分の膝の上に座るように促してきた
桜木先輩の膝の上に座ると優しく抱き寄せて頭を優しい手つきで撫でてくれた
桜木らん
緑羽すち
私は、そう小さく頷き桜木先輩の胸元に顔を埋めた
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