黒瀬 霊夜《くろせ れいや》
黒瀬 霊夜《くろせ れいや》
黒瀬 霊夜《くろせ れいや》
黒瀬 霊夜《くろせ れいや》
黒瀬 霊夜《くろせ れいや》
黒瀬 霊夜《くろせ れいや》
黒瀬 霊夜《くろせ れいや》
黒瀬 霊夜《くろせ れいや》
黒瀬 霊夜《くろせ れいや》
黒瀬 霊夜《くろせ れいや》
黒瀬 霊夜《くろせ れいや》
黒瀬 霊夜《くろせ れいや》
黒瀬 霊夜《くろせ れいや》
黒瀬 霊夜《くろせ れいや》
黒瀬 霊夜《くろせ れいや》
黒瀬 霊夜《くろせ れいや》
今日はエイプリルフール
俺は、いつものグループで集まっていた
すると、途中で俺らはあるゲームを思いついた
『嘘をつきながら喋る』
という、くだらないゲームだ
俺は、
俺
俺
という話をした
やってみて分かったんだが、 嘘をつく場合、人間は 100%の嘘をつくことは出来ない
俺の場合、ナンパはしてないけど 前に付き合ってた彼女は妊娠したし
そんな感じで、 スムーズに嘘は続き、
あっという間に、 最後のやつの番になった
すると、ソイツは
A
と言った
B
A
そう言うとAは語りだした
A
A
A
A
A
A
「これから進む道は、 人生の道であり、 人間の業(ごう)を進む道」
「選択と苦悶(くもん)と 決断のみを与える」
「歩く道は多くしてひとつ、 決して矛盾を歩むことなく」
A
A
A
A
『3つ与えます』
『ひとつ。 右手のテレビを壊すこと』
『ふたつ。 左手の人を殺すこと』
『みっつ。 あなたが死ぬこと』
『ひとつ目を選べば、 あなたと左手の人は解放され』
『その代わり、彼らが死にます』
『ふたつ目を選べば、 出口に近づきます』
『その代わり、左手の人の道は 終わりです』
『みっつ目を選べば、 左手の人は解放され』
『おめでとう』
『あなたの道は、終わりです』
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
ぐちゃ
A
A
A
ぐちゃ
A
A
A
A
A
A
『3つ与えます』
『ひとつ。 右手の客船を壊すこと』
『ふたつ。 寝袋を燃やすこと』
『みっつ。 あなたが死ぬこと』
『ひとつ目を選べば、 あなたと左手の人は解放され』
『客船の乗客は死にます』
『ふたつ目を選べば、 出口に近づきます』
『その代わり、左手の人の道は 終わりです』
『みっつ目を選べば、 左手の人は解放され』
『おめでとう』
『あなたの道は、終わりです』
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
『3つ与えます』
『ひとつ。 右手の地球儀を壊すこと』
『ふたつ。 左手の寝袋を撃ち抜くこと』
『みっつ。 あなたが死ぬこと』
『ひとつ目を選べば、 あなたと左手の人は解放され』
『この世界のどこかに 核が落ちます』
『ふたつ目を選べば、 出口に近づきます』
『その代わり、左手の人の道は 終わりです』
『みっつ目を選べば、 左手の人は解放され』
『おめでとう』
『あなたの道は、終わりです』
A
A
A
A
ぱん
ぱん
ぱん
ぱん
ぱん
A
A
A
A
A
A
A
A
A
A
「最後の問い」
「3人の人間と」
「それを除いた全世界の人間」
「そして、君」
「殺すとしたら何を選ぶ」
A
A
「おめでとう」
「君は矛盾なく道を選ぶことが出来た」
「人生とは選択の連続であり、」
「匿名の幸福の裏には、 匿名の不幸があり」
「匿名の生のために、 匿名の死がある」
「ひとつの命は、地球よりも重くない」
「君はそれを証明した」
「しかし、それは決して命の重さを否定することではない」
「最後にひとつひとつの命が どれだけ重いのかを感じてもらう」
「出口は開いた」
「おめでとう」
「おめでとう」
A
A
A
A
A
父と母と弟の遺影が
A
Aの話が終わった時、 俺らは唾も飲み込めないくらい 緊張していた
コイツの話はなんなんだろう
何も言えぬ、迫力はなんなんだろう
そこにいる誰もが、 ぬらりとした気味の悪い感覚に 囚われた
俺はコップに入っていた飲み物を ぐっと飲み干すと 勢いをつけて言った
俺
俺
俺がそう言うと、 彼は口角を釣り上げただけの不気味な笑みを見せた
その表情に、俺は体の底から 身震いするような恐怖を覚えた
そして、最後にAが口を開いた
A
俺
俺
A
「……『1つ作り話をするよ』」
コメント
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これってAが作り話をするよって言ったからね
わ か ら ん 笑