コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
遅くなってすいません!
♡ありがとうございます!
では、#9どうぞ。
急に知らされた妹の死。
私の家族から笑顔が無くなった。
これは私が20歳になるまでの人生を描いた物語。
私が家に着いて1時間してからだろうか。
学校に行っているはずの彩葉が早退して家に来てくれたのだ。
彩葉
彩葉
美夢
彩葉
彩葉
美夢
彩葉
美夢
彩葉はワックでポテトやハンバーガーなどを買い、
コンビニでおにぎりや、ヨーグルト、ゼリーなどを私の両親の分まで買ってくれた。
彩葉
彩葉
彩葉
パパ
お母さん
そして、ポテトをひとつまみ、そしてもうひとつまみして父は食べるのをやめてしまった。
私も母もポテトを半分食べて、それ以上口にはしなかった。
ちょうど食べ終わった頃、
ピンポーンと家のチャイムがなった。
ドアを開けると、妹の友達の龍華が制服姿で立っていた。
龍華
龍華
美夢
龍華
龍華はその場で泣き崩れてしまった。
私は龍華を家にいれ、母が経緯を説明した。
そして、私、両親、彩葉、龍華、そして部屋にこもっていた姉と共に、妹がいるシティホールへと向かった。
妹は布団の上で本当に寝ているかのようだった。
車の窓を突き破って外にとび出てしまったため、顔はとても痛々しかったが、妹であることにはかわりない。
妹を見た瞬間。龍華は、なんで...なんで...と言いながら、泣き崩れてしまった。
妹は元から人に好かれやすく、友達も多かった。だが、妹が本当にいろんな人に愛されていたと、この時私は今までで1番感じさせられたと思う。
私はずっとその場にいることができず、1階の受付ホールで1人ぽつんと座っていた。
久々に会えた妹の姿は亡骸だった。
その事がなによりも悔しかった。
私は妹に何をしてあげられてきたんだろう。
私だけが弟の最後を見届けることができなかった。私は家族なのに。お姉ちゃんなのに。
ずっと、そうやって自分を恨み続けていた。
次の日。私は部屋にこもっていた。
父と母は彩葉のおかげで笑顔が少しずつ戻り始めていた。
ただ、時々聞こえてくる彩葉や父、母の笑い声が余計私を追い込ませた。
私には父と母を笑わせる事はできない。
なら、家にいるのは私ではなく彩葉でいいのじゃないか。
私はいらないんじゃないか。
そう、思ってしまったのだ。
耐えきれなくなった私は、近くの公園のベンチでタバコを吸いながらずっと泣いていた。
私が全然戻らないことを心配してか、彩葉が公園にきて私の隣にそっと座った。
彩葉
彩葉
彩葉
美夢
彩葉
彩葉
美夢
彩葉
彩葉
彩葉
彩葉
彩葉
彩葉
彩葉
美夢
彩葉
彩葉
私は彩葉のその言葉にどれぐらい救われただろうか。
私は妹のために何もしてあげられなかった。
だからこそ、今出来ることはなんなのだろうか。
そう思えるようになった。
私は妹と関わった人に片っ端から連絡し、お通夜や葬式の日程をできるだけいろんな人に伝えた。
いろんな人から愛されていた妹。
だからこそ、多くの人に会わせてあげたかったのだ。
そうして、お通夜当日。
シティホールには並びきれないほど、たくさんの人が妹のために来てくれたのだ。
そして、たくさんの人が妹の死を悲しみ、涙を流してくれていたのだ。
ただ、父方の祖母だけは来なかった。
祖父に理由を聞くと、祖母は父に色々いわれるのが怖かったらしく、父に会いたくない。そんな理由で来なかったのだ。
私はそんな祖母を許せなかった。
お通夜とお葬式も終わり、彩葉のおかげで父も母も少しずつ元気を取り戻していった。
ご飯も少なめではあったが、皆食べれるようになった。
本当に、彩葉には感謝しきれない。
私が家にいた1週間。
学校すら休み、一日中ずっとそばにいてくれた。
私達をを立ち直らせてくれた。言葉では表しきれないぐらい本当に感謝している。
そして、私は弟にまた来るね。そう伝え施設へと帰ったのだ。
施設に帰ってからも悲しみが無くなる事などあるはずがなかった。
施設にいたから、妹の最後を見届けてあげることができなかった。
その事実がまたふつふつと、胸に湧き始めていたのだ。
#9をご覧いただきありがとうございます。
最近、更新が遅く本当に申し訳ありません。
今度からは♡1500個で次の話を書きたいと思います。
よろしくお願い致します。
では、#10でお会いしましょう。