みさと
…ひさしぶり。
れん
おう。
れん
元気だった?
みさと
うん、元気だったよ。
みさと
れんくんは?
れん
俺も元気だった。
れん
大学生活、どう?
みさと
うーん
みさと
毎日が忙しくて
みさと
楽しいって思ってるあいだに
みさと
どんどん時間すぎてく(笑)
れん
だよな(笑)
れん
おれもそう
「れーん!どこ??」
れん
あ、やべ、雅紀に呼ばれてる
れん
また後でな
みさと
うん、わかった
みさと
ばいばい!
みさと
(…はぁ。)
近くに有る椅子に
みさとは重い腰を下ろす。
緊張が抜けて脱力したみさとは
思わず溜息をつく。
みさと
(あの日、以来だ。)
みさと
(れん君と、話したの。)
みさと
(もう、3年も経っちゃったのか)
れん
おまたせ!
れん
あれ、どした?
れん
なんか考え事してた?
みさと
い、いやべつに!
みさと
…みんな楽しそうだね!
れん
そうだな
れん
中学卒業ぶりだもんな
みさと
そうだね
れん
うん
みさと
…
二人の間に沈黙が流れる。
みさと
あの、さ
れん
ん?
みさと
(やっぱり、あの事気になる)
みさと
(はっきりさせたい。)
みさと
3年前、のことなんだけど
れん
…うん
少し驚いたような顔で
れんはみさとを見つめた。
みさと
どうして
みさと
私たちダメだったのかな?
みさと
いや、ほら
みさと
あれだよね、でも
みさと
お互い忙しくなって
みさと
会えなくて
みさと
れんくんの気持ちが
みさと
私から離れていっちゃった
みさと
だけだよね
れん
…うん
れん
…それは、違う
みさと
?!
みさきは この3年間
想像していた答えと
違う答えに驚いた。
みさと
じゃあどうして?
れん
俺が忙しくて
れん
どんどん会えなくなって
れん
ずっとみさとを寂しくさせてた
れん
わかってた
れん
けど、みさとなら大丈夫
れん
って思っちゃってたんだ
れん
俺がなんもしなくても
れん
当たり前のように
れん
待っててくれるって。
れん
でも、みさとに
れん
はっきりしてって言われた時
れん
みさきの寂しさが限界に達しそうなのを感じて
れん
はっとした。
れん
おれ、大切にするって
れん
決めてたのに
れん
できてなかった。
れん
こんな大切にできない俺より
れん
もっとみさとにはいいやつがいる
れん
そう思ったんだ。
みさと
そうだったんだ…。
みさと
…でもさ
みさと
私は別れたくなかったんだ
みさと
言ってしまったこと
みさと
ずっと後悔してた
みさと
…だって大好きだったから。
みさと
そんなに好きになったのは
みさと
本当に初めてで
みさと
後にも先にも
みさと
れんだけだったんだよ
れん
みさと…
少し困ったように笑って
みさきはまた話しだした。
みさと
今更こんなところで
みさと
相手の気持ちの答え合わせ
みさと
しても意味なんかないんだけどね
れん
うん
れん
俺ずっと後悔してたよ
れん
別れたあと
れん
急に心に穴が空いて
れん
部活もうまくいかなくなって
れん
俺、1人で頑張ってるって思ってたけど
れん
みさとがいたから頑張れたんだなって
れん
部活の邪魔なんかじゃなくて
れん
応援してくれる人がいたから。
みさと
そっか。
みさと
そう言ってくれて嬉しい
みさと
今日、会えてよかった。
みさと
同窓会も、来てみるもんだね(笑)
れん
そうだな(笑)
みさと
本当に、大好きだったんだよ
みさと
これで
みさと
なんだか吹っ切れた
「おーい、みさと?」
みさと
あ!亮に呼ばれてる
みさと
行かなきゃ
みさと
ごめんねれんくん
みさと
私れんくんのおかげで
みさと
学んだことがあるの
みさと
気持ちは言わなきゃわからないって。
みさと
だからそのおかげか亮と
みさと
うまくやれてるよ
みさと
れんくんも
みさと
幸せになってね
笑顔でみさきは亮にかけよる
れんは その背中をぼんやりと見つめて
下を向いて呆れたように笑った
れん
幸せになって、か。
れん
なーにやってんだろうな。
届かない小さな声で
れんはボソリと呟いた。
れん
大好きだった、か。
れん
…俺は大好きだよ。みさと。






