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ハート1ついたんで

行きまーす

あと、貴族とかある感じ
って設定にしといてね☆

咲奈

あの場所…まだあるかな

咲奈

テクテク

咲奈

あ、見えてきた…!

咲奈

タッタッタッタ…

咲奈

あ…お母様が好きだった…
桜の…木…。

咲奈

ポロッ

咲奈

あれ…?なんでッ涙がッ…

咲奈

なんでだろうなぁwグスッ
頑張った…んだけどね。

咲奈

ここ…確か、違う世界に繋がる
って言われてた…確か…

妖狐の世界

咲奈

だったっけ…

咲奈

つまり……【死】

咲奈

…どうせ、行くところも
無いんだし…行ってみたい

咲奈

でも、お母様は…

母親

ねぇ、咲奈?

咲奈

おかあさま、なに?

母親

もしかしたら、ね?

母親

私は体が弱いから、死んで
しまうかも知れない。

咲奈

そんなのやだ!

母親

でも、大丈夫。

咲奈

なんで?

母親

いつかきっと…

母親

私が居なくなったとしても、
咲奈を大事にしてくれる人が
絶対に、見つかるから。

咲奈

それ、ほんと?

母親

えぇ、ほんとよ。

咲奈

やくそくしてね!

母親

約束ね。

咲奈

じゃあ、しんじとくね!

母親

えぇ、咲奈は良い子ね。

母親

きっと…大丈夫だからね。

私は、その言葉をずっと 信じて今まで生きてきた。

咲奈

ごめんなさい、お母様。
私、約束…果たせなかった

咲奈

この道を…上がれば良いのか。

咲奈

ッ…

咲奈

じゃあ…ねッ…!

咲奈

ハァッハァッ

咲奈

今ッ…どこら辺なんだろう…

咲奈

何も…見えない…

咲奈

真っ暗で、怖い…、…

義母

あんたされ居なければ…!

義母

絶対に…絶対に許さない!

咲奈

お義母…様…?

義母

なんで産まれてきたのっ!

義母

ボコッバキッ

咲奈

痛い…やめてッ…ごめんなさい…

咲奈

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

咲奈

ハァハァハァハァ

咲奈

ッぁっ!

咲奈

も、むり…バタッ

???

……えっ

咲奈side

???

え…

???

ねぇ……

???

ねぇ、大……?

咲奈

ッ…

???

ねぇ、!大丈夫?

咲奈

ッえ…?

咲奈

だっ…誰ですか…?

???

先に聞きたいのは俺なんだけど…

咲奈

あっ、すみません!
初対面の方に横柄な態度を
取ってしまいました…
本当に申し訳御座いません!

???

べっ、別にそんな謝らなくても…

咲奈

えっ、えっと…私の名前は…
高宮 咲奈です。

咲奈

あの…お名前をお伺いしても?

???

あ、ごめん

???

俺の名前は………

おんりー

おんりー。

咲奈

畏まりました。おんりー…様?

おんりー

様、要らない。おんりーで
良いよ。あと敬語外して良い。

咲奈

畏まりました。

おんりー

ほら、それ敬語。

咲奈

えと、すみません…

おんりー

…………もう敬語でいいや。

おんりー

で、なんでここに?
魔力がない人間さんが。

咲奈

あ、魔法なら多少…

おんりー

…なんで?

私は、魔法が少し使える。 まぁそのせいで忌み嫌われては、 居たのだが。

………使える理由は…

咲奈

母が、この世界。つまり
【妖狐の世界】の人なんです。
確か…狐?だった気がします。

咲奈

あっ、なので耳も出せます!

おんりー

へー。

おんりー

で、帰る所はあるの?
お母さんの家とか。

咲奈

えと、それが…

咲奈

死ぬと思ってたんで…帰る所…
ない、と思います。
お母様の実家は…隠密にされて
隠されているので…

おんりー

……………じゃあどうするの…。

咲奈

のっ、野宿をするつもり…
なんですが…

おんりー

ハァ…うち、来なよ

咲奈

い、良いんですか…?

おんりー

流石に野宿はさせる訳には
行かないから。

咲奈

あっ、ありがとうございます!

おんりー

じゃ、こっち。

いい人、だなぁ

おんりーside

おんりー

城戻るの面倒くさ…

おんりー

まぁ、仕事あるしそろそろ帰るか

おんりー

テクテク

ただ、いつも通り山の近くを 散歩していた。…だけだった

おんりー

え…

帰り道を歩いていると、 知らない人が地面に倒れていた

おんりー

ねぇ…………

咲奈

や…ごめんさ、い

咲奈

やめて…やめ、て…カタカタ

おんりー

ねぇ、大丈夫?

酷く…魘されている様子だった。

おんりー

ねえ、!大丈夫?

咲奈

ッえ?

咲奈

だっ…誰ですか…?

動揺が激しい。何故だろう。

おんりー

先に聞きたいのは俺なんだけど…

咲奈

あっ、すみません!
初対面の方に横柄な態度を
取ってしまいました…
本当に申し訳御座いません!

言葉遣いが丁寧… 何処かの貴族か令嬢か。…いや、 違うかも知れない。 余りに身なりがボロすぎる。

おんりー

べっ、別にそんな謝らなくても…

咲奈

えっ、えっと…私の名前は…

咲奈

高宮 咲奈です。

咲奈

あの…お名前をお伺いしても…?

おんりー

あ、ごめん
俺の名前は…おんりー。

咲奈

畏まりました。おんりー…様?

おんりー

様、要らない。おんりーで
良いよ。あと敬語外して良い。

咲奈

畏まりました。

おんりー

ほら、それ敬語。

咲奈

えと、すみません…

おんりー

…………もう敬語でいいや。

敬語でいいとは言った物の… なんでそんなに敬語が 外れないんだろう…。 まるで、何かに取り付かれている ように執着している…

おんりー

で、なんでここに?
魔力がない人間さんが。

咲奈

あ、魔法なら多少…

人間…なのに魔法が使える…? ……なんでだろ。

おんりー

……なんで?

咲奈

母が、この世界。つまり、
【妖狐の世界】の人なんです。
確か…狐?だった気がします。

なるほど。

咲奈

あっ、なので耳も出せます!

おんりー

へー。

ん?この咲奈って子、 帰るところある…のか?

おんりー

で、帰るところはあるの?
お母さんの家とか。

咲奈

えと、それが…

咲奈

死ぬと思ってたんで…帰るところ…
無い、と思います。
お母様の実家は隠密にされて
隠されているので…

おんりー

…………じゃあどうするの…。

咲奈

のっ、野宿をするつもり…
なんですが…

野宿…!?絶対ここじゃ死ぬよ…

おんりー

ハァ…うち来なよ。

咲奈

い、良いんですか…?

良いも何も…ここで野宿したら 死ぬでしょ…

おんりー

流石に野宿させるわけには
行かないから。

咲奈

あっ、ありがとうございます!

おんりー

じゃ、こっち。

そもそも…なんで一人なんだ…? 普通、この位丁寧な口調の 人間は、令嬢の場合が多い。 その場合、大体家来は居る はずだし…。 ……なにかがおかしいな。

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違 う 世 界 で   愛 さ れ ま し た

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75

コメント

9

ユーザー

楽しみにしてくれてる方が居るのに…全く続き書いて無くてちぬ

ユーザー

めちゃくちゃ良き!👍🌟 続き楽しみぃ!

ユーザー

ハート付くのはやくてちぬ

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