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しろせんせー
ニキ
しろせんせー
あの時のキャメの表情が忘れられなくて
キャメが、りぃちょの名前を呼んだのかが気になって………
でも、今言うべきでは無い気がした。
しろせんせー
ニキ
後日、キャメに電話をかけた。
どうしても、聞かなければならない気がしたから。
しろせんせー
キャメロン
相変わらず生気のない声。
しろせんせー
キャメロン
キャメは少し考えるように間を空けて、俺に問いかけた。
キャメロン
しろせんせー
キャメロン
それからキャメが喋ったことは、突拍子もなくて、とても信じられないことだった。
ニキは死んでいて、生き返ってなんかいなくて
俺があの時話していたのは
りぃちょだった、らしい。
気づけなかった。
ニキじゃないことに、気づけなかった。
それ以前に、りぃちょに…
りぃちょに、 とんでもないことをさせてしまった…
しろせんせー
涙が、吐き気が、止まらなかった。
ごめん、ごめんなさい…………
何時間も吐いた。
どれだけ吐いても、スッキリすることなんてなかったけれど。
しろせんせー
りぃちょ
しろせんせー
せんせーがボロボロと涙を流しながら、嘔吐する。
全身の毛が逆立つような感覚に襲われた。
りぃちょ
どこがいけなかった?
喋り方?服装?メイク?匂い?声?
りぃちょ
しろせんせー
しろせんせー
机にせんせーの腕がぶつかって、 腕に傷がはいる。
そんなことはお構い無しに、 自分の頭を殴り続けていて
りぃちょ
息切れが止まらない
くるしい
ごめんなさい…
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい………………
こうなることは分かっていたはずなのに。
せんせーが、ぐちゃぐちゃに壊れて、あの頃よりももっと酷い状態になることは……分かっていたはずなのに。
本物の恋人じゃないことに気づけなかった。
そんなの、辛いに決まってる。
自分が憎くなるに決まってる。
そんなこと、分かってたはずなのに…!!
りぃちょ
酷い吐き気と、めまいに襲われて
思わずその場に座り込んだ。
数時間経って、せんせーは泣き疲れて眠ってしまっていた。
りぃちょ
せんせーをソファに寝かせて、家を出た。