約1週間後…ホタルビの皆さんが頑張って我慢してくれたお陰で元通り!
ゆき
伯玖(はく)
ゆき
ゆき
伯玖(はく)
ゆき
昴流(すばる)
昴流(すばる)
昴流(すばる)
ゆき
ボソッと呟き体を縮める
伯玖(はく)
ゆき
伯玖(はく)
ゆき
ゆき
伯玖(はく)
ゆき
ふと頭に過ぎる数々
ゆき
伯玖(はく)
ゆき
昴流(すばる)
伯玖(はく)
2年前 1年生
ゆき
ゆき
耳にイヤホンを着け現実逃避との遮断
ゆき
あたしがここに入ったのは当時の先輩に勧誘されたからだ
ゆき
机に突っ伏し「こんなクソな場所とっとと退学になんねぇかな…」と思いながら日々を過ごしていた
初任務
ホタルビに配属され少し時が経ち……私と昴流君、伯玖君の1年生組で任務に出ていた
ゆき
その時の昴流君は今よりもオドオドとしていて色んなことにすぐ怯えるような人だった
伯玖君は飄々(ひょうひょう)としていて今より…少し不真面目だった
彼が不真面目から真面目になったのは私が原因だ
任務はとっても簡単な任務だった
この業界と深く関わっている人が パーティと、言うなの怪異収集をし一掃しましょうという任務だった
伯玖(はく)
昴流(すばる)
パーティ会場
ゆき
表では大企業を名乗る会社…有名な芸能人……色んな人が裏ではこういった仕事をしている
ゆき
この時の私は不真面目極まりなかった
会場の壁にもたれ掛かり口元を形見の扇子で隠す
ゆき
飲食物、一人一人の体臭…鼻をメチャクチャにする匂い
顔色を少し悪くさせる
ゆき
そんな事を思っていると…突然、背後に気配を感じ咄嗟に逃げようとしたが1歩… いや、一瞬…思考が遅れ壁に引きずり込まれ別の部屋…いや、怪異が作り出した空間に連れ込まれた
誰にも知られず……1人で
その場にいた全員が…私が居なくなったことに気づいたのはそう遅くは無かった
伯玖(はく)
昴流(すばる)
伯玖(はく)
昴流(すばる)
伯玖(はく)
その会話を他の人たちも聞き…それはどんどんと広がりパーティを主催している人の耳にまで入った
主催者)おなごが1人消えた!?
昴流(すばる)
主催者)何時(なんどき)だ!?
昴流(すばる)
主催者)私という者がいながら行方不明者をここから出す訳には行かんぞ…
主催者)…わかった、取り敢えず捜索を開始しよう、君達DA生徒はここで待機だ、他の奴らをこの部屋から出す
昴流(すばる)
その頃の私は…別の空間に居た
ゆき
ファンタジーみのある街並み…
驚いてしまうほど人の気配など感じない…いや、生き物の気配を感じない
ゆき
刀を握りしめる手に力が入る
少し危険だが…少し探索を始める
ゆき
看板、張り出されている紙には恐らく文字…だが、文字化けしており読め そうにない
刀を握ったまま…また道を歩き始める
コツッ…コツッ…
ゆき
余りにも何も無く思わず持っていた刀を振るってみる
ゆき
風の音も…小鳥のさえずりも…普段なら絶対聞こえる音が何も聞こえない……
聞こえるのは私の耳に着いているピアスがぶつかり揺れる音のみ
ゆき
周りをキョロキロと見るが……やはり何も無い
ゆき
怪異の作り出す世界にも必ず結界…と、言うよりも壁がある
壁同士が離れていれば離れている程…その怪異の強さは軽くだが見定められる
ゆき
取り敢えず向かっている方に黙って走り始める
???
ゆき
大分走ったが…疲れるだけで背景も何も変わらない
ゆき
背景が同じ過ぎるせいで感覚が鈍くなって来た
ゆき
当時長かった髪を掻き乱す
ゆき
普段使わないスティグマを発動する
ゆき
髪は紫に染まり普段の私とは真反対の私……
ゆき【月詠Ver.】
ぼそっと呟き刀を一振…
無数の斬撃が建物をズタズタに切り裂き消える
ゆき【月詠Ver.】
ほぼ記憶は無い…でも、この世界を滅ぼす勢いで暴れ回ったのは今でも覚えている
詳しく何をしたのかは…覚えてない
暴れるだけ暴れたが…やはり何も無い
ゆき【月詠Ver.】
刀は薙刀に変化し淡い紫色を 刀身から放つ
ゆき【月詠Ver.】
薙刀を下から上に振り上げる
空間は裂けその先には何も無かった
ゆき【月詠Ver.】
避けた空間を埋めるように薙刀を振り下ろすと何も無かったかのように空間が閉じられた
ゆき【月詠Ver.】
力を抜くと一気に疲労感と倦怠感に襲われた
ゆき
足の力が抜け地面に倒れ込む
ゆき
瞼は重力に従い…私は気付けば眠っていた
伯玖(はく)
ゆき
大きな声で名前を呼ばれ目を開けると…私の体には謎の触手で捕まって宙吊りにされていた
ゆき
触手の粘液で服が溶け私の真下には怪異の口が広々と開かれていた
ゆき
服はほぼ無く…下着のみの格好と言っても過言じゃ無い
昴流(すばる)
口々に言われるが今の私からしたら「お前らどうやって入ってきた?」の方がちょっと気になってる、あと服返せ殺すぞ(?)
ゆき
ゆき
伯玖(はく)
ゆき
昴流(すばる)
2人の反応がよそよそしくなった…理解が出来る、他の奴らは死んだ
ゆき
伯玖(はく)
ゆき
その一声で私の足に触れている触手が服を溶かし始めた
ゆき
伯玖の言う通り触手を切り離すと怪異の口に向かって落ち始めたが…落下中に伯玖に抱えられ伯玖は地面に着地
ゆき
伯玖(はく)
ゆき
溶けた服の部分を見られビンタをしようとするが綺麗に躱された
ゆき
伯玖(はく)
ゆき
伯玖の上着を投げ渡され大人しく着る
ゆき
伯玖(はく)
隠しきれない胸を手で隠して下もベストを引っ張って隠す
伯玖(はく)
昴流(すばる)
ものの数十分もしたら怪異は倒され…私の服は帰らぬ物となりました♥
ゆき
昴流(すばる)
ゆき
昴流のベストももらう
伯玖(はく)
ゆき
伯玖(はく)
ゆき
ゆき
爛れた足は醜く、見るだけで 【歩行は困難】と分かる
伯玖(はく)
昴流(すばる)
伯玖はアタシに近付き本日二度目のお姫様抱っこ
ゆき
伯玖(はく)
ゆき
伯玖(はく)
ゆき
伯玖(はく)
ゆき
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!