![[薬屋のひとりごと]〜壬氏と夢主の夢小説〜](/_next/static/chunks/src/app/(default-layout)/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
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夢主
え、ここどこ？
トントンッ
壬氏
目覚めたか？^^
うわぁぁぁ！？
夢主
ちょっ、ちょ誰？え、だれ？
てかなにこの美青年は！？
壬氏
まぁ落ち着くんだ。
夢主
いやこの状態で落ち着けとか普通は無理でしょ。
夢主
てかほんとに誰？
壬氏
私はこの後宮の宦官だ。
壬氏
名は壬氏、好きなように呼んでくれ^^
壬氏…？どこかで聞いたことあるような…
ドンッ
壬氏
！！
夢主
えっなに？？
壬氏
もう来てしまったか…
壬氏
逃げるぞ！！
早くこちらに来い！
夢主
いやなにが起こってんのよ？！？！
壬氏
ｯ…！
夢主
ちょっと痛いって！そんな引っ張んないでよ！！
壬氏
お前は狙われているんだ！
良いからもっと早く走ってくれ！！
良いからもっと早く走ってくれ！！
なにこの光景ちょー怖いんですけど！？
夢主
はぁ、…はぁ…
夢主
なっ、なんか、
夢主
めっちゃ後ろから沢山人来てるんですけど…、、
夢主
ねぇ壬氏さんｯ…、狙われてるって、、
夢主
一体どういうことなんですか、…？
…
壬氏
実は、お前は私達にとって必要な者なんだ。
必要？どうして私なんかが…
夢主
な、なんで私が必要なんですか？
壬氏
ある下女が倒れた。
壬氏
その下女は…薬屋だった
壬氏
そんな薬屋の力を利用しようとし、悪い考えを持ったやつが現れた。
それが、拐い屋だ。
夢主
拐い屋…？
夢主
その子は誘拐されちゃったってこと？
壬氏
あぁ…
壬氏
更に私含め、後宮の皆が恐れていた事態が起こってしまった
薬屋に耐性のない毒を盛られた
夢主
それって…
壬氏
その薬屋はある程度の毒には耐性がついていた。
壬氏
だが、効き目の強い毒を飲まされてしまったんだ
嘘…そんな、どうして…
夢主
…その子は無事なんですか？
壬氏
分からない。
ただそのような内容の手紙が後宮に届いた
ただそのような内容の手紙が後宮に届いた
そんなことって… 可哀想すぎるよ。。
壬氏
その薬屋は後宮でも1番と言っていい程優秀な者だった。
壬氏
そして、それ程の薬屋でも耐性のつかない毒を飲まされたのだから、直せるものもいなかった。
まさか…
壬氏
そんな中、私が見つけたのがお前だった。
夢主
…
夢主
私が…医者だから、？
壬氏
いいや、そうじゃない。
壬氏
実は薬屋が飲まされた毒が、水銀だったんだ。
壬氏
お前は過去に、水銀によって中毒症状を起こした者に回復の余地を与えたと聞いた。
夢主
確かに…、確かに私は過去に水銀によって中毒症状を起こした患者を見ました。
夢主
でもあれは…余命つきでした。
夢主
完全に直せるわけじゃない…
そんな確実な治療法じゃないんですよ！！
壬氏
…直せるのはお前しかいない
壬氏
頼まれてはくれないか？
でも…でも………
夢主
私は…私のせいで…
夢主
苦しんで亡くなっていった人を見ているんです！！！
私が治療を施したせいで、すぐに死ねなかった！！！
夢主
もうあんな苦しそうな患者、二度と見たくないんですよ…、。
壬氏
お前の考えていることは分かった。
壬氏
気持ちも理解出来るんだ
壬氏
だがお前にも、譲れないものがあるんじゃないか？
壬氏
猫猫のことを知っているんだろう？
夢主
え…？
壬氏
薬屋は、猫猫なんだ。
夢主
そんな……
夢主
薬屋って、、
猫猫のことだったの…？
壬氏
ここまでくれば大丈夫だろう…
夢主
ねぇ！！猫猫は今どこにいるか分からないの？！
夢主
私…猫猫に何かあったら…どうしよう……、、。
壬氏
猫猫が今いる場所までは書かれていなかった。
壬氏
私だって焦っているんだ。
壬氏
2人で探せば早いはずだ、頼めないか？
猫猫の…
猫猫のため…！！
夢主
わかりました、、。
夢主
見つけて…治してみせます！！
壬氏
本当か？！
ありがとう、、。！
ありがとう、、。！
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