ピーーーーーーー
悠佑
君が、死んだ
悠佑
悠佑
悠佑
悠佑
先に逝った、逝ってしまった
悠佑
好き、だった
ずっと見ていた
悠佑
君は、微笑んでいた
悠佑
俺がこうして、バスに やられている間も
君は灰になっていく
悠佑
夕陽が落ちていくように
俺の胸が染まっていく
悠佑
君の名前を呼んだって
返事さえしてくれない
悠佑
耳鳴りのような鼓動を隠して
悠佑
息を吐く
帰って直ぐに俺はベッドの上に 倒れ込んだ
悠佑
もう、生きていたくない
悠佑
悠佑
君と僕の思い出の場所に
人目につかない海
そこは、星が綺麗に見える場所 だったと覚えている
ザザン………
悠佑
もし、そうだったら
悠佑
悠佑
大切だった、だとか
悠佑
悠佑
悠佑
言えたら
悠佑
そんな夢を見ている
悠佑
そう言って俺は
灯籠の咲く星の海に 心臓を投げたのだ
悠佑
目を覚ました
悠佑
悠佑
古びたバス停の端
悠佑
傘を持っている俺
悠佑
悠佑
一番、納得できる理由を見つけた
悠佑
こんな、とこからなんや?
悠佑
悠佑
悠佑
君が死んだ後の世界なんて
悠佑
悠佑
雨が止まない
夢ももう見れない
悠佑
こんな世界に、こんな
埃を被った
醜い、世界に
悠佑
足はつくのに
悠佑
悠佑
悠佑
その時、セカイが変わった
君との思い出の場所
悠佑
悠佑
乾いた笑いしか出てこない
悠佑
悠佑
望みやから
君みたいに 星になりたかった
だから、俺は
悠佑
灯籠の咲く星の海に
心臓を投げたのだ
悠佑
悠佑
悠佑
どうせ死ぬくせに
悠佑
悠佑
この世界から、いなくなるのに
悠佑
それが嬉しいはずなのに
悠佑
悠佑
ザッバーン……
悠佑
あの時は苦しかったのに
悠佑
君の元へ逝ける
悠佑
悲しくもないのに
苦しくもないのに
もう、声も出ないから
悠佑
死んだふりなんて どうもなかったのに
悠佑
りうら
りう、ら…?
りうら
悠佑
俺も
きっとこうで良かったのに
悠佑
君が
りうら
ずっと遠く笑ったのだ
コメント
54件
メリュー聞いてやんやけどさっきまで←
めっっちゃ感動ものじゃん…… メリュー…聞いてこよ!
この話は「メリュー」という曲の パロディのようなものです 原曲が本当に神なので聞いてみて 下さい。