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鼻血が出たら鼻の上らへんをつまんでかおをうえにしたらいいらしいです

うん、いつも通りの神作と
光が消え、再び訪れた最初の暗闇
冷たい闇の床に膝をついたまま、俺は前回のえとさんとの別れを思い返し、静かに涙を流していた
ゆあんくん
ゆあんくん
いつも動画で賑やかにツッコミ合っていた彼女の涙が、胸の奥に刺さって抜けない
そんな俺の姿をフワフワと浮きながら見つめていた小さな男の子の天使が、ふと悪戯っぽい表情を消し、真面目なトーンで問いかけてきた
天使
天使
ゆあんくん
ゆあんくん
天使
天使は短くそう呟くと、ふわりと俺の頭の上に降りて、ちょこんと乗った
その小さな体温が髪に触れた、次の瞬間だった
天使
天使が言いかけた言葉は、闇の奥から漂ってきた眩しい光によって遮られた
それは、キラキラと美しく輝く銀色の粒子
まるで意思を持っているかのように俺の周りを巡り、やがて彼の胸の奥へと吸い込まれるように溶けていった
しかし、すでに消えかけている足や膝の感覚が戻るわけではない
不思議そうに自分の体を何度も見つめる俺に、頭の上の天使が少しつまらなさそうに言った
天使
ゆあんくん
天使
俺の質問を遮るように、天使がパチンと軽く指を鳴らす
視界が銀色に染まり、次の瞬間、景色は静まり返ったヒロの部屋へと切り替わっていた
ベッドの縁に腰掛け、いつも王子様らしく綺麗に微笑んでいるはずのヒロが、泣きそうな顔で力なくうつむいている
部屋に溢れるヒロの深い喪失感に触れ、俺はもどかしそうに、すり抜ける自分の拳をギュッと握りしめた
ゆあんくん
声も届かず、触れることもできない
悔しさに唇を噛む俺に、隣に浮かぶ天使が思い出したように話しかける
天使
ゆあんくん
俺の視線の先
ヒロの学習机の上にポツンと置かれていたのは、少し傷のついた、でも大切に使われているシャープペンシルだった
天使
天使
俺は息を呑み、机の上のシャーペンへとゆっくり近づいた
触れられないはずの手を伸ばし、全ての想いを指先に込めて、その冷たい金属に触れる
ゆあんくん
その瞬間、俺の胸の奥で銀色の粒子がカッと熱く輝いた
意識が吸い込まれるように、シャーペンへと溶けていく
それは神様がくれた、生前深い関わりのあった物に魂を移す【憑依の力】だった
ヒロ
ヒロがハッとして涙の滲む目で机を見つめる
誰の手も借りていないはずのシャーペンが自立し、机の上に開きっぱなしになっていたノートの上で、ガリガリと静かに音を立てて滑り始めたのだ
驚愕して立ち上がり、息を止めて見つめるヒロの目の前で、紡がれていく文字
それは、見紛うはずもない、ゆあんくんのいつもの丸っこい筆跡だった
『ヒロくん、次の勝負も俺の勝ちね!w いつも最高のライバルでいてくれてありがとう!』
ヒロ
ノートに刻まれた、いつも通り負けず嫌いなゆあんくんからのメッセージ
ヒロの目から、大粒の涙がポロポロとノートにこぼれ落ちて、文字を少しだけ滲ませる
けれど、その顔にはいつもの王子様らしい、優しくて、でもどこか悔しそうな、最高の笑顔が浮かんでいた
ヒロは涙を拭い、何もない空間に向かって、優しく微笑んで見せる
ヒロ
ヒロ
ヒロ
ヒロ
その言葉を聞き届けた瞬間、シャーペンから俺の魂が解き放たれ、元の姿に戻った
最初の「会話」とも違う、文字を通じた強い感謝の証明
その未練が晴れた代償として、俺の身体は腰のあたりまでサラサラと金色の粒子になって、これまで以上に大きく消え始めていく
それでも、俺の顔にはヒロと同じ、優しい満面の笑みが浮かんでいた
天使
天使がパチンと指を鳴らし、再びまばゆい光が俺を包み込む
涙を溜めながらも最高の笑顔で別れを告げてくれた、大切なライバルの姿をしっかりと目に焼き付けながら
俺は誇らしげな笑顔のまま、再びあの最初の暗闇へと引き戻されていった
どうも主です
やばい…w
誰か助けてください…w
鼻血が止まりませんw
ティッシュで押さえながら書くのはむずいってw
では
次のチャプターで会いましょう
169
お嬢
7
HISAKI𓃠
4
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