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コメント
1件
新作待ってました!!今回も面白そうな予感...( ˶>ᴗ<˶)毎回ゆぅの♩様の作品に驚かされるし、表現が大好きなので楽しみです︎💕︎︎
新連載 « Respect and affection »
サーカスパロ
『_さんと、釣り合う男になります。』
『俺が、立派な道化師に育ててやる』
あの時自分の中で湧いたのは、 ただの情だった。
人間の優しい部分が出た、とでも 言えばいいか。
もしあの時、
___なんて、冗談でも言えない。
仕事終わり。
雨が降っているのにも関わらず、なんとなく外に出た。
なんの意味も無いが、 ビッグトップの周りを1周しようと思った。
u_.
雨なのに。土砂降りなのに。
ビッグトップの柱によりかかり 座っている人影が見えた。
u_.
俺は、しゃがんで彼を傘の中に入れた。
多分、若い。
細い身体。雨で濡れた黒髪。 そこからちらりと覗く赤いメッシュ。
刹那、彼が俺を見上げた。
ごくりと喉が鳴った。
吸い込まれてしまいそうなほど綺麗な丸くて赤い瞳。
雨も滴るいい男とは、彼のことを指すのだろうか。
y_.
彼が、俺を呼んだ。
低くて、聞いていて心地の良い声だった。
u_.
y_.
彼は眉を顰めてそう言った。
u_.
たしかに俺は、この業界では有名だ。
でも、サーカスに関与したことのない一般人が、 俺のことを知っているはずがない。
そもそも、"この業界"と呼ぶのなら、彼はサーカスに 関わったことがあるのだろうか。
俺は、彼に興味を持った。
u_.
y_.
ビッグトップとは言えど、ステージでなければそこまで豪華な場所では無いから、
俺は結局彼を家に連れて帰った。
家といっても、ショーを行っているメンバーと 共に住んでいる訳だが。
y_.
彼は、俺の部屋に着くなり謝った。
u_.
u_.
y_.
彼は、どこか怯えているように見えた。
何故、あんな場所で独りで居たのか。
今まで何をしていたのか。
聞きたいことが、山ほどある。
彼が、風呂から上がった。
髪を乾かしてやってから、また俺の部屋に連れた。
u_.
y_.
"ゆあん"...
どこかで、聞いたことがある気がした。
u_.
u_.
y_.
気まずそうに視線を逸らして、 追求するなとでもいう態度で言われた。
u_.
y_.
u_.
きっと、俺の仲間も許してくれるから。
なんとなく、放っておけなかった。
y_.
でも、ただじゃおけない。
u_.
y_.
彼が、首を傾げた。
« colorful circus »の メンバーになれ。
u_.
y_.
colorful circus
NEXT ... ♡100⤴︎