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私の存在価値#9

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私の存在価値#9

1 - 私の存在価値#9

♥

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2018年06月08日

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遅くなってすいません!

♡ありがとうございます!

では、#9どうぞ。

急に知らされた妹の死。

私の家族から笑顔が無くなった。

これは私が20歳になるまでの人生を描いた物語。

私が家に着いて1時間してからだろうか。

学校に行っているはずの彩葉が早退して家に来てくれたのだ。

彩葉

妹の事聞いたよ。

彩葉

美夢達はなんか食べたの?

美夢

食べてない...

彩葉

食べなきゃ元気でないよっ!

彩葉

ワックにでもいってポテトでも食べよっ!笑奢るからさ笑笑

美夢

でも...

彩葉

はい!行くよ!!

美夢

うん...

彩葉はワックでポテトやハンバーガーなどを買い、

コンビニでおにぎりや、ヨーグルト、ゼリーなどを私の両親の分まで買ってくれた。

彩葉

よし!ただいまぁー

彩葉

ほら!美夢食べれるだけでいいから食べな!

彩葉

パパンもママンも!

パパ

俺はいいよ。3人で食べな。

お母さん

せっかく買ってきてくれたんだから少しだけでも食べな??

そして、ポテトをひとつまみ、そしてもうひとつまみして父は食べるのをやめてしまった。

私も母もポテトを半分食べて、それ以上口にはしなかった。

ちょうど食べ終わった頃、

ピンポーンと家のチャイムがなった。

ドアを開けると、妹の友達の龍華が制服姿で立っていた。

龍華

美夢ちゃん。優香が亡くなったって他の子からきいて...

龍華

嘘だよね...?

美夢

ううん。本当だよ。

龍華

うそ...なんで...うぅ...

龍華はその場で泣き崩れてしまった。

私は龍華を家にいれ、母が経緯を説明した。

そして、私、両親、彩葉、龍華、そして部屋にこもっていた姉と共に、妹がいるシティホールへと向かった。

妹は布団の上で本当に寝ているかのようだった。

車の窓を突き破って外にとび出てしまったため、顔はとても痛々しかったが、妹であることにはかわりない。

妹を見た瞬間。龍華は、なんで...なんで...と言いながら、泣き崩れてしまった。

妹は元から人に好かれやすく、友達も多かった。だが、妹が本当にいろんな人に愛されていたと、この時私は今までで1番感じさせられたと思う。

私はずっとその場にいることができず、1階の受付ホールで1人ぽつんと座っていた。

久々に会えた妹の姿は亡骸だった。

その事がなによりも悔しかった。

私は妹に何をしてあげられてきたんだろう。

私だけが弟の最後を見届けることができなかった。私は家族なのに。お姉ちゃんなのに。

ずっと、そうやって自分を恨み続けていた。

次の日。私は部屋にこもっていた。

父と母は彩葉のおかげで笑顔が少しずつ戻り始めていた。

ただ、時々聞こえてくる彩葉や父、母の笑い声が余計私を追い込ませた。

私には父と母を笑わせる事はできない。

なら、家にいるのは私ではなく彩葉でいいのじゃないか。

私はいらないんじゃないか。

そう、思ってしまったのだ。

耐えきれなくなった私は、近くの公園のベンチでタバコを吸いながらずっと泣いていた。

私が全然戻らないことを心配してか、彩葉が公園にきて私の隣にそっと座った。

彩葉

美夢。

彩葉

どうして、私の前で泣くのを我慢するの?

彩葉

すごい辛いんでしょ。

美夢

でも、パパもあんな状態だしみむがしっかりしなきゃ...

彩葉

みむ。私が来た瞬間、泣くのやめたよね。

彩葉

私の前では泣いていいんだよ。うちらの関係ってそんな浅い?

美夢

ううん...。

彩葉

私はみむがどれぐらい辛いはわからない。

彩葉

だから、辛かったよね。わかるよ。なんてそんな無責任な言葉は私はかけるつもりはないよ。

彩葉

ただ、こうやってみむに寄り添うことはできるんだよ?

彩葉

私も妹さんのこと知ってるから辛いよ?

彩葉

でも、みむやみむの家族に比べたら正直私の辛さなんてちっぽけなんだと思う。

彩葉

だから、私に出来るのはみむに寄り添ったり、

彩葉

みむたちの前でいつも通り振る舞うことなんだよ。

美夢

うん...ありがとう...うぅ...

彩葉

おいで。好きなだけ泣いていいよ。

彩葉

私はちゃんとみむの事受けとめるから。

私は彩葉のその言葉にどれぐらい救われただろうか。

私は妹のために何もしてあげられなかった。

だからこそ、今出来ることはなんなのだろうか。

そう思えるようになった。

私は妹と関わった人に片っ端から連絡し、お通夜や葬式の日程をできるだけいろんな人に伝えた。

いろんな人から愛されていた妹。

だからこそ、多くの人に会わせてあげたかったのだ。

そうして、お通夜当日。

シティホールには並びきれないほど、たくさんの人が妹のために来てくれたのだ。

そして、たくさんの人が妹の死を悲しみ、涙を流してくれていたのだ。

ただ、父方の祖母だけは来なかった。

祖父に理由を聞くと、祖母は父に色々いわれるのが怖かったらしく、父に会いたくない。そんな理由で来なかったのだ。

私はそんな祖母を許せなかった。

お通夜とお葬式も終わり、彩葉のおかげで父も母も少しずつ元気を取り戻していった。

ご飯も少なめではあったが、皆食べれるようになった。

本当に、彩葉には感謝しきれない。

私が家にいた1週間。

学校すら休み、一日中ずっとそばにいてくれた。

私達をを立ち直らせてくれた。言葉では表しきれないぐらい本当に感謝している。

そして、私は弟にまた来るね。そう伝え施設へと帰ったのだ。

施設に帰ってからも悲しみが無くなる事などあるはずがなかった。

施設にいたから、妹の最後を見届けてあげることができなかった。

その事実がまたふつふつと、胸に湧き始めていたのだ。

#9をご覧いただきありがとうございます。

最近、更新が遅く本当に申し訳ありません。

今度からは♡1500個で次の話を書きたいと思います。

よろしくお願い致します。

では、#10でお会いしましょう。

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