TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

恋より先に、忠誠を。

一覧ページ

「恋より先に、忠誠を。」のメインビジュアル

恋より先に、忠誠を。

23 - 22,あなたのことを、ただ“好き”でいたいだけなんです

♥

700

2025年08月05日

シェアするシェアする
報告する

22話目です!

nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 誤字脱字注意⚠️ 翠×黈𝖼𝗉 兄弟パロ、執事パロ

ご本人様には一切関係ございません!
苦手な方はback推奨!

では!

どうぞ!

22 あなたのことを、ただ“好き”でいたいだけなんです

静かな金曜日の夜。

屋敷の廊下はもうすっかり静まり返り、皆それぞれの部屋に戻っていた。

けれど──まだ、みことは眠れずにいた。

寝室のベッドに座ったまま、スマホのライトだけが小さく光っている。

トーク画面には、“すち”の名前。

でも、言葉が打てない。

“好きです”なんて、送れるわけがなかった。

みこと

(あんなふうに気持ち伝えたのに……あれから、何も変わってへん気がして……)

ふいに、廊下から軽い足音が近づく。

トントン、と控えめなノック音。

すち

<……みこと様

すち

<まだ、起きておられますか?

すちの声だった。

みこと

……開いてるよ

そっと扉が開く。

月明かりに照らされたすちの顔は、いつもと変わらず穏やかだった。

すち

失礼します

すち

……今夜は、眠れない夜ですか?

みこと

うん……ちょっとだけ、胸の中がざわざわしてる

みことの言葉に、すちは静かに頷く。

すち

……おそらく、俺も同じです

みこと

え……?

ベッドの横の椅子に腰かけ、すちはみことの顔をそっと見つめる。

すち

……このまま、“主と執事”の関係を続けていれば、平穏だったのかもしれません

みこと

でも……平穏って、ほんまに“幸せ”なん?

問いかけるように呟いたみことの声が、少しだけ震えていた。

みこと

俺はずっと、“すちくんがそばにいるならそれでいい”って、自分に言い聞かせてた

みこと

でも、最近……そばにいるだけじゃ、満たされへんくなってきて

手のひらをぎゅっと握る。

みこと

“主”としてじゃなくて、“ただの俺”として……好かれたいって思うようになってしもた

その言葉に、すちは立ち上がった。

そして、ベッドの前にひざまずき、みことの両手を包む。

すち

俺は──“主”であろうと“少年”であろうと、“みこと様”という人間そのものを、愛しています

みこと

……!

すち

身分など、名前など、立場など──そのすべてを除いたとしても、俺は“あなた”が好きです

すち

それが、すべてです

その告白に、みことは胸の奥がぎゅうっと締めつけられるような感覚に襲われた。

でも、それは苦しさじゃない。

みこと

……俺も、同じや

もう、抑える必要なんてなかった。

みこと

“執事”やから好きなんやなくて、すちくんやから、好きなんや

涙がこぼれた。

でも、今回は笑顔も一緒にこぼれた。

みこと

もう、俺のこと“様”とか言わんでええよ

すち

それは……さすがに屋敷では

みこと

外では絶対!

すち

……承知しました

すち

じゃあ、俺も──すち、で

ぎこちない笑いがふたりの間に広がる。

けれど、それは“主と執事”じゃない、“恋人”として交わされた、はじめての笑いだった。

そっと、すちがみことの額に口づける。

すち

では、今日だけ……

すち

おやすみ、みこと

みこと

……おやすみ、すち

この夜、ふたりはようやく“主従”という殻を脱ぎ捨てた。

残ったのは、名前で呼び合える関係。

そして、真っ直ぐな“好き”だけだった。

第22話・了

おかえりなさい!

次回!

最終話!

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡230

では!

ばいばい!

恋より先に、忠誠を。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

700

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚